【4/11 ONE Fight Night 42】初参戦の岩本健汰、宿敵ダンテ・レオンとの雪辱戦に「昔の自分を越えれるかどうか、本物のグラップリングを見せる」
4月11日(土)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Fight Night 42」に、日本屈指のグラップラー、岩本健汰(29)がONEに初参戦。ウェルター級サブミッショングラップリングマッチで、IBJJFノーギ世界選手権2冠のダンテ・レオン(30=カナダ)と対戦する。
■ 上海で最終調整、信頼のセコンドを迎え万全の態勢
上海のNomadic grapplingで最終調整中を行った岩本。友人のジョゼフ・チャンが立ち上げたジムで10日間にわたり集中的に仕上げ、そのままタイへ乗り込む。さらにセコンドには、BJJ LABでも縁のある竹浦正起氏を迎えた。
「もともと1人で行くつもりだったんです。でも練習でたまたま会った時に『どうせだったら、ぜひ』みたいな感じで。顔も広いし、責任感もある。セコンドとしてとても頼りになると思っています」
■ プロとして積み上げたものを示す舞台
ONEという舞台に上がることへの意味も、岩本は明確に語る。青木真也らが戦ってきたリングへの憧れもある一方、グラップリングのプロ興行としてのONEの成熟を高く評価している。
「グラップリング界では以前はアマチュア感のある大会が多かった。でもここ数年で、ONEは本当にプロフェッショナルな舞台として確立してきた。プロとして積み上げてきたものを見せるのにふさわしいステージだと思っています。そこで戦えることが嬉しい」

■ 「リベンジ」より「成長の証明」
相手は、2023年のAIGAチャンピオンズリーグで対戦し、76kg・5分3Rの接戦の末に一本負けを喫したレオン。今回は「雪辱戦」とも位置づけられるが、岩本はあくまでフラットに捉えている。昨年のパフォーマンスに手応えを感じ、着実な成長を実感しているからこそ、3年前の敗戦への執着はない。
「正直、あまりそういう気持ちはないですね。3年前の自分と今の自分は全く違う。昔の自分を越えれるかどうか、その差を示す戦いだと思います」
■ 「シャープな武器」を持つ強敵の攻略法
世界トップクラスの実力者であるレオンについて、岩本は冷静に分析する。ウエイトトレーニングで培ったパワーは警戒しつつも、「身体能力がめちゃくちゃ高いわけではない」と見ている。技術面ではXガードのスイープなど引き出しは多くないが、その武器は極めてシャープだと評価。対策として、岩本は「トップから攻め続ける」姿勢を貫く。
「10分間、どれだけアクションを作れるか。攻撃は最大の防御という感覚で、常に動き続け、アタックをかけ続けることを意識しています。ダンテは下から引き込んでくる可能性も高いので、固められないようにしながら、スクランブルをうまく作るイメージです」
■ 「本物のグラップリングを見せる」
3年間の成長を世界の大舞台で証明する時が来た。日本のファンへのメッセージは、シンプルかつ力強い一言だった。
「本物のグラップリングを見せます」
ONE初参戦で宿敵に挑む岩本健汰。2026年の格闘技シーンを揺るがす一戦が、ルンピニーのマットで幕を開ける。