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ナタウットが決勝かけ因縁の再戦

2019年08月07日

スモーキン・ジョー・ナタウットが8月16日、地元・タイで開かれる「ONE:DREAMS OF GOLD」で、大一番に挑む。ONEフェザー級キックボクシング世界GPで、因縁の相手・イタリアのジョルジオ・ペトロシアンと決勝進出をかけて再戦する。

優勝賞金100万米ドル(約1億円)がかかる決勝は、10月13日に東京である「ONE:CENTURY 世紀で行われる。

29歳のナタウットは、ONEスーパーシリーズでペトロシアンに唯一の黒星をつけられた。

「再戦はとても楽しみにしている。ずっとやりたかった試合だから」

「前回の準備期間は、試合について深く考えなかった。ペトロシアンは前の試合では優れた選手だった。だが今回は準備もトレーニングも万全だ。いいコンディションで臨めると思う」

ナタウットは、3度世界王者に輝いたムエタイの実力者だが、キックボクシングの試合も得意とする。クリンチよりもストライキングが得意なタイプで、サミー・サナ戦や、準々決勝のサーシャ・モイサ戦でも示した通り、ムエタイからの転向はスムーズだった。

だが、ペトロシアンとの再戦には、特別な対応が必要だ。

前回の試合では、序盤こそ互角な戦いを展開したが、終始劣勢で、3ー0の判定負けを喫した。キックボクシングの世界王者に5回輝いたペトロシアンは、あまりに素早く正確で、手に余った。

あの敗戦から1年超。ONE4連勝中と好調のナタウットは、ペトロシアンとの再戦に自信を見せる。

「ペトロシアンは簡単な相手じゃない。確かなボクシング技術に加え、テクニック、スピード、敏捷さ、すべてを兼ね備えた選手だ」

「けれど、準備はしっかりやったし、全力で行く。特に特別なことはしていないが、基本を忘れずに、最高のコンディションで臨みたい」

約3ヶ月ぶりの試合となるナタウット。一方、ペトロシアンは、7月にマレーシア・クアラルンプールであった「ONE:MASTERS OF DESTINY」で、無効試合の再試合となったペットモラコット・ペッティンディーアカデミー戦を勝ち抜いたばかり。

対ペットモラコット戦2戦を見たナタウットは、ペトロシアン対策を語る。

「ペットモラコットは3Rで引き過ぎていたのに対し、ペトロシアンはその数倍動いていた。引かない構えで、仕掛け続ける姿勢が試合の鍵を握るだろう。勝つために全力を出したい」

「相手も自分も勝つ気で練習し、戦うので、どちらかにアドバンテージがあるとは思わない。相手も自分同様に、勝つ気でハードなトレーニングをしてくるだろう」

ただ、ナタウットには、ホーム・アドバンテージがある。会場は、地元・タイのインパクト・アリーナ。ONEキックボクシングフェザー級世界GPのトーナメントに唯一残っている地元選手を、バンコクのファンは熱狂的に応援するはずだ。

しかし、タイのヒーローは、戦いの上では、頼れるのは自分だけと話す。

「戦う場所は関係ない。リングに入ってしまえば同じ。ファンの応援は嬉しく思うが、結局試合は、自分と対戦相手でするものだから」

ペトロシアンに勝てば、決勝では「ONE:DREAMS OF GOLD」で行われるサミー・サナ対ジャバル・アスケロフ戦の勝者と対戦する。

ナタウットは、先の試合についてのコメントは避けた。今の目標は、着実に勝ち進むことだからだ。

「勝利について考えると、先走ってしまうこともある。だから今は目の前の試合に集中したい。まずは次の試合だ」

 

バンコク | 8月16日 (金) | 19時半(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)