【6/19 ONE Friday Fights 159】ローマン・クリークリャ、無敗王者アグデヴとのダイレクトリマッチへ「これは私が勝利すべき戦いだ」
6月19日(金)タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Friday Fights 159」「The Inner Circle 19」のONEヘビー級キックボクシング世界タイトルマッチで、2競技2階級制覇王者のローマン・クリークリャ(ウクライナ)は、自らのベルトを奪い返すべく、王者サメット・アグデヴ(トルコ)とのダイレクトリマッチに挑む。
昨年11月の「ONE Fight Night 37」でクリークリャは自身が保持していたヘビー級キックボクシングの世界王座を失った。ONEデビュー戦で挑んだ無敗のアグデヴに判定負けし、自身の7年間の無敗記録を終わらせたのだ。
ONEヘビー級ムエタイとONEライトヘビー級キックボクシングの世界王者のベルトを持つクリークリャはこの敗北を糧に変えてきた。修正点を徹底的に分析し、真摯に向き合ってきた。
「あの試合にはサメットにとても感謝している。負けたけれど、ファイターとしての自分を深く振り返る機会を得て、いくつかのことを変えることができた。何かが欠けていたわけではないが、負けたときに自分について新しいことを発見することがある。今回はよりよく、より危険なバージョンの自分を持ち込む」
8つのONE勝利のうち7つをフィニッシュで決めてきたクリークリャは、一度リングで向き合った経験を持つ者だけが知る確かな手応えを胸にこの再戦に臨む。長年ヘッドコーチを務める、アンドレイ・グリジンとともにバンタオ・ムエタイ&MMAでのキャンプを敢行した。
「準備プログラムのほとんどは終えた。タイに来る前にすでに多くの仕事を終えていた。ここ数週間はコンディショニングをさらに磨いた。グリジンコーチとは武器を研ぎ澄ますことに集中し、ドリル、戦略、動きに重点を置いてきた」
18戦全勝でこの再戦に臨む22歳のアグデヴは勢いに乗る王者だ。しかしクリークリャにとって、この試合に挑む動機は最初から自分の内側にある。このキャンプに注ぎ込んだすべてが、ひとつの答えに向かっている。
「戦略や勝負のポイントは明かせないが、ファンの皆さんには最大の期待を持って見てほしい。5ラウンドすべての準備はできているが、もちろん常にKOのチャンスを狙っている。何ラウンドとは言えない。予言もできない。でも言えることがひとつある。これは私が勝利すべき戦いだ」
「アグデヴは普通のファイター」冷静な評価
あの悔しい敗北以来、クリークリャはあの試合を見続けてきた。数カ月をかけて全ラウンドを分析して導き出した結論は、圧倒されたという話ではない。相手のゲームプランが自分の気づいていなかった弱点を突いた。それだけの話だ。
「彼が強かったのは、自分の得意なことを徹底してやりきったからだ。初戦ではチームが練ったゲームプランが良かった。準備ができていて、戦略が良かった。彼がトップレベルのファイターだとは思わないが、これは見下しているわけではない」
「自分にとって彼は普通のファイターだった。似たようなタイプの選手とはこれまでも多く見て戦ってきた。若くてハングリーで、そのハングリーさが自分のような相手と戦う気持ちを高めたのだと思う」
苦い思いも言い訳もない。アグデヴがうまくやったことはクリークリャ自身が認めている。そして同じことは二度起きないとも分かっている。51勝8敗のベテランは再戦を前に、無敗のトルコ人へのメッセージをシンプルに送った。
「アグデヴ、いい試合にしよう。精神的にも肉体的にも200パーセントの準備ができている。大きな勝利を取りに行く。キャンプでやれることはすべてやった。あとはリングに出てプランを実行して勝つだけだ」