【6/19 ONE Friday Fights 159】無敗王者アグデヴ、クリークリャに返り討ち宣言「彼らは餌食、今回も同じだ」
6月19日(金)タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Friday Fights 159」「The Inner Circle 19」のONEヘビー級キックボクシング世界タイトルマッチで、王者サメット・アグデヴ(トルコ)がダイレクトリマッチで、2競技2階級制覇王者のローマン・クリークリャ(ウクライナ)を迎える。
昨年11月、誰も倒せないと思われていたクリークリャを下して初代ONEヘビー級キックボクシング世界王者に輝いたアグデヴ。格闘技界を震撼させた。
実績豊富なクリークリャが再び目の前に立つ今、22歳はこの階級での支配をさらに確固たるものにする機会を迎えた。
「ローマンに勝ったことは驚きではない。長年の努力と自己犠牲、そして自分を信じる気持ちの結果だ。周りは驚いたかもしれないが、自分は驚かなかった。あの勝利はキャリアを通じて積み上げてきたすべての努力への報酬だった」
長い間、アグデヴは誰もが無理だと思っていた世界トップの舞台を目指して黙々と努力し続けてきた。そしてついにその機会が訪れたとき、成功をものにした。
「長い間、自分は餌だと思われていた。でもチャンスが来たとき、彼らが餌食になった。それが自分のストーリーの第一歩であり、ローマン・クリークリャとの試合で起きたことだ」
初戦前にアグデヴが格下とみられたのは無理もなかった。クリークリャはONEライトヘビー級キックボクシング世界王者3度、ONEヘビー級ムエタイ世界王者2度、ONEヘビー級キックボクシング世界グランプリ優勝という輝かしい実績を誇り、恐ろしいほど支配的なストライカーとして知られていた。
22歳のアグデヴがそれを打ち破ると予想した者はほとんどいなかったが、アグデヴはアンダードッグのレッテルを一切受け入れなかった。
「ONE Fight Night 37」ではゴングと同時に前へ出て、積極的なボクシングとカーフキックでクリークリャのリズムを崩し、リーチの差を無力化した。
3ラウンドには相手の前足へのダメージが明らかになり、201センチのクリークリャはスタンスを切り替えざるを得なくなった。アグデヴはペースを握り続け、判定勝利でキャリア最大の勝利を手にした。
多くの人がこの結果を大番狂わせと呼んだが、アグデヴに言わせれば、見えないところでの積み重ねを知らないから驚くのだということだ。
「真のチャンピオンは偶然の勝利から生まれない。このレベルでの成功は長年の準備と規律と努力から来る。人々が驚きと呼ぶものは、見えないところでの自己犠牲の積み重ねだ。あの勝利は自分が勝ち取ったものだ」
リベンジを狙うクリークリャ しかしアグデヴは意に介さない
クリークリャは5ラウンドの経験を持ってこの再戦に臨み、ONEキャリア唯一の黒星を晴らすチャンスを持つ。
その経験が有利に働くと見る声は多い。しかしアグデヴが気にするのはクリークリャが再戦で何を持ち込むのかではなく、自分自身の準備だけだ。
「それはあまり気にしていない。彼が何を学んだかはゴングが鳴れば分かる。それまでは憶測に過ぎない。自分は自分の準備と、彼がリングに持ち込んでくるものへの対応だけに集中している」
クリークリャは初戦の経験がアドバンテージになると考えているかもしれないが、アグデヴは昨年11月の勝利をもたらした時と同じマインドでこのダイレクトリマッチに臨む。
「正直、どうでもいい。彼が自分のパワーとプレッシャーを知っているかどうかは関係ない。自分の仕事はリングに入り、最高のパフォーマンスを発揮して王座を守ることだ。彼が何を知っていて何を期待しているかは彼の問題であって、自分の問題ではない」