【8/21大会】 ONE: NO SURRENDER IIIを見逃せない5つの理由

Sangmanee Kulabdam Entrance 200X800 1

3週間にわたるONEチャンピオンシップの大会「NO SURRENDER 」シリーズが最終回を迎える。

8月21日(金)に開かれる「ONE: NO SURRENDER III 」では、7人の世界チャンピオンが登場。総合格闘技2試合、ムエタイ4試合が行われる。メインイベントは世界タイトル挑戦権がかかった、ONEバンタム級ムエタイトーナメントの準決勝。

この記事では、「ONE: NO SURRENDER III 」を見逃すべきではない5つの理由を紹介する。

#1 トーナメント準決勝

メインイベントのONEバンタム級ムエタイトーナメント準決勝では、2人のタイの打撃のスターが登場する。

ONE公式アスリートランキングバンタム級ムエタイ1位のセンマニー・クロンスアンプルリゾートと、同3位のクラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイだ。

センマニーは、2019年のデビュー以来ONEの舞台で輝かしい活躍をしてきた。11月にアジズ・ハライ(モロッコ)を下し、今年1月には山田健太(健太)を左キックやパンチなど、優れたスキルを駆使して倒した。

対するクラップダムも2019年からONEに。オープンフィンガーグローブに適応し、ローキックと容赦ない左パンチで、現在ランキング2位につけるボボ・サッコ(フランス)をユナニマス判定で下し、デビューを飾った。

両者ともトップ級のサウスポーであり、驚くべき肉体能力、磨き抜かれた技術、そしてキックもパンチもノックアウトパワーを秘めている。対戦は、3ラウンドにわたることも予想されるが、1発KOで終わる可能性もあり得る。

このトーナメントの勝者は、もう1つの準決勝の勝者であるセーマペッチ・フェアテックス(タイ)と決勝で対決。優勝者は現ONEバンタム級ムエタイ世界チャンピオンのノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)に挑戦する。

#2 コーメインはハードヒッター対決

Muay Thai fighters Mongkolpetch Petchyindee Academy and Sok Thy

コーメインイベントでは、激戦のフライ級ムエタイで名を挙げようと意気込む2人のアスリートが登場する。

ルンピニースタジアムのムエタイ世界チャンピオンのモンコルペット・ペッティンディーアカデミー (タイ)と、クン・クメールの世界チャンピオンの ソク・ティー(カンボジア)が激突する。

モンコルペットは、全ての打撃を絶対的パワーで打ち込んでくる。首相撲をしていない時は、ラウンドハウスキック、プッシュキック、ヒジを繰り出してくるだろう。これらの武器で、昨年9月にジョセフ・ラシリ(イタリア)を下した。

ソク・ティーもローキックや右クロスが得意。ルーシラー・プーケットトップチーム(タイ)と2018年6月に対戦した際のように、果敢に首相撲に挑み、相手を投げることも厭わない。

この夜必見の試合になることは間違いなく、勝者はランキングに食い込む可能性もある。

#3 ファビオ・ピンカの総合格闘技デビュー

Multiple-time Muay Thai World Champion Fabio Pinca in ONE Super Series

ファビオ・ピンカ(フランス)が待ちに待った総合格闘技デビューを迎える。

ピンカは、WBC世界ムエタイチャンピオンに2度輝き、ラジャダムナン・スタジアム世界チャンピオンでもあり、ムエタイやキックボクシングのそうそうたるアスリートたちと対戦してきた。

これまでに対戦した相手は、シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)、タイフン・オズカン(トルコ)、そしてONEフェザー級キックボクシング世界グランプリ・チャンピオンのジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)だ。さらに、ONEスーパーシリーズに2018年4月にデビューした際の相手はノンオーだった。

ピンカは様々な打撃のレパートリーを有し、1発で試合を決める力があり、フェザー級総合格闘技戦線の脅威となることだろう。

だが、総合格闘技デビュー戦の相手シャノン・ウィラチャイ(タイ)もワンパンチでKOする力を持っており、柔道経験もある。ピンカの寝技のスキルが試されるかもしれない。

さらに、ウィラチャイはトップクラスの総合格闘技ライト級アスリートたちを相手にしてきた経験もある。

ピンカがどのように新しい競技に適応し、実力を発揮できるか、そして打撃のエキスパートを相手にウィラテャイがどう対応するのかが見所になる。

#4 女子ムエタイ戦線がヒートアップ

ONEスーパーシリーズに4人の女子アスリートがデビューする。

スタンプ・フェアテックス(タイ)を頂点とする女子アトム級ムエタイで2人のアスリートがデビューする。日本からは6度ムエタイの世界チャンピオンに輝いたLittle Tiger(宮内彩香)が、待ちに待ったONE本戦デビューを迎える。対戦する相手はマリー・ルーメット(エストニア)だ。

また、タイからはワンダーガール・フェアテックスがオーストラリアのブルック・ファレルと、ストロー級ムエタイマッチで対決。

現在女子ストロー級ムエタイはタイトルホルダーがいないため、勝者は初代チャンピオンをめぐる争いのトップにつける可能性もある。

#5 プーケットジム対抗⁉︎総合格闘技マッチ

Mixed martial artists Quitin Thomas and Ben Royle will fight at ONE: NO SURRENDER III

タイ・プーケット島の2つの有名ジムが、それぞれ所属する最強の外国人アスリートをリングに上げる。

「プーケットトップチーム」からはベン・ロイル(イギリス)が、「タイガー・ムエタイ」からはクインティン・トーマス(イギリス)が出場する。

ロイルはブラジリアン柔術、トーマスはレスリング出身。

ロイルはブラジリアン柔術紫帯で戦績は4勝1敗、サブミッションスキルを駆使し、これまでに3人の対戦相手をタップアウトさせた。

一方のトーマスは総合格闘技の世界王者で、テイクダウンを駆使しトップ・ポジションから仕掛けてくる。プロデビューでもこの戦略で、最後には対戦相手をパウンドで下した。

両者ともグラップラーの上、ムエタイ技術も磨いている。どのように試合が進むか、注目してみるべきだろう。

Read more: 【8/21大会】日本女子初立ち技参戦、Little Tigerのこれまで

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