【8/5大会】“石の拳”リネカーのKOパワーの秘密

Bibiano Fernandes John Lineker LIGHTS OUT 1920X1280 28

“ハンズ・オブ・ストーン(石の拳)”というニックネームで知られるジョン・リネカー(ブラジル)は、そのパンチ力は生まれつきの才能と努力の組み合わせだと考えている。

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リネカーは元ONEバンタム級MMA世界王者で現同級1位コンテンダー。8月5日(土)にタイ・バンコクで行われる「ONE Fight Night 13: Allazov vs. Grigorian」のキム・ジェウォン(韓国)戦では、その強烈な打撃力を再び見せつけようと意気込んでいる。

パンチの才能については、ボクシングジムでトレーニングをしていた頃から体重に見合う以上のパンチ力を発揮していたため、20年以上前から自覚していたという。

5日のキム戦を前に、リネカーはONE編集部に対し、昔の思い出をこう振り返っている。

「12歳でボクシングのトレーニングを始めた。ジムではいつも一番若くて、一番軽かった。自分より重くて年上の選手とスパーリングをしていたけれど、当時はみんなが自分のパンチは体格や年齢の割にはパワーがありすぎると話していた」

「その頃から自分のパンチ力をもっと伸ばし始めて、“ハンズ・オブ・ストーン”というニックネームが生まれたんだ。自分とスパーリングした人は全員、自分のパンチ力に驚いていたよ。みんな『これは研究しなくては!』って言ってた」

古い格言に「パンチャーは生まれるものであって、作られるものではない」というものがあるが、リネカーの話はこれを裏付けている。

だが、自身は体がまだ未発達だった頃に肉体労働をすることでそのポテンシャルを高めたとも考えているという。

「土木工事の石工の助手として、コンクリートを練ったり、重いバケツを運んだり、という仕事をかなり早くから初めたからだと思う。14歳ごろだったかな」

「このおかげで、パンチ力が高まったんだと思う。いつも単純労働で重いものを運んでいたから、強くなるのにかなり役立った」

小柄な体でも「ベンチプレスは170キロ」

フライ級とバンタム級で活躍し、キャリア通算17KO勝ちとしているジョン・リネカーは、驚異的なパワーを駆使してMMAランキングを駆け上がった。

しかし、今もたゆまぬ努力を続けており、ジム内でも匹敵するパワーを持つ仲間はそういないという。

リネカーはこう打ち明けている。

「パンチのパワーを失わないように特別トレーニングをしている。フィジカル面の準備は、3段階に分けている。まずは自重以上のウェイトを上げる強化トレーニング。ベンチプレスでは170キロ上げられる」

「そして筋力トレーニングだ。3番目に敏捷性を高めるためのファンクショナル・トレーニングをする」

フィジカルと強力なパワーが重要であることは明らかだが、それらは方程式の一部でしかない。

技術はパワーを発揮するための手段であり、それがなければ拳で対戦相手のアゴをねらうのは運任せになるだろう。

このため、リネカーは技術的な進化は常に成功の鍵であると考えているという。

「自分のKOパワーを信じている。自分のパンチを信じている。しかし、単なる力だけで技術が伴わなければ、不可能なのは明らかだ。この2つのことを両立させないといけない」

「自分のパワーは目立つかもしれないが、テクニックも自分のパンチを強力にするのに役立っていると思う」

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