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“インドネシア主将”ステファー・ラハルディアンに聞く

2020年4月6日

ステファー・ラハルディアン(インドネシア)は総合格闘技のプロとしてのキャリアはまだ5年だが、既ににインドネシアの期待の星として台頭してきた。

2015年4月のプロデビュー後、ラハルディアンは2016年8月にONEチャンピオンシップと契約。初参戦となったONEジャカルタフライ級トーナメントを制し、すぐにその存在を知らしめた。

その後の数年間、ラハルディアンはインドネシア東部に移り、格闘技ジム「Bali MMA」でその巧みなスキルを磨き上げてきた。さらにONEで素晴らしい勝利を収め、ONEストロー級世界タイトルを目指して階級を1つ下げた。

33歳のラハルディアンはブラジリアン柔術の茶帯保持者。コマーシャルや広告にも登場し、インドネシアで名声を高めてきた。特に彼が子どもの頃に経験した逆境や試練、個人的な悲劇を考えると、これは驚くべき偉業と言えるだろう。

インドネシアで最も愛されている英雄の1人として高く評価されており、仲間のチームメイトに刺激を与えているラハルディアンが独占インタビューに応じた。

Muhammad Imranを破るステファー・ラハルディアン

ONEチャンピオンシップ:現在、ONE本大会で最も経験豊富なインドネシア人選手の1人となった。格闘技を追求する動機は何だったのか?

ステファー・ラハルディアン:家族だ。当初、自分のためではなく、家族のために始めた。自分にとってはただの趣味だったが、時が経ち、人生の良い時も悪い時も経験した後、アスリートになろうと決心した。

在学中にアスリートになりたいと思っていたが、どのスポーツをすればいいのか分からなかった。国を代表して戦うことは、格好良くて誇り高いようにいつも感じていた。それでブラジリアン柔術を始め、自分の心が探し求めていたものだと分かった。

その後、一人暮らしをしていなかったから、お金を稼ぐことを考え始めた。母と一緒に住んでいたから、母と自分を養うために(収入を)稼ぐ必要があった。だから最終的な動機は家族。いつも考えてきたのは家族のことだった。

いつかは自分の家族を作ることもあるだろうし、家族のためにお金以外のものを残したいと思う。家族は自分の人生に大きな影響を与えてきてくれたから、自分が死んだときに何か長く残るものを残したい。



ONE:さまざまなジムでコーチをしたり、独自のジムを開いたりというオファーまであった。それでも選手としてBali MMAに留まり続けた。家族以外に自身を動かすものは何か?

ラハルディアン:それはこういうことだ。つまり、これは戦うビジネスであり、戦うことが必要なんだ。選手としての価値を決めるのは自分の試合。トレーナーやコーチになったらその経験は疑問視されるだろう。重要なのは経験だ

ジムを開いたりコーチになったりするときが来たら、前向きに何か恩返していきたいと思う。そうすれば、自分と一緒にトレーニングして学んだことが役に立たないと感じるような生徒はいないだろう。

また、生徒が何か質問したり、やる気が出たりしたときに、アスリートとしての経験に基づいて知識を伝えることができるし、自分がしていることが多くの人に刺激を与えられると信じている。

インドネシアの総合格闘家ステファー・ラハルディアンがテイクダウンを決める

ONE:エリピツア・シレガーファジャーなど、現在Bali MMAでトレーニングしている若手選手がたくさんいる。彼らにとって良きロールモデルとして「キャプテン・インドネシア」とまで呼ばれていると聞いた。それについてはどう思うか?

ラハルディアン:自分の努力が報われたと感じるから、彼らが自分からインスピレーションを受けたと聞いてうれしい。でも、みんなに刺激を与えることを目標にしたことはない。自分は自分のやっていることに満足している。

一緒に集まったり、トレーニングをしたりするときは、反省会を行って質問があれば答えるようにしている。できる限りの方法で彼らをサポートしたいと思っている。話を聞いてみて、同じような課題をたくさん共有していることがわかった。

例えば、初めてBali MMAに来たとき、自分は1人だった。他にインドネシア人選手はいなかったから、言葉の壁に少し苦労していた。だから犠牲を払う必要があるということを強調したい。

自分が今いる場所に来るのは簡単なことではなかった。でももがき苦しむことはアスリートであることの一部だ。

「Bali MMA」でトレーニングするステファー・ラハルディアン

ONE:Bali MMAで最初にトレーニングした時に、他にどんな苦労を経験したか?

ラハルディアン:個人的には、自分を含め多くのインドネシア人がコーチからのアドバイスを無視したがる。外国人のコーチは通常、期待するものが大きく、厳格で規律があると知られている。だから自分がやったことは、それが自分のトレーニングにプラスになるなら、どんな指示にも従うということだった。

自分たちがコーチを尊重すれば、自分たちのキャリアにもよいものをもたらすと信じている。それにより自分たちを向上させることができるが、反論することは人間の本性だから、従順であることは難しい。

コーチに何かを指示されたら、それが妥当である限りはやるだけだ。謙虚になり先輩であれ後輩であれチームメイトからも学ぶべき。彼らの意見を聞く必要があるからだ。

例えば、シレガーは強力なレスリングのバックグラウンドを持っている。それでよく自分にアドバイスしてくれるんだ。それがプラスになると思うから、自分は耳を傾ける。自分たちはお互いをサポートし、お互いからの批判を必要としている。逆に、彼はグラップリングについて自分にアドバイスを求める。

総合格闘技は常に進化しているから、誰からも学ぶべき。チャンピオンとかの地位に関係なく、貴重な経験になる。

インドネシアの総合格闘家ステファー・ラハルディアンがエイドリアン・マティスを破りメダル獲得

ONE:インドネシアで総合格闘技がここまで盛んになったことに驚いているか?

ラハルディアン:正直なところ、自分の予想を超えている。

Bali MMAが設立された時、幼馴染に、欧米にあるような大きなジムがインドネシアにできる日をいつも夢見てきたと話したんだ。総合格闘技のトレーニングの中心になるようなね。

彼も同じ夢を共有していた。でも当時は総合格闘技へのサポートは最低限で、失望もあった。今では多くの総合格闘技ジムができている。

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