【8/28大会】ONE: A NEW BREEDの勝者たちの次戦は?

Rodlek Kulabdam Muay Thai Tournament 1920X1280 10

ONEチャンピオンシップは8月28日(金)、大会シリーズ「ONE: A NEW BREED」の第1回で文字通り、“a new breed(新しいタイプ)”の世界クラスのアスリートたちを解き放った。

タイ・バンコクで開かれた「ONE: A NEW BREED 」では、花火のような7試合が行われ、驚きづくめの大会となった。

若きスターたちが勝ち星を挙げ、トーナメントの決勝戦があり、そして新しい女王が誕生した。

この記事では、大会で勝利を挙げた3人のアスリートたちの未来の対戦相手を予想する。

ロドレック・PK・センチャイムエタイジム

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Posted by ONE Championship on Friday, August 28, 2020

ロドレック・PK・センチャイムエタイジム(タイ)は、2度目のチャンスを見事ものにした。

ロドレックはONEバンタム級ムエタイトーナメントの準決勝で敗れたが、負傷した勝者のセーマペッチ・フェアテックス(タイ)に代わって決勝戦に進出した。

多くのファンにとって意外な結果となったが、ロドレックはこの階級の3位のコンテンダーであるクラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)を2度ノックダウンし、ユナニマス判定でトーナメントの頂点に立ったのだ。

優勝者となったロドレックは、現ONEバンタム級ムエタイ世界チャンピオンのノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)に挑戦する権利を得た。

シンガポールのメガジム「Evolve MMA」所属のノンオーは、2018年4月に引退から復帰しONEスーパーシリーズに参戦して以来、完璧なパフォーマンスを見せてきた。6連勝し、チャンピオンになり、直近では昨年11月にセーマペッチをノックアウトしている。

ロドレックもノンオーも、強烈なパワー、正確なテクニック、そして一級の技術を有しているため、この階級史上最大のマッチアップ、かつ最もエキサイティングな試合になることは間違いない。

デニス・ザンボアンガ

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Posted by ONE Championship on Friday, August 28, 2020

デニス・ザンボアンガ(フィリピン)は、ONE女子アトム級世界チャピオンのアンジェラ・リー(シンガポール)に挑戦するまで待つこともできた。だが、この貴重な機会を失うリスクがあったとしても、すぐさま試合に出たかったのだった。

幸運にもその選択は功を奏した。ザンボアンガは、ワシャピニャ・ガオコー(タイ)を圧倒し、88秒で試合を決めると言う劇的勝利を挙げ、トップランカーとしての地位を固めたのだ。

試合開始直後から圧倒的な展開だった。ザンボアンガは、パンチを決めまくり、クリンチからヒザを繰り出し、テイクダウンを仕掛け、そしてアメリカーナで試合を終わらせた。

次のザンボアンガの試合は世界タイトルマッチとなるだろう。相手がリーとなれば、最も困難な挑戦になることは間違いない。リーは、ブラジリアン柔術の黒帯を有し、リングネーム通りこの階級では“アンストッパブル”なパフォーマンスを見せてきた。

リーはアトム級では負け知らずで、2017年5月には肺炎にかかりながらもイステラ・ヌネス(ブラジル)を、昨年10月にはストロー級の女王ション・ジンナン(中国)を相手に一本勝ちを挙げ、常に対戦相手を圧倒してきた。

ザンボアンガかリーか。どちらのアスリートがONE女子アトム級世界チャンピオンのベルトを腰に巻くことになるのか、見逃せない戦いになるだろう。

ヨッカイカー・フェアテックス

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Yodkaikaew "Y2K" Fairtex 🇹🇭 chops down Alex Schild to score a third-round leg kick TKO!How to watch ONE: A NEW BREED 👉 bit.ly/howtowatchANewBreed

Posted by ONE Championship on Friday, August 28, 2020

ヨッカイカー・フェアテックス (タイ)はこの8月、最も魅力的な総合格闘家として台頭した。

Maxムエタイスタジアムチャンピンであるヨッカイカーは、無敗を保っていたジョン・シンク(イギリス)を2週間前の「ONE: NO SURRENDER II」でノックアウトし、今回の試合ではシンクの「タイガー・ムエタイ」のチームメートであるアレックス・シルド(米国)を相手にTKO勝利を挙げた。

シルドは、トレードマークのリアネイキッドチョークを決める直前までいくなど、第1ラウンドでは優勢かのように見えた。

だが、ヨッカイカーは形成を逆転し、スタンドに戻り、そこからは上り調子だった。パンチと破壊力の高いキックを駆使し、知る度を翻弄し、ついに第3ラウンドではレフェリーが試合を止めた。

次の試合では、ジェヘ・ユスターキオ(フィリピン)のような相手と、ONEの舞台で対峙するヨッカイカーを見れたら面白いかもしれない。

ユスターキオはフィリピンの名門「チームラカイ」所属の元ONEフライ級世界チャンピオン。グラップリングと打撃の両方を高いレベルで融合したアスリートだ。自身はウーシューのスペシャリストであることを誇りに思っているが、チャンスがあれば成長中のブラジリアン柔術を繰り出すのを好む。

ユスターキオは、打撃と寝技でヨッカイカーの実力を試すだろう。この試合は面白くなるだけではなく、ヨッカイカーのスキルがどれほどのものかを測る絶好の機会になる。

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