【10/13大会】ジャネット・トッド、ヘッドキック一閃KO勝ち

Janet Todd

10月13日(日)、ジャネット・トッド(米国)は母親の母国である日本の東京・両国国技館を衝撃で揺るがせた。

「ONE:CENTURY 世紀」朝の部「ONE: CENTURY PART I」、ONEアトム級ムエタイでの試合で、トッドはエカテリーナ・ヴァンダリーバ(ベラルーシ)に対し、第2ラウンドでの鮮やかなヘッドキックでKO勝ちを決めた。

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Posted by ONE Championship on Saturday, October 12, 2019

トッドはリーチでは不利だったが、序盤、激しい猛攻を仕掛け、ヴァンダリーバはスピニングバックフィストやスピニングバックスピンキックなど打撃を繰り出して応じた。

だがトッドは相手の懐に入り込み、ストライクを決めては素早く離れ、ヴァンダリーバのフラストレーションを高めた。

第2ラウンドでは両選手ともノックアウトを狙いにいったが、33歳のトッドは次第に試合をコントロールし始め、ヴァンダリーバを寄せ付けない戦いを見せる。

Janet Todd

試合が進むにつれ自信を増したトッドは、時折、攻撃のテンポを上げ、ヴァンダリーバを動揺させた。

第2ラウンド中盤、ヴァンダリーバが攻めに転じようとしたタイミングで、トッドはジャブでフェイントをかけ、相手の肘をかわすと同時に自らの肘打ちをくらわせた。

両者とも相手の隙を探り続ける中、ヴァンダリーバは回転系打撃を繰り出す一方、トッドは基本のワンツーを崩さずに応じた。トッドが一度クリンチに持ち込み膝でのストライクを狙うが、レフェリーによって引き離された。

Janet Todd

試合再開後、トッドはシンプルだが効果的な勝利への方程式に照準を定めた。ペースの早いワンツーで攻め込み、相手のローキックにカウンターを決める。

計画通りジャブクロスを放ったトッドは、次の一発でフェイクをかけ、代わりにヘッドへのハイキックを決めた。

キックは顎をとらえ、ヴァンダリーバはそのままキャンバスに崩れ落ちた。レフェリー大成敦の8カウントにも応えられず、第2ラウンド2分29秒でのトッドの勝利が確定した。

これまでも目覚ましい成果を残しているトッドだが、今回の勝利によって35勝11敗0引き分けという記録を得ることとなり、ONEアトム級ムエタイ世界タイトルを狙いスタンプ・フェアテックスに戦いを挑む可能性も出てきた。

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