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【10/25大会】DAWN OF VALORで学んだ5つのこと

2019年10月29日

1025日(金)の「ONE DAWN OF VALOR」で素晴らしい試合が見られたのは、サプライズでも何でもなかった。それでも、目を見張る数試合もあった。

インドネシア・ジャカルタで行われたONEチャンピオンシップの大会では、数々のアスリートがグローバルなステージで見事なパフォーマンスを披露して実力を証明し、注目を集めた。

ONEの直近の大会でわかった5つのことを振り返りたい。

#1 アバゾフの別次元グラップリング

ゼバスティアン・カデスタム(スウェーデン)は、過去に力強いグラップラーを攻略し、ワールドクラスのムエタイ技術を駆使してONEウェルター級世界王座を防衛してきた。ところが、キャムラン・アバゾフ(キルギズ)との試合ではそれができず、王座を譲り渡すことになった。

アバゾフは、打撃の打ち合いは望むところだったものの、この試合で重要だったのは、第4ラウンドまでスウェーデン出身のライバルをパワフルな両足タックルからのテイクダウン、絶妙なタイミングでのトリップ、そして組んでからの見事な投げに引き込んだことだった。

マットに倒してしまってからはほぼ完璧にコントロールできるアバゾフに対し、カデスタムは自身の長所を発揮できず、王者は徐々に体力を奪われていった。これにより打撃の爆発力は低下し、スタンドの状態からさらにテイクダウンを奪われるという稀な状況が生まれた。

今後のタイトルマッチでもチャレンジャーを相手にレスリングの技術を発揮できれば、新王者は2020年のONEウェルター級を席巻するかもしれない。

#2 アーセルはライト級の新世代

レギン・アーセルは、ニキー・ホルツケンとのオランダ勢同士のONEライト級キックボクシング世界タイトル防衛戦で圧倒し、同階級での地位を確かなものにした。

試合前の段階では、再戦に燃えるホルツケンが7度も世界王者に輝いたスキルを見せつけると見られていたが、同じオランダ出身の王者が前回以上に説得力のあるパフォーマンスを披露した。

前回の対戦もアーセルが勝利したが、試合を通じて接戦となった。今回は、王者が完璧なゲームプランを実行し、ホルツケンに糸口すら与えなかった。そして、大差でのユナニマス判定で勝利した

5年以上もの間この階級の顔だったホルツケンだが、バトンは確実に次の世代に渡された。全く動じない落ち着き、揺るがない自信、絶え間なく続く打撃テクニックを誇る王者を倒すには、エリートアスリートであってもピークレベルのパフォーマンスが求められる。

#3 インドネシア、続々タレント台頭

今大会は、情熱的な観客の前で素晴らしいパフォーマンスを見せたライジングスターが陽の目を浴び、インドネシアにとって重要な大会となった。

ジャカルタで勝者となったインドネシア出身ファイターは、6人。同国の女子格闘技第一人者のプリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオールは、ボズヒナ・アントニア(ミャンマー)との攻防が入れ替わる激戦を制して判定勝利を収めた

国内レスリング·フリースタイル王者のエコ・ロニ・サプトラは、ONEチャンピオンシップのケージ「ザ·サークル」で初勝利をマーク。ストロー級の実力者ステファー・ラハルディアンも、圧倒的なパフォーマンスにより復活を遂げた。

プレリムカードでは、国内バンタム級王者のアブロ・フェルナンデスがフライ級で試合を行ない、ONE初勝利を記録。そして伸び盛りの若手エリピツア・シレガーアディ・パルヤントも第1ラウンドで勝負を決めた。

今後も彼らが成長し続ければ、2020年以降もONEのジャカルタで大会で、国内のファンが地元出身ファイターの勝利を歓声で称える機会が増える。

#4 ワンが有力選手候補に名乗り

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Posted by ONE Championship on Friday, October 25, 2019

ゴールデンボーイことワン・ジュングァン(中国)が、ONEスーパーシリーズデビュー戦で壮絶な打撃を繰り出し、ONEのストロー級有力選手候補に躍り出た。

中国出身のアスリートは、オランダのキックボクシング団体「Enfusion」の王者に輝いた実力を見せつけ、今大会で最も印象に残るファイトを展開。第1ラウンドでフェデリコ・ローマ(アルゼンチン)を粉砕した。

ワールドキックボクシング・ネットワークの2階級王者を相手に、彼は冷静に試合を運びつつ、ストロー級とは思えない破壊力あるパンチを浴びせた。

新設されたばかりの階級とはいえ、今回のようなファイトを続ければ、ワンが初代世界王座に就く可能性が高い。王座戦にたどり着く前に、勢いに乗る24歳が世界でベストのストライカーと正面から打ち合う試合を考えるだけで楽しみだ。

#5 徳留一樹がライト級で再起

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Posted by ONE Championship on Friday, October 25, 2019

徳留一樹は、ONEに参戦する以前、パンクラスのライト級世界王者として盤石の地位を築いていた。

ところがONEでは、フェザー級のトップ2ファイターとの試合で敗戦を喫してしまった。

だがライト級に階級を戻してからは、ジョニー・ヌネス(米国)戦を含む直近2試合で2勝をあげ、キャリア20勝目をマークした。

ヌネスはレスリングで実績豊富なファイターだが、ベテランの徳留はグラップリングで終始圧倒。今年5月の「ONEWARRIORS OF LIGHT 」でのKO勝ちに続いて、32歳の徳留は好調を維持している。