ジョルジオ・ペトロシアン「グランプリを制して、俺が世界最強だと証明する」
5月17日(金)にシンガポール·インドア·スタジアムで開催される「ONE: ENTER THE DRAGON」で、ONEキックボクシングフェザー級ワールドGPに参戦するジョルジオ·ペトロシアン。現在は、準々決勝のソーグラオ·ペッチインディー·アカデミー戦に向けて調整を重ねている。
ペトロシアンは、GP制覇によってタイトルを獲得し、自分こそが世界最高のキックボクサーであると証明しようとしている。かつてK-1 WORLD MAXを二度制したペトロシアン。欠点らしい欠点のないコンプリートファイターで、その実力は、確かに疑いの余地がない。
「ONEキックボクシングフェザー級ワールドGPのベルトは、これまでの人生のなかで最も重要だと認識している。これを勝ち取ることで、世界最強のキックボクサーだということを改めて証明したい」
世界を股にかけて活躍してきた百戦錬磨のペトロシアンだが、その強さはONEでも健在だ。これまでの2試合では、ジョー·ナタウットとソーグラー·ペッティンディーアカデミーといった強豪を判定3–0で破っている。
「ペッチインディーの試合はしっかり研究している。タイ出身で正統派のムエタイ選手だ。タフで質の高いファイターだが、完全無欠ではない。把握している欠点などについて明かすことはできないが、トレーナーとしっかり話し合って対策を練っている」
ペトロシアンが、GP制覇に自信を見せるのは、ただ強いだけではなく、相手によって臨機応変な対応ができるからだ。
「自分の信じる武器は、カウンター。これに限る。つまり、俺を強くしてくれるのは、常に対戦相手なんだ。そして、俺は対戦相手に気付かれぬように、スタイルを変えて闘うことができる」
最後にペトロシアンは、こう締めくくった。
「試合に対しては最善を尽くすのみだが、ひとつだけ間違いないことがある。それは、GPを制するのは、常に最高の選手ということだ」