【11/16 ONE 173 日本】タイトルマッチ記者会見：若松佑弥「過去最強の自分で挑む」三浦彩佳「日本でタイトル戦、私が獲るべき」

ONE Championshipは8月1日に都内で記者会見に行い、11月の日本大会でのタイトルマッチに挑む若松佑弥（TRIBE TOKYO MMA）と三浦彩佳（TRIBE TOKYO MMA）が出席。若松は「過去最強の自分で挑む」といい、三浦は「日本でタイトル戦、私が獲るべき」と意気込んだ。

若松はフライ級MMA世界タイトル戦で、現ストロー級王者のジョシュア・パシオ（フィリピン）を挑戦者に迎え初防衛に挑む。一方、アトム級2位の三浦はONEアトム級世界MMAタイトル戦で、王者のデニス・ザンボアンガ（フィリピン）に挑戦する。

■両選手の心境

若松：王者としての責任
若松は対戦相手について「元々、違う選手と対戦すると思っていたので、まさかストロー級チャンピオンのパシオ選手というのは想像していなかった。本当にびっくりしているのと、すごく光栄だなと思っている」と率直な驚き。
ベルトを獲得してからの心境の変化については「あまり特にない。ただ、そのベルトがやっぱり力を貸してくれる。より追い込めるし、より強くなる力になる」と、チャンピオンとしての責任をプラスの力に変えていることを明かした。

三浦：悲願のタイトル挑戦
三浦は「ずっとやりたかった選手とやっとできる。日本大会という、この日本という地で、生まれた地でタイトルマッチをやってもらえたのがすごく嬉しく思っている」と、念願のタイトル挑戦への想いを語った。日本でのタイトル挑戦の意味について「日本でタイトルマッチを組んでもらえたということは、私が取るべきだなと思っている。これは取るタイミングだ」と強い決意を示した。

■試合への展望

若松の戦略：パシオについて「ストロー級の絶対王者。自分のONEデビュー戦の時にチャンピオンになっていて、（途中で陥落したが）そこからずっとそのチャンピオンとして君臨している。本当に強い選手と戦って勝っているので、ONEを象徴する王者だと思っている」と相手への敬意を表した。

試合のイメージについては「つまらない試合というのは絶対ないと思う。本当に全力を出したら自ずと激しい試合になる。あの試合を見てくれれば本当に盛り上がる自信がある」と語った。

三浦の戦略：得意の“あやかロック”について問われると「あやかロックはもちろんだが、他の技も精度を上げていく。ザンボアンガ選手は今までの選手よりもフィジカルが強いと思うので、そこも見直していきたい」と総合的な強化を図る方針を示した。

フィニッシュへの意識も高く「私の試合はフィニッシュ率がすごく高いので、しっかり勝って、しっかり決めて勝つという試合をしたい」と宣言した。

■TRIBE TOKYO MMAの絆

同じジムから2人がタイトルマッチに臨むことについて、若松は「本当にこうやってタイトルマッチを一緒にできるということがすごい嬉しい」と語り、三浦も「10年ぐらい前から佑弥くんとずっとTRIBEにいて、ここでONEのベルト持って帰れるというのはすごくいろんな思い出がある」と長年の絆を語った。

■3ヶ月半の準備期間

試合まで3ヶ月半という長い準備期間について、若松は「8週間の追い込み期間があるが、そこに全集中できるように、今のうちに相手の研究や、その期間にできないことをしっかりたくさんやって蓄えて備える」と計画的な調整を予定している。

三浦も「3ヶ月半のキャンプがあるので、それに向けて追い込みの前に技術練習をしたりとか、平常心で追い込みに臨んでいきたい」と段階的な準備を明かした。

■ファンへのメッセージ

若松：「日本のファンの皆様、いつも応援ありがとうございます。あと3ヶ月半あると思うが、しっかり毎日精進して、試合の日は本当に過去最強の自分で挑みたいと思います。楽しみにしてください」

三浦：「いつも応援してくださっている皆さん、ありがとうございます。やっとタイトルマッチここまでたどり着けました。日本大会でタイトルマッチができるというのはすごく嬉しく思っています。しっかり決めて、何が何でも勝って笑顔で終わりたいと思っています」

11月の日本大会では、TRIBE TOKYO MMAの2人の戦士が同じ舞台でベルトを懸けて戦う歴史的な一夜となりそうだ。