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【10/9大会】ONE: REIGN OF DYNASTIESを見逃せない5つの理由

2020年10月8日

ONEチャンピオンシップは10月9日(金)、久々にホームのシンガポールに戻り「ONE: REIGN OF DYNASTIES 」を開催する。

スリル溢れるムエタイの世界タイトルマッチに、大興奮の総合格闘技5試合が行われる。

当然ながら必見の「ONE: REIGN OF DYNASTIES」だが、万が一まだ見るかどうか迷っているようなら、以下で紹介する5つの理由を読んでほしい。

#1 メインはムエタイの世界タイトル戦

ONEの2競技世界チャンピオンのサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)は圧倒的だ。

生きる伝説サムエーは、驚異の通算戦績369勝47敗9分を誇り「格闘技の本拠地」ONEでも、次々に勝ち星を挙げてきた。そして、一級のストロー級ストライカーとしての地位を確立し、ONEストロー級キックボクシングとムエタイの世界チャンピオンに輝いたのだ。

ほぼ無敵かのように見えるサムエーだが、今回迎え撃つのは同階級トップコンテンダーのジョシュ・トナー(オーストラリア)。勢いに乗るトナーは、アップセットを起こせると信じている。

ONEでは参戦したばかりの頃こそ苦戦したが、トナーは劇的変化を遂げた。2019年半ばには、キエラン・ウォルシュと「ムエU」でテクニックを磨き、スティーブン・ビングレーとパワーとコンディショニングのトレーニングに励んだ。そして、インスピレーションを与えてくれる人々の中に身を置き、ポジティブなマインドセットを築き上げたのだ。

その結果、の森本義久を下し、5度ムエタイの世界チャンピオンになったアンディ・ハウソン(イギリス)をノックアウトする、という劇的2勝を挙げた。

トナーは、サムエーとの対戦は人生を変えるようなチャンスだと理解しており、そのためにしっかり準備を積んできた。だが、その準備は圧倒的な強さを誇る階級の王者に通用するだろうか?金曜日の夜、それが判明する。

#2 フライ級を揺さぶるバトル

コーメインイベントは、激戦区のフライ級総合格闘技の試合。5位コンテンダーのリース・マクラーレン(オーストラリア)が無敗の新星アレクシ・トイヴォネン(フィンランド)を相手に、ランキング維持を狙う。

マクラーレンは、ブラジリアン柔術黒帯の才能あふれるストライカーで、世界最高の格闘家と戦い、勝ち抜いてきた。加えて、ONEバンタム級世界チャンピオンのビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)に、僅差のスプリット判定で屈したものの、ギリギリのところまで追い詰めた。

2017年後半にフライ級に階級を落として以降、マクラーレンは、アナトポン・ブンラド(タイ)、ジャンニ・スッバ(マレーシア)、直近ではグルダーシャン・マンガット(インド / カナダ)らに勝利。マットでは特に危険な存在で、どんな試合でも一瞬で終わらせる力を有する。

対するトイヴォネンのフィニッシュ率は100%。強烈なパンチを有する強力なグラップラーで、2019年7月には藤沢彰博に第1ラウンドで一本勝ちし、その潜在能力を存分に見せつけた。

両者ともここで勝てれば、ONEフライ級世界タイトルマッチへあと数勝という位置にいる。



#3 カーンは負けられない

Amir Khan hits pads with his coach at Evolve MMA in Singapore

アミール・カーン(シンガポール)が出場するのは、世界タイトルやONEアスリートランキング入りがかかった試合ではないが、今回は父親と自身の未来のために戦う。

ONEチャピオンシップ史上最多KO数で、ライト級王者のクリスチャン・リー(シンガポール)と並ぶカーンは、キャリアの岐路に立っている。カーンは、直近5戦のうち4戦で黒星を喫しているため、何がなんでも勝つ必要があるのだ。

同時に、最大のサポーターである父親のタジュディーンがステージIVの脳腫瘍と診断され、余命はあと3ヶ月という可能性もある。今回がカーンの父親にとって息子が戦う姿を見られる最後のチャンスかもしれない。

だが、今回の対戦相手は、ラウル・ラジュ(インドネシア)。直近2試合ではリアネイキッドチョークでフィニッシュを決め、波に乗っている。カーンを相手に3連勝を狙っている。

両者とも前に出るスタイルを好み、多くがかかった試合であるだけに必勝モードになっている。

#4 総合格闘技も盛り沢山

Dejdamrong Sor Amnuaysirichoke goes forward with the jab

最近の大会では、ONEスーパーシリーズのムエタイとキックボクシングの試合が多かった。だが、シンガポールで開催される今大会では、総合格闘技の試合も存分に楽しめる。

上記で紹介した試合に加え、他に総合格闘技マッチが3戦行われる。

最初の試合は、フライ級マッチ。レスリングのロシャン・マイナム(インド)とONE合肥フライ級トーナメントチャンピオンのリュウ・ペンシュアイ(中国)が対戦する。

初代ONEストロー級チャンピオンのデェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)も久々に登場し、ハシガトゥ(中国)と対戦する。

インドネシアのレスリングチャンピオンエコ・ロニ・サプトラは、F3ボクシング・チャンピオンムルガン・シルブラージョ(マレーシア)を迎え撃つ。サプトラの立ち技のスキルが試される機会になるだろう。

#5 シンガポールで再始動

Inside the Stadium Indoor Stadium during a live ONE Championship event

“ライオン・シティ”の別名で知られるシンガポールでは、新型コロナウイルスの流行が始まって以来、同国初の国際的なスポーツプロダクションとなるため、意義深いものとなる。

ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長兼グループCEOによると「ONE: REIGN OF DYNASTIES」以降、ONEでは多くの国際的イベントが予定されている。

そのため、今週金曜日はゆっくりとくつろぎながら、歴史的なショーを楽しんでほしい。

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