特集

ONEのサブミッション・アーティスト

2020年3月19日

ONEのマッチメイカーは一流のグラップラーを見極める目を持っている。これまでに何人もの素晴らしいグラップラーがONEに参戦し、その卓越したスキルを披露してきた。

2011年の第1回の大会以来、ONEでは300近くの試合がサブミッション勝ちで幕を閉じている。だが、実際に対戦相手にタップさせることを得意とするアスリートは数えるほどしかいない。

以下に、一本勝ちを挙げた回数が多いアスリートたちを紹介する。

アドリアーノ・モラエス– 6回

ONEフライ級世界チャンピオン、アドリアーノ・モラエス(ブラジル)は何度も得意のチョークで対戦相手をマットに沈めて勝利を手にし、王座に登りつめた。

鈴木宏輔を瞬時に倒した肩固め、初のベルト獲得となったジェヘ・ユスターキオ(フィリピン)戦でのギロチン・チョーク、ダニー・キンガッド(フィリピン)を第1ラウンドで下したリアネイキッドチョークなど、ブラジルの「Constrictor Team(Constrictorは「締め上げ」の意)」で格闘技への道を歩み始めたモラエスは、ジムの名に恥じない戦いを見せている。
モラエスの格闘技への情熱はブラジリアン柔術から始まった。今ではオールラウンドのアスリートになったモラエスだが、ブラジリアン柔術が格闘家としての成功の大きな要因であることは間違いない。

アレックス・シウバ–7回

アレックス・シウバ(ブラジル)はONE参戦直後から、ブラジリアン柔術世界チャンピオンの名に恥じないパフォーマンスを見せてきた。

シウバは5試合連続、で一本勝ちを決め、ONEストロー級世界タイトルへの挑戦権を得た。そのうちの3試合は得意のアームバーでのサブミッションだ。内藤禎貴(のび太)に対しサブミッションでの連勝記録更新はならなかったが、ベルトの獲得には成功した。

シウバは昨年さらに2試合にサブミッションで勝利し、記録を更新した。これではっきりしたが、所属するシンガポールのメガジム「Evolve MMA」でデェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)のようなストライカーやリトゥ・フォガット(インド)のようなレスラーが学びを深めたければ、シウバより最適なチームメイトはなかなかいないはずだ。

マラット・ガフロフ –7回

マラット・ガフロフ(ロシア)はリアネイキッドチョークによる6連勝という驚くべき記録を達成し、世界で最も恐れられる総合格闘家となった。
対戦相手たちは試合の展開がわかっていたが、止めることができなかった。エブ・ティン(マレーシア/ニュージーランド)やマーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)、ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)などのアスリートたちが次々に白旗を上げた。

青木真也 –7回

青木真也のグラップリングに捕らえられた相手が、タップせずに抜け出せることは稀だ。

日本の人気格闘家、青木はONE参戦以前にすでに一流のサブミッションアーティストとして知られていた。ONEのケージ「ザ・サークル」でも対戦相手の腕や首をがっちりと固めるホールドで試合を終わらせ、その理由を見せつけた。

青木は2度、ONEライト級世界タイトルを勝ち取っている。どちらも第1ラウンドでのサブミッション勝ちによるものだ。そして、これまで最大スケールの大会「ONE: CENTURY」でもサブミッションで勝利を収め、プレッシャーがあっても結果を出せるアスリートであることを証明した。

アンジェラ・リー– 7回

アンジェラ・リー(シンガポール)ほどの爆発的な勢いでONEデビューを果たしたアスリートは他にはない。プロ1年目に、リーは滅多に見られない「ツイスター」も含むサブミッションによる5連勝で最強の女子グラップラーとして名を轟かせたのだから。
めざましい活躍により、ONE女子アトム級初代世界王者のベルトをめぐる試合に出場したリーは、初めて最終ラウンドまでを戦い切った。だが、女子アトム級の頂点に立っても、サブミッションを好むスタイルが大きく変わったわけではなかった。

世界チャンピオンとなってからも、リーはキャリア史上に残る勝利を収め続けた。肺炎と戦いながら挑んだイステラ・ヌネス戦でのアナコンダチョークでのフィニッシュに続き、偉大なライバル、ション・ジンナン(中国)との試合では終盤にサブミッション勝ちを収め、ベルト防衛を果たすとともに、サブミッションの女王の名を確かなものにした。

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