ジョシュア・パシオ
ONEストロー級総合格闘技世界王者“ザ・パッション”ことジョシュア・パシオは、フィリピン北部ルソン島の高地都市バギオ出身。幼少期は貧しい家庭環境に育ち、6歳のときに父親が海外へ出稼ぎに出たため、早くから自立心を養った。幼少期は肥満体質でもあったが、12歳で始めた格闘技が彼の人生を大きく変えた。
格闘技を通じて心身を鍛えたパシオは、国内のウーシュー大会で数々のタイトルを獲得。その後、総合格闘技に転向すると、プロデビューから6戦無敗という完璧な戦績を築き、ONE Championshipへの道を切り開いた。2016年には当時の王者・内藤禎貴(のび太)に挑戦し惜しくも敗れたが、この経験が彼をさらに強くした。
2018年9月、パシオは内藤との再戦で判定勝利を収め、悲願のONEストロー級世界王座を獲得。初防衛戦では猿田洋祐に敗れたものの、リマッチで雪辱を果たしてベルトを奪還した。その後はアレックス・シウバ、レネ・カタラン、猿田洋祐を相手に3度の防衛に成功し、王者としての地位を確立。
2022年12月、ジャレッド・ブルックスに判定で敗れ王座を失ったが、2024年3月の「ONE 166: Qatar」で再戦が実現。ブルックスの反則行為による失格で勝利となり、王座を取り戻した。この物議を醸した結末により、両者の三度目の対戦が早くも注目を集めている。
“ザ・パッション”の愛称の通り、パシオは常に情熱と信念をもって戦い続ける。己の原点である格闘技を通じて、困難を乗り越えてきたその姿勢は、フィリピンのみならず世界中のファンの心を掴んで離さない。
ONEチャンピオンシップでの戦績
大会別結果
| 結果 | Sport | — | ラウンド | — | 対戦相手 | 対戦相手とイベント | 国 | 日付 | 大会 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
LOSS
総合格闘技
TKO
TKO
2R (0:54)
|
総合格闘技 |
TKO
2R (0:54)
|
2R (0:54) |
|
若松佑弥日本
|
日本 |
ONE 173 |
|||||
|
WIN
総合格闘技
TKO
TKO
2R (4:22)
|
総合格闘技 |
TKO
2R (4:22)
|
2R (4:22) |
|
ジャレッド・ブルックス米国
|
米国 |
ONE 171 |
|||||
|
WIN
総合格闘技
相手の失格
失格
1R (0:56)
|
総合格闘技 |
相手の失格
1R (0:56)
|
1R (0:56) |
|
ジャレッド・ブルックス米国
|
米国 |
ONE 166: Qatar |
|||||
|
WIN
総合格闘技
ユナニマス判定
ユナニマス判定
3R (5:00)
|
総合格闘技 |
ユナニマス判定
3R (5:00)
|
3R (5:00) |
|
マンスール・マラチエフロシア
|
ロシア |
ONE Fight Night 15: Le vs. Freymanov |
|||||
|
LOSS
総合格闘技
ユナニマス判定
ユナニマス判定
5R (5:00)
|
総合格闘技 |
ユナニマス判定
5R (5:00)
|
5R (5:00) |
|
ジャレッド・ブルックス米国
|
米国 |
ONE 164: PACIO VS. BROOKS |
|||||
|
WIN
総合格闘技
TKO
TKO
1R (3:38)
|
総合格闘技 |
TKO
1R (3:38)
|
1R (3:38) |
|
猿田洋祐日本
|
日本 |
Revolution |
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概要
勝利 - 14
敗戦 - 5
2
ノックアウト
KO
0
3
TKO
TKO
1
4
サブミッション
サブミッション
2
1
相手の失格
失格
0
2
ユナニマス判定
ユナニマス判定
1
2
スプリット判定
スプリット判定
1
フィニッシュ率
フィニッシュ
9
フィニッシュ率
64%
勝利
14
合計試合数
19
試合時間
平均試合時間
06分 : 28秒
合計試合時間
2時間 : 02分 : 54秒