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ONE選手秘話:ピーター・バウシュトとごみ収集業

2020年4月16日

1月にフィリピン・マニラで開かれた「ONE:FIRE & FURY」で元ONEライト級世界王者のエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)を倒し、総合格闘家としてのキャリアで最大の勝利を収めたピーター・バウシュト(オランダ)。

今でこそONEチャンピオンシップのライト級アスリートとして活躍しているが、およそ10年前はホームレス生活だった。

現在32歳のバウシュトは、3人兄弟の真ん中で、3歳の時に母親と父親が離婚。当時暮らしていたのはオランダで2番目に治安が悪いとされる地域で、シングルマザーになった母親は、生活保護に頼って子供を育てた。

だが、バウシュトが22歳の時家を出る必要に迫られた。そうしなければ、弟と母親が保護費を受け取り続けられなかったからだ。

こうした状況から抜け出そうと決心したバウシュトは、一歩ずつ目標に近づくためのプランを立てた。

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最初の重要なステップは生活費と総合格闘技でのキャリアを築くために必要な収入を得るための仕事を探すことだった。

バウシュトは幸運にも、まずまずの収入を得られ、夢を追うために比較的時間が自由になる仕事を見つけることができた。地元自治体でのごみ収集業だ。

「ごみ収集業を始める前は、ホームレスだった。公園で寝たり、誰かの家のソファで寝たり」と、バウシュトは振り返る。

「自分の状況を見渡して、決断をして、そして神様と約束した。学校を卒業して、トレーニングと両立できる仕事を見つけるって決心したんだ」

やがて常にポジティブな姿勢を崩さないバウシュトは、ごみ収集業の利点を見つける。

「肉体的にきつい仕事だった。仕事の日は毎日35キロは歩いて、20トンのごみを集めるんだ。だから肉体的には、パワー強化とコンディショニングのいいトレーニングになった」

「汚い金じゃなかった。自分が育った地域は、ドラッグディーラーもたくさんいた。自分はそんなことはやりたくなかった。彼らの暮らしぶりを見て、ああいう風にはなりたくないと思った。ちゃんとした真っ当な仕事がのおかげで謙虚になれた」



バウシュトは、雇い主に格闘技を本業にしたいと伝え、幸運にも理解と応援を得られた。

トレーニングと仕事を両立させるのは大変だったが、バウシュトは責任を持って仕事を果たし、ジムに通い続けた。

「週に5日働いて、1日2回トレーニングをしていた」と、バウシュトは振り返る。

「起きて仕事に行って、昼休みにジムに行って1時間トレーニングをして、ごみ収集車に迎えにきてもらう。そして仕事に戻って、夜にまたトレーニングをしていた」

こうした生活を続けながらバウシュトは総合格闘技のランクを駆け上がり、プロデビューして、アパートを借りることができた。夜眠る場所を確保すること、それは次の重要なステップだった。

「2年間働いて、その前からあった借金も全部返して、アパートを見つけた。第1段階の目標を達成した。次の目標は、仕事を減らしてもっとトレーニングに打ち込むこと」

「トレーニングが最優先だった。上司もそれを知っていた。試合にはほとんど勝っていたから、みんな自分の戦績を知っていた。ヨーロッパのチャンピオンになった時は、自分が本気だってことをわかってくれていた」

バウシュトはヨーロッパでウェルター級とライト級のタイトルを2つ獲得し、その後オランダを本拠地とする格闘技団体「ワールド・ファイティング・リーグ(WFL)」のライト級トーナメントの世界チャンピオンになった。

そして、2019年にONEと契約。フルタイムのアスリートになった今、目標達成への最後のステップへ踏み出した。最終目標、それはONEライト級世界チャンピオンだ。

今でもバウシュトは、あのごみ収集の仕事が自分の成功への道筋を示してくれたと考えている。

「あの時、あの仕事は大きな転機だった」

「ONEと契約したのは、団体を信頼できたから。世界でも最大の格闘技団体で、今や自分はその世界タイトルのトップコンテンダーだ」

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