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【10/25大会】ONE10勝目狙うマティス、恩師が支える快進撃

2019年10月24日

エイドリアン・マティス(インドネシア)がここまで来られたのは全て、ヘッドコーチのズリ・シラワントのおかげだ。

シラワントの指導の下、マティスは国内で最もエキサイティングで成功した総合格闘家の一人になることができた。

10月25日(金)に首都ジャカルタで開かれる「ONE:DAWN OF VALOR」でマティスは、ステファー・ラハルディアン(インドネシア)とストロー級マッチを戦う。この試合に勝てれば、インドネシア人選手としては他に類を見ない、ONEチャンピオンシップ10勝目を飾ることになる。

「自分にとって、ズリコーチは父親のようなもの」

「自分が今のこのレベルに達するまで、コーチは自分を導き、育て、支えてくれた。自分の夢の実現を後押しを支援してくれているんだ。彼には本当に支えてもらったし助けてもらっている」

シラワントは2012年2月に開催されたONE2回目のイベントに参戦し、インドネシア人として初めてONEで勝利した選手として広く知られている。

マティスが初めてシラワントに出会ったのは、ジャカルタ漁業大学で学ぶためにジャカルタに引っ越してきて、シラワントのジムに足を踏み入れた時だ。マティスはシラワントと同じ道を歩みたいと思ったが、それは簡単なことではなかった。

日常生活では気さくな人柄のシラワントというが、トレーニングとなると別人だ。

「彼のようになりたかった」とマティスは振り返る。「コーチに一度言われたことがあるんだ。もし彼のようになりたかったら、練習でそれを証明して見せろって」

「トレーニングの時は彼はすごくアツい。自分たちの可能性を最大限に引き出し、試合の時にトレーニングしてきた全てをぶつけられるよう、導いてくれる」



シラワントはまた、選手たちが日常生活でどのように格闘技にアプローチするべきかについても指導してきた。

多くのコーチと同様に彼は、全ての格闘家は格闘技の持つ価値観に従って生活するべきだと強調してきた。彼はまた、学んだことを他の人に伝えることを大切さを説き、それによって多くの人々が選手たちが吸収したものから恩恵を得られるよう促した。

「自分が得た知識の全てを、自分だけのものにしてはいけないと教わった」とマティスは言う。

「他人に与えることで、自分も恩恵を受ける。友人のためにそうしてきた。自分の知識やスキルは全て、他の人の助けになるかもしれない。自分が人生を終えたとしても、その良い行いはまだ生き続ける」

シラワントの支えの下で、マティスはメジャー大会で成功を積み重ねてきた。

シラワントのジムでトレーニングを始めてからわずか数年後、マティスはONEデビューを飾る。ONEストロー級インドネシアトーナメントで2度の第1ラウンドノックアウト勝ちを収めて優勝したのだ。

その後、マティスは急激な勢いで進化を遂げるが、ストロー級トップ選手たちとの対戦で厳しい敗北も味わった。マティスはここ8試合で7勝。試合数、勝利数、フィニッシュ数でストロー級をリードする。

シラワントによると、それはマティスのジムでの努力の証であり、スポンジのように教えを吸収する能力によるものだ。

「6年前にマティスがジムにやってきた時、彼はいつもアスリートとして成功することを願っていた」とシラワントは説明する。

「最初は口だけかと思っていたが、やがて彼はその言葉を証明してみせた。彼は学校の仲間たちとともに定期的に練習に参加したし、彼は必要な自制心を持っていた。彼は意志の強さを見せ、指導にも熱心に耳を傾けてくれた。これが彼のすごいところだ」

「マティスは賢いから、試合で自分の指示をきちんと理解できる。リングで戦っている選手と違って、コーチはより広い角度から試合を見渡せるから、これはとても重要なことなんだ」

マティスがコーチの指示をきっちり守ることができれば、ラハルディアンを倒すチャンスは十分にあるとシラワントは見ている。そうなればマティスの短期的な目標である、ONEのメインカードへの参戦も叶うことだろう。

「これまでマティスはプレリムに出場してきた。でもチャンスはすぐ来るから、とにかく試合でベストを尽くせといつも言ってきたんだ」

「マティスはもう準備万端でその時を待っているよ!」

ジャカルタ | 10月25日 (金) | 19時(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)