【11/13大会】ベリンゴン、リネカー戦「火花を散らす戦いに」

Kevin Belingon DA 5008

元ONEバンタム級世界チャンピオンで1位コンテンダーのケビン・ベリンゴン(フィリピン)は、2019年7月にONEチャンピオンシップにジョン・リネカー(ブラジル)が参戦して以来、リネカーに関する噂を耳にしていた。

11月13日(金)、ベリンゴンはついに5位コンテンダーのリネカーと「ONE: INSIDE THE MATRIX III」(シンガポールで事前収録)のメインイベントで対峙することになった。

ファンもずっと楽しみにしていたカード。33歳のベリンゴンもファンを失望させることはないと約束する。

「ジョン・リネカーがONEと契約して以来、ベリンゴン対リネカーについてファンの間で話題になっていたことは知っている」

「ついにこの機会が訪れ、とても楽しみだ。火花を散らす戦いになるよ。いい試合になると期待していてくれ」

この試合は、バンタム級の超ヘビー級ヒッター同士の対戦だ。ベリンゴンは、ONEバンタム級で最多フィニッシュとノックアウト記録6、を有している。リネカーと合わせれば、通算ノックアウト数は22だ。

相手を油断させるために奇策に出るアスリートもいるかもしれないが、ベリンゴンは違う。

「一見すると、どちらもハードヒッターであることは簡単に分かる。だからこそこの対決がとてもエキサイティングなんだと思う」

ベリンゴンは「お互いのスタイルを考えてみれば、面白い試合になるだろうし、そうするつもりでいる」と話し、さらに「最後は、自分が勝ちたいと思うけれど」と、付け加えた。



両者とも同じようなアプローチをとっているが、ベリンゴンはリネカーに勝るスキルがあると考えている。

「リネカーより自分の方が素早いと思う」

「俊敏さと持久力があるから、この試合では有利だと思う」

新型コロナウイルスの世界的大流行で、先が読めない時期にも、ベリンゴンは常にこの試合に向けて準備を重ねてきた。

「パンデミックによる変化にうまく適応し、対応してきたと思った。だから、今はいいコンディションだと思う」

「ホームで準備を重ねてきて、制限があっても最大限にやれることをやってきた。キャンプが始まってからいいコンディションでいられるようにね」

ベリンゴンは、そもそも自信満々の試合予想をするタイプではない。

しかし、自身がコントロールできることについては語る。この金曜日はエンジン全開で行くつもりだ。長年のライバルである現ONEバンタム級世界チャンピオンのビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)との再戦を目指すためにも。

「物事を予想するのは好きじゃない。だって、試合では本当に何が起こるかわからないから」

「でも、誤解しないでくれ。チャンスがあればノックアウトを狙うよ」

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