タイトル戦主張のアルバレス、バウシュトとナシューヒンが反論

Timofey Nastyukhin Pieter Buist Circle 1200X800

エディ・アルバレス(米国)は、ONEライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー (シンガポール / 米国)とタイトルマッチを行う資格があると考えているが、これについてライト級のアスリート、ピーター・バウシュト(オランダ)やティモフィ・ナシューヒン(ロシア)が異議を唱えている。

元UFCとベラトールのライト級世界チャンピオンであるアルバレスは、ソーシャルメディアでリーとの対戦を呼びかけていたが、最近のアルバレスのONEチャンピオンシップでの試合結果を受けて、リーは拒否した。

バウシュトはこの点で、リーに同意する。

元ライト級3位コンテンダーで、昨年10月のナシューヒン戦でONE初黒星を喫したバウシュトは、アルバレスがタイトル挑戦権を得るためには連勝しなければならないと考えている。

「エディ・アルバレスはこの競技のレジェンドだが、プロモーションでは1勝3敗(アルバレスのONEの記録は公式には1勝2敗、無効試合1)だ」と、バウシュトはインスタグラムの動画で語った。

「だから、タイトル挑戦権を獲得するにはもっと頑張らないと」

Russian MMA star Timofey Nastyukhin fights Dutch kickboxing Pieter Buist at ONE: INSIDE THE MATRIX II in Singapore

バウシュトが言及したように、アルバレスは2018年10月のONE参戦以来、ジェットコースターのような体験をしてきた。

37歳のアルバレスは、デビュー戦でナシューヒンに敗北し、続いて元ONEライト級世界チャンピオンのエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)を相手に一本勝ち。そして、4位コンテンダーのユーリ・ラピクス(モルドバ)戦では無効試合となり、この4月には接戦の末オク・レユン(韓国)に判定負けを喫した。

しかし、アルバレスは最近の結果に異議を唱え、ラピクスをノックアウト寸前まで追い詰めており、オクには判定勝ちしていたはずだと主張している。

いずれにしても、バウシュトはアルバレスがまだ実力を証明する必要があると考えており、ライト級ランキング入りへとつながるような対決を望んでいる。

「エディ、やりたかったら、やろうじゃないか」と、バウシュトは付け加えた。

また、ナシューヒンもバウシュトと同様の気持ちを表明。

「やぁ、エディ。タイトル戦にふさわしいって実力を見せないとダメだよ」と、ノックアウト・アーティストであるナシューヒンは語った。「少なくとも、ライト級のトップ5のランキングに入らないと」

ライト級5位コンテンダーのナシューヒンは、2019年にアルバレスをノックアウト。今年4月にはONEライト級世界タイトルマッチでリーにTKO負けを喫しており、アルバレスとリーの両方をよく知っている。

それを踏まえて、ロシア人は現役王者にも言葉をかけた。

「クリスチャン、言っておくけど、もしレフェリーがあんなに早く試合を止めていなかったら、あんなに早い段階で試合が終わっていなかったら、100パーセント試合の終わり方は違っていたはずだ」と、ナシューヒンは付け加えた。

「まだ倒す気でいるからな」

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