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【9/18大会】石毛里佳、約1年ぶりの試合「絶対勝つ」

2020年9月16日

石毛里佳(タイ)は、ONEチャンピオンシップのケージ「サークル」内外で、格闘家として果たすべき役割があると信じている。

31歳の石毛は、ONEで夢を追いながら、世界中の女性にインスピレーションを与えようとしてきた。

「世界レベルの総合格闘技(団体)で初のタイ女性として、とても誇らしく嬉しく思っている」と、石毛は語る。

「私をきっかけに多くの女性が総合格闘技に興味を持つようになったのは、名誉なこと」

9月18日(金)、タイ・バンコクで事前収録された大会「ONE: A NEW BREED III」で、石毛はスニーサ・スリセン(タイ)とアトム級総合格闘技マッチで対戦する。

「多くの女性を代表し、ロールモデルになりたい」と、石毛は語る。「女性が総合格闘技を始めてくれればと思う—リングで戦うためではなく、エクササイズやスポーツ、そして護身術のために」

石毛は自身の体験から、女性にとって護身術を学ぶのは重要だと知っている。



日本にルーツを持つ石毛は、タイの学校に通っていた時にいじめを受けた。そこで石毛は合気道と空手を学び始めた。

だが時間が経つにつれ、格闘技の練習は自身の欠点に向き合う機会にもなった。

「強くなった。身体的にだけではなく、精神的にも。同時に、生活でも試合でも、より穏やかに落ち着けるようになった」

「自分をコントロールできるようになった。(試合以外で)こうした技術を使うのは何にもならない。代わりに傷つくことすらある」

そして石毛は試合出場を願うようになる。2017年にONEデビューを果たし、3勝1敗の戦績を築いてキャリアをスタートさせた。

Thai mixed martial artist Rika Ishige connects with a body kick on Nita Dea

2017年3月、「ONE:WARRIOR KINGDOM」で行われたデビュー戦では、オードリーローラ・ボニフェイス(マレーシア)を相手に第1ラウンドTKO勝利。2ヶ月後の「ONE: DYNASTY OF HEROES」では、ニタ・デア(インドネシア)を第2ラウンドにサブミッションで下した。

石毛はその8月、「ONE: KINGS & CONQUERORS」でジョマリー・トーレス(フィリピン)を相手に初黒星を喫したが、「ONE: WARRIORS OF THE WORLD」でローム・トリニダッド(フィリピン)に第2ラウンドで1本勝ちし、その年を締め括った。

2017年の終わりには石毛はやりたかったことを実現させていた—自国や外国の女性たちに総合格闘技は自己改善の手段になりうると発信していたのだ。何万人ものファンが石毛のSNSを訪れ、パワフルなメッセージに影響を受けた。

Thai mixed martial atist Rika Ishige punches her opponent with ground and pound

続く2018年は1勝1敗。だが2019年には2連敗。これまでONEで活躍を続けてきた石毛にとって難しい年となった。

キャリアが沈んでいた時、最も近しい人々、そしてデビュー以来応援してくれている人々に石毛は励まされた。

「良いアスリートになろうというモチベーションとやる気を毎日保っていたのは、サポートしてくれた家族とファンのおかげ」と、石毛は語る。「みんなのおかげでやめずに、トレーニングして、総合格闘技で戦うことができている」

最後にONEの舞台に登場してから約1年たった今、石毛はこの金曜日、挫折を経て成長した自身の姿をファンにお披露目したいと意気込んでいる。

「2017年と2020年では多くの違いがある。今年はより多くを学んだし、たくさんの経験をした。だから、今はより良くなっていると思うし、上達したと思う」

デビュー以来多くの変化を経験した石毛だが、人々にモチベーションを与える、という目標は不変だ。

「自分ががやりたいことは、良いアスリートとしてあり続けること。若い人たちの模範になりたいし、タイの人々にインスピレーションを与える国の代表でありたい」

金曜日、石毛は総合格闘技でキャリアを築こうとしている若きタイのアスリート、スリセンと対戦する。だが、ベテランの石毛は一方的な試合結果しか予想していない。

「長い間試合から離れていた。カムバックして、ベストを尽くすことを嬉しく思っているし、そして楽しみにしている。この試合に向けたトレーニングに集中している—そして絶対に勝つ」

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