【12/3大会】ONE Fight Night 5の注目ポイント5つ

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12月3日(土)にフィリピン・マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで開催される「ONE Fight Night 5」では、3競技にわたる3つの世界タイトルマッチが行われる。

さらに世界有数の才能あふれるファイターのデビュー戦もあり、ONEのスター選手も複数登場する。

言うまでもなく、格闘技ファンにとって必見の同大会。この記事では、特に注目するべきポイント5つを紹介する。

#1 無敗の2階級ONE世界王者になるのは誰?

メインイベントは、今年有数の注目を集める一戦。無敗の世界チャンピオン同士による戦いだ。

現ミドル級とライトヘビー級の王者のライニアー・デ・リダー(オランダ)が、暫定ONEヘビー級世界チャンピオンのアナトリー・マリキン(ロシア)を迎え、ONEライトヘビー級世界タイトルの防衛に臨む。デ・リダーにとってキャリア最大の試練となる試合だ。

この試合での勝利は大きな意味を持つ。マリキンにとっては、2階級でベルトを手に入れ、ONEのトップのパウンド・フォー・パウンドのスターになるチャンス。

デ・リダーはMMAでも有数の圧倒的な王者としての地位をさらに固め、ONEヘビー級世界王座への挑戦と、前人未到の3階級目のベルト獲得への扉を開くことになる。

#2 母になったロドリゲス、トッドとの統一戦は?

世界タイトルマッチ3戦のうち1つは、ONE女子アトム級ムエタイ世界王座統一戦。ONEアトム級ムエタイ世界チャンピオンのアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)と、アトム級キックボクシング女王で暫定チャンピオンのジャネット・トッド(米国)による待望の対決だ。

ロドリゲスは2020年の「ONE: A NEW BREED」で、スタンプ・フェアテックス(タイ)を倒し、世界タイトルを獲得。一躍脚光を浴びた。

だが、2021年9月に第一子を出産した後は出場をしていない。対するトッドは、ONEのケージ「サークル」で7連勝としている。

2年以上のブランクの後、ロドリゲスは復調できるのか。それともトッドがこの勢いをキープできるのか?

#3 ルオトロ兄弟、グラップリング界を席巻できる

19歳のブラジリアン柔術(BJJ)のスター、ケイドタイ・ルオトロ(いずれも米国)は、再び超アグレッシブなグラップリングのスタイルを披露しようと意気込んでいる。

2022年のADCC世界選手権とONE世界タイトルマッチで合計5人の対戦相手に一本勝ちを収め、勢いに乗るケイドは、ONEライト級サブミッション・グラップリング世界タイトルの防衛に臨む。挑戦者は、BJJ世界選手権を何度も制しているマテウス・ガブリエル(ブラジル)だ。

さらに、双子の片割れのタイは、元ONEフェザー級世界チャンピオンのマラット・ガフロフ(ロシア)と対戦。タイは「ONE 157」であったデビュー戦で、一級のグラップラーとして知られるゲイリー・トノン(米国)をダースチョークでフィニッシュしている。

勢いに乗り自信を深めるルオトロ兄弟だが、このままサブミッション・グラップリング界を席巻できるか、見逃せない。

#4 ソルディッチのデビュー戦、前評判通りに?

今年8月、ONEチャンピオンシップはKSW2階級王者のロベルト・ソルディッチ(クロアチア)と契約し、MMA史上最大のフリーエージェントを獲得したと発表した。

ソルディッチは、待ちに待った「サークル」でのデビュー戦で、ダゲスタンの無敗のアスリートであるムラド・ラマザノフ(ロシア)という強敵とMMAウェルター級マッチで対戦する。

ラマザノフはこの階級でも指折りの危険なアスリートのため、ソルディッチが世界最大の格闘技団体ONEでどの程度通用するかを知る機会となるだろう。

前評判通りの戦いぶりを見せて勝利を挙げれば、すぐさま世界タイトルマッチのチャンスも手に入れる可能性もある。

#5 地元アスリートのパフォーマンスは?

会場のモール・オブ・アジア・アリーナに集まるフィリピンのMMAファンは、2人の地元選手の重要な試合を楽しみにしていることだろう。

最近MMAマッチで敗北を喫したばかりの元ONEライト級世界チャンピオンのエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)とデニス・ザンボアンガ(フィリピン)は、地元観衆の前で再起を狙う。

フォラヤンは、ムエタイマッチでは勝ち星を上げたものの、MMAでは2020年以来黒星続き。今回の対戦相手であるストライカーのエドソン・マルケス(ブラジル)を倒し、久々に勝ち星を挙げたいところだ。

3位女子アトム級コンテンダーのザンボアンガは、今回の大会のオープニングマッチに登場。リン・ホーチン(中国)と対戦する。

ザンボアンガは、ONEチャンピオンシップでのキャリアを3連勝でスタートさせたものの、ベテランのハム・ソヒ(韓国)に連敗。ここで勝ち星を挙げて、再び世界タイトル戦戦にからめるか。

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