【9/24大会】内藤大樹「ペッダム戦、勝利の鍵は“我慢”」

Wang Wenfeng Taiki Naito FULL BLAST 1920X1280 19

内藤大樹はキックボクシングのトップ5コンテンダーだが、今回の戦いはフライ級ムエタイマッチだ。

9月24日(金)、シンガポール・インドア・スタジアムから中継される「ONE: REVOLUTION」で、内藤はこの競技で最もカラフルなアスリート、ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)と対戦する。

Petchdam meets Taiko Naito at ONE: REVOLUTION

内藤は愛知県出身の25歳。そのスキルを生かして2019年5月に初代ONEフライ級キックボクシング世界王座に就いた優れたムエタイ戦士であるペッダムをいつも尊敬してきた。

しかし、「ONE: REVOLUTION」での対戦では、警戒を怠れない相手だということもわかっている。なぜなら、ペッダムはONEのケージ「サークル」で勝利することにこれまで以上に拘っているからだ。

ペッダムは直近の世界タイトル挑戦で敗北している上、2020年2月に内藤に倒されたチームメートのサバス・マイケル(キプロス)の敵討ちをしようと意気込んでいる。

内藤がこのたび、onefc.comの独占インタビューに応え、ペッダムを分析。次に対戦したい相手や来るべきONEフェザー級キックボクシング世界グランプリで応援する選手などについて語った。

ONE チャンピオンシップ: 昨年12月にジョナサン・ハガティー (イギリス)に負けて以来のムエタイマッチ。あの試合で悪かったと感じた点は?

内藤大樹: 間違っていたなと思うのは、自分のゲームプランの上をハガティーに行かれてしまって、その時の対処が遅れてしまったというか、すぐに自分の作戦を切り替えることができなかったことが間違いだったと思っている。

日本人と海外の選手のパワーの差を感じたので、その辺は今後に生かせるというか、良い勉強になったと思う。

Pictures from the Wang Wenfeng vs. Taiki Naito kickboxing fight at ONE: FULL BLAST II

ONE: その後、元ONEフライ級キックボクシング世界タイトル挑戦者のワン・ウェンフェン(中国)と対戦し、ユナニマス判定で勝った。ムエタイでの敗北から立ち直り、キックボクシングで勝利したが、その勝利はどれほど重要だったか?

内藤: (元ONEフライ級キックボクシング世界王者の)エナッシ選手に挑戦している試合も見たことがあるし、彼と良い勝負をしていたので、自分がこの試合で差を見せて勝てればタイトルに近づくのかな、と試合が組まれた時に思った。そういった意味でも内容にこだわったし、何が何でも勝たないといけないと思った。

ONE: 「ONE: REVOLUTION」では、ペッダムを相手に再びムエタイマッチ。ムエタイルールでの戦いは自身にとって良いことか? それともキックボクシングルールの方がいいか?

内藤: ペッダムはムエタイの選手なので、キックボクシングのルールの方が自分はやりやすいと思う。ただ彼はムエタイの選手で当然、肘があった方が得意だと思うので、相手の得意なルールで勝ちたいという思いが強い。今回、ムエタイのルールで戦うことは自分的にも良かったかなと思う。

ONE: 「サークル」の外では、ペッダムはダンスをするし、ひょうきんで、面白い性格をしている。インスタグラムなどで彼の動画を見たことは? それについてどう思うか?

内藤: ペッダムのソーシャルメディアはフォローしていないが、ONEのインスタでチェックしている。面白いのでほぼ見てると思う。仲良くなれそうな性格をしている。

自分はダンスはしないが、普段は結構ふざけたりする性格なので、言葉がちゃんと通じれば普通に仲良くなれそうだ。リングで戦うとかじゃなければ全然仲良くなれそうなタイプかなと思う。でも(ペッダムは)プロだなと思う。戦い以外でもお客さんにしっかり見せたりだとか、入場前も盛り上がっているし、その辺はプロフェッショナルだと思う。

ONE: ペッダムのファイトスタイル、強みや弱みなど、どのように分析しているか?

内藤: ペッダム、イコール左ミドルキックの印象が本当に強くて、みんな分かっていると思う。だが、みんな(キックを)もらっちゃっているので、それなりのものがあると思う。本当にペッダムの武器だと思う。

テクニックもそうだが、何よりも気持ちが強い選手だと思っている。この前の(2020年7月にあったONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンの)ロッタン選手とのタイトルマッチも見たが、引かずに打ち返すなど、熱い部分というか気持ちの強さを感じたので、本当に良い選手だと思っている。

ONE: この試合で自分にアドバンテージがあると思うのはどんな部分か?

内藤: 完全にムエタイをやってしまうとペッダムの方が経験もあるし、アドバンテージは向こうにあると思う。だが、ムエタイルールの中では、自分はもともと空手出身なのでムエタイにはない技のバリエーションは多く持っていると思う。ムエタイにない技で勝負を仕掛けていきたい。

(ペッダムは)自分のローキック、足への攻撃は絶対に警戒してくると思う。100パーセント、絶対に蹴っている。ペッダムのチームメイトのサバス・マイケル戦でも結構足に効かせていたと思うので、その辺は警戒してくると思う。 

Japanese striker Taiki Naito cracks Savvas Michael Petchyindee Academy with a punch

ONE: この試合での勝利の鍵は何だと思うか?

内藤: お互いが距離を取りたいタイプなので、どっちが我慢しきれるかだと思っている。向こうは左ミドルを蹴りたいし、自分はローキックで下を蹴りたい。お互いがわかっていることだが、絶対に当てさなないことは無理なので、そこでいかに我慢して自分のプランを進められるかが鍵だと思う。なので、(勝利の鍵は)我慢かなと思う。

ONE: この試合の展開、完璧な終わり方は何だと思うか?

内藤:  ノックアウトできるのが完璧なシナリオではあるが、ペッダムも蹴りが得意で、自分もどっちかというと蹴りが得意なファイターだ。ムエタイの選手に判定でも何でも蹴り勝つことができれば、日本人の強さを証明することができると思っている。それも完璧なシナリオかと思う。

ONE: ペッダム選に集中していると思うが、 将来的に、次に戦いたい相手は?

内藤: 自分は現実的にはキックボクシングのランキングに入っているので、チャンピオンのエナッシ選手とやりたい。理由は、自分はムエタイのランキングに入っていないので、キックのランカーとしてキックボクシングのタイトルを行えるのであればそっちを先にやりたいからだ。

ONE: ONEフェザー級キックボクシングの世界グランプリが10月に開幕するが?

内藤: やばいな。ONEがフェザー級の選手を本気を出して全員集めちゃった。フェザー級に関してはONE以外はどこにもいない感じなので、ファン目線で見ても本当に楽しみなカードばかりだと思う。

ONE: グランプリの中で注目している選手はいるか?

内藤: ほぼ全員知っているし、日本でも対戦している。 シッティチャイは上手いので優勝候補かなと思うが、個人的に頑張ってほしくて応援しているのはアンディ・サワー

元々自分はONEに来る前にシュートボクシングで試合をしていて、彼も何度か試合に出ている。彼は日本で同じ大会に出た時には声をかけてくれた。この前のハガティー戦の時も僕に気づいてくれてオランダでの練習に誘ってくれた。強いアンディ・サワーを昔から見ているので、彼に頑張ってほしいという個人的な気持ちがある。

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