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リッチ・フランクリンに聞く、OWSフィリピン勢躍進の理由

2020年3月20日

「ONEウォリアーシリーズ(OWS、ONEの人材育成、発掘のための大会)」の最高のスターには、フィリピンから来た選手が何人もいる。OWSのCEOであり番組ホストでもあるリッチ・フランクリンによると、この傾向は今後も続きそうだ。

本大会への出場契約を勝ち取ったリト・アディワンやロッキー・バクトルと同様、現在OWSで活躍中の選手にはイスマエル・バンディワン、 ジェリー・オルシム、デイブ・バンギギなどの有望選手がいる。このまま良い試合を続ければ、彼らのONE本戦参戦も見えてくるだろう。

これらは全ては、フランクリンにとっては驚くべきことではない。ONE創設以来ずっと、フィリピンから才能あふれる選手が現れ、素晴らしい成功を勝ち取るのを見てきたからだ。これはフィリピンに根付いているウォリアー・スピリットの賜物でもある。

だからこそフランクリンは、フィリピンからさらなる逸材が現れることが期待できるという。

ONEチャンピオンシップ:ONEに入社して以降、フィリピンの格闘家の成長をどう見るか?

リッチ・フランクリン:フィリピン人選手たちの活躍を見てほしい。(名門格闘ジム)チーム・ラカイから何人の世界チャンピオンが誕生したか。チーム・ラカイ以外でも、ブランドン・ベラのようなトップ選手がいる。

この国の文化には格闘技や戦闘の精神が根付いている。マニー・パッキャオだってそうだ。格闘技を自然に身に着ける能力を持っていると言える。



ONE:総合格闘技におけるフィリピンの成長は、何によるものだと思うか?

フランクリン:情熱と教育が全てだと思う。フィリピンの格闘技文化は非常に進歩的なメンタリティを持っている。彼らは常に、より強くなるための次のステップを探している。

ルーツに根差した文化を留まり続けているところもある。変化を享受せず(フィリピンのような)進歩的なメンタリティは持っていない。世界の他の国と比べ、フィリピンが成長できたのは、そういうことだと思う。

ONE:OWSの観点から見て、フィリピンの若手選手の可能性は?

フランクリン:OWSに来た選手たちを見てほしい。例えばロッキー・バクトルはすぐに本大会に上がっていった。彼はチャトリ(シットヨートン、ONE会長兼CEO)自身が見出した才能の一人だ。

(バギオがある)地域に着いてすぐ、リト(アディワン)やジャンロ ・サンジャオを見た。ジャンロはとても若い。2年前のことだから、当時は15歳だったはずだ。この2人を見た時すぐに、彼には大きな未来が待ち受けていると分かった。

リトはOWSで活躍し、OWSを卒業して本大会に行った。まさに私の期待通りだ。同じことがジャンロにも期待できる。

ジャンロは次世代のアスリートであり、次世代のチーム・ラカイ。格闘技界で次のスターになるだろう。続く選手たちが目指すところになる。

ONE:ジャンロを知らないファンも多いが、チーム・ラカイのコーチ、マーク・サンジャオの息子と言えばわかるだろう。どんな活躍が期待できるか?

フランクリン:これはラッキーなことでもあり、不運なことでもあるが、彼はマーク(サンジャオ)の息子だ。だからこそ周囲の期待も大きい。

期待が高い分、ジャンロには多くのプレッシャーがかかるだろう。だがそれを除いてもだ、実は前回ここに来た時に彼と組み合ったんだが、これは間違いない。ジャンロは才能を持っている。

コーチの息子であろうとなかろうと、私は彼と一緒にいた時に言ったんだ。「お前は私がONEに入れたい選手で、誰の子どもであったとしても連れていっただろう」って。私がものすごく期待しているから、彼にはプレッシャーだろうね。親が誰であっても、彼に注目する人は多いだろう。

ONE:リト・アディワンの本大会で、期待を上回る出来を見せてきたか?

フランクリン:リト(アディワン)が私の期待を上回れるとは思っていない。これは誉め言葉だ。だってものすごく期待しているからね。初めて彼を見た時から、どれだけ才能にあふれた選手かは分かっていた。

OWSで戦うたびに才能を開花させてきたが、まだ私の期待は超えてない。最初から彼の水準は非常に高く設定していたから。

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