【7/24 ONE Friday Fights 163】“新世代”アリーフ、伝説サムエーをKO撃破、ONE暫定ストロー級ムエタイ世界王者に!
7月24日、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された「ONE Friday Fights 163」「The Inner Circle 23」のメインイベントで、アリーフ・ソー・デチャパン(タイ/マレーシア)がサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)に5R KOで下し、ONE暫定ストロー級ムエタイ世界王者に輝いた。
試合は1R、両者ともに慎重な立ち上がり。試合前にはマレーシアのアンワル・イブラヒム首相からも激励を受けていたアリーフ。蹴りから右ストレートを繋げ、そして鋭いヒジの2連発で均衡を破り、主導権を握った。
しかしサムエーも下がらない。リーチの差をものともせず、2Rはベテランの経験を発揮してアリーフのガードをこじ開けにかかる。ハイキックをガードの隙間に通し、続けて得意の左ミドルを叩き込む。
一瞬流れが傾きかけたが、アリーフはステップワークと精度の高いカウンターで対応。経験豊富なサムエーの攻撃を単発で終わらせる。

3Rに入ると、サムエーは絶え間ない前進から得意の左ストレートを当てに行く。だがアリーフは接近戦を避け、42歳のレジェンド相手に常に外側をキープ。ジャブもキックもぎりぎり届かない距離を保ち続けた。
サムエーが射程圏内に捉える場面もあったが、若きアリーフは鋭いパンチのコンボでやり返し、着実にダメージを積み重ねる。
4R、チャンピオンシップラウンドに入ってもアリーフの動きは衰えず、飛びヒザ蹴りで優勢を印象づける。サムエーの手数は目に見えて落ちていく。それでもアリーフは攻めの手を緩めず、後ろ回し蹴りまで飛び出し、試合を完全に支配していることを見せつけた。
最終5R、残る力を振り絞るサムエー。だがアリーフはひるまない。年齢に見合わぬ闘志で応戦を続けた。
そしてアリーフの右ストレートが炸裂。カウント内に立って耐えたサムエーに、アリーフが猛ラッシュ。ハイキック、そして再びの右でついに沈めると、レフェリーが5ラウンド1分09秒でストップ。アリーフの手にONE暫定ストロー級ムエタイ世界王座が渡った。
これで22歳のアリーフは戦績63勝9敗、5万米ドルのパフォーマンスボーナスも手にした。試合後には正規王者のプラジャンチャイ・PK・センチャイとの対面も実現し、待望の統一戦への道筋が整った。