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【2/7大会】デ・リダー、アウンラ・ンサン戦「回復に数週間、準備は十分だ」

2020年2月15日

ライニアー・デ・リダー(オランダ)はレアンドロ・アタイデス(ブラジル)を相手にキャリア最大の勝利を挙げ、ONEミドル級世界王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)との対戦に向けた準備に取り掛かった。

ブラジリアン柔術の黒帯を持ち、ここまで無敗のデ・リダーは、2月7日(金)にインドネシア・ジャカルタで開かれた「ONE:WARRIOR’S CODE」に登場。タイトル戦に挑戦した経験のあるアタイデスを撃破し、自身がベルトに挑戦するチャンスを手にした。

デ・リダーは初めてとなる最終ラウンドまでの戦いを強いられたが、アタイデスとの15分間の戦いにより、劣勢を跳ねのける力に自信をつけ、格闘家として進化を遂げるために貴重な教訓を得た。

ジャカルタ大会での熱のこもった戦いを終えたデ・リダーに、初の判定勝ちという結果について、そして次なるアウンラ・ンサンとの戦いに向けた考えを聞いた。

ONEチャンピオンシップ:ジャカルタ大会での試合はどうだったか?

ライニアー・デ・リダー:家に帰る飛行機の中で、考える時間が十分にあったし、コーチと話す時間もあった。

基本的に、全3ラウンドを戦い抜き、どこまで自分を追い込めるかがわかったのはよかった。プラン通りにいかなかったことは多かったが、とにかくできる限りのことをして勝てたのはよかった。

ONE:キャリア初の判定勝ちについてはどうか?

デ・リダー:自分自身について、そして自分の持つテクニックについて、学ぶものが多かった。

次の試合でもっとうまくやれるだろうということがたくさんある。今から取り組むべきことがたくさんあるし、既に頭のなかではいろいろとやり始めている。昨日はジムにいった。まだ始めたことは多くないが、いろいろと調整してアウンラ・ンサン戦に向けた準備を進めることを、とても楽しみにしている。



ONE:第1ラウンド、アタイデスは手強いところを見せたし、テイクダウンも防いだ。アタイデスはどう感じていたと思うか?

デ・リダー:最初の2分で相手の唇が切れて、それですごく滑りやすくなった。打撃を打ち込んで彼を掴んだ時、今までに感じたことがないほど滑りやすかった。

確か第2ラウンドだったと思うが、テイクダウンを決めた時に「これで捕まえたからもうどこにも行けないだろう」と思ったら、ウナギのようだったんだ!少し動いたかと思うとするりと抜け出していた。

ONE:試合が進むにつれて自信を深めていったように見えたし、攻撃もうまく決まるようになった。それはなぜか?

デ・リダー:相手はとても疲れていた。自分もそうだが、相手は完全に疲れていた。テイクダウンを防ぐのに必死にならざるを得なかったのだろう。クリンチでは特にヒザを使ってボディにかなり攻撃を決めたから、それも相手を削るのには役に立った。

それでも強敵だから慎重にならないといけなかった。特にヒザはね。焦りすぎないように、それにヒザを食らわないように気を付けた。

Holland's Reinier De Ridder takes aim at Leandro Ataides

ONE:アタイデスは何度か強烈な打撃を決めた。彼のパワーをどう感じたか?

デ・リダー:彼のパワーは別格。ビタリー・ビグダシュ(ロシア)のようなトップ選手をノックアウトしてきている。でも今回はクリーンショットで完璧に捉えることはできなかったね。

自分はいつも頭を動かしているか、何かで防ぐようにしていた。ヒザ蹴りを顔に受けるとか、ヤバいやつを食らわなくてよかった。彼は強くてパワフル。それに荒々しい。それに手の位置がすごく低いんだ。これは今まで経験したことがなかったことで、頭に強く残っている。

相手の手が低い位置にあったから、どこから打撃が飛んでくるかわからなかった。ジャブとかクロスとかを出そうとすると向こうの右手なり左手なりが出てきて、それがどこからきているのか見えなかった。

普通は手が上がった位置にあれば、打撃がどこから来るのかより正確に見ることができる。パンチがどこから来るのかが見えなかったから、頭の動きを大きくして避けるしかなかったんだ。こういう攻め方をする選手はジムにいないから、初めての事だった。でも何とかうまく対応できたと思う。

ONE:勝利のカギになったのは何だと思うか?

デ・リダー:自分の方がダメージを与えられたことだと思う。試合があと2~3分あったらフィニッシュできたと思う。

ONE:全体的なパフォーマンスについてはどの程度満足しているか?

デ・リダー:正直言って満足できなかった。判定ではなくてフィニッシュしたかったから。試合の後しばらくは、勝てたことはうれしかったがフィニッシュできなかったことが残念でならなかった。

でも今はそれでよかったと思っている。何日か時間がたって、コーチとも話した。自分の強い気持ちを見せられたこと、それに厳しい戦いの末に勝てたことを誇りに思っている。

最終ラウンドに全てを出し尽くせたことに満足している。でもテクニックという意味ではまだまだ見せていないものがたくさんある。

ONE:この勝利により、ONEミドル級世界タイトルを賭けて現王者のアウンラ・ンサンと挑戦できることになった。試合はいつと考えているか?

デ・リダー:回復に数週間かかるだけで、準備は十分だ。場所と時間を選ぶのは向うだと思うが、回復したら準備に取り掛かりたい。

ONE:ミドル級最強の選手の一人を倒したことで、アウンラ・ンサン戦に向けて自信になったか?

デ・リダー:もちろん。ビグダシュをノックアウトした選手を倒したんだからね。アウンラ・ンサンはビグダシュと僅差の戦いを2度やったが、ノックアウトはできなかったんだ。アウンラ・ンサンを相手に何ができるか、楽しみにしている。