【12/9大会】ムエタイ世界戦に臨むクリークリャ「2階級、2競技王者は夢だった」

Roman Kryklia is declared winner against Iraj Azizpour at ONE 163

12月9日(土)の「ONE Fight Night 17」のメインイベントは、現ONEライトヘビー級キックボクシング世界チャンピオンのローマン・クリークリャ(ウクライナ)にとって、勝てれば2競技王者となる戦いだ。

クリークリャは同大会で、アレックス・ロバーツ(オーストラリア)とONEヘビー級ムエタイ初代世界タイトルをかけて対決する。

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現在保持しているタイトルに加え、昨年ONEヘビー級キックボクシング世界グランプリでも優勝しており、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで行われるこの一戦は、3つ目ONEチャンピオンシップのベルトを獲得するチャンスでもある。

大会を前に、クリークリャはONE編集部にこう話している。

「2競技、2階級でチャンピオンになるということは、世界中のファイターの夢だと思う」

これまでキックボクシングではONEで5勝0敗とするなど、圧倒的な強さを誇ってきた。ムエタイでも世界王者になれれば、オールラウンダーの地上最強のストライカーとしての地位はさらに固まることになる。

だが一方、ムエタイルールにどこまで適応できるかを不安視する声も出ている。

そうした意見に対し、クリークリャはこう説明している。

「ムエタイマッチの経験があまりないと思われようと、気にしない。ムエタイはずっとやってきたし、トレーニングでも取り組んでいる」

さらに、ヘビー級ムエタイのタイトル獲得については、総合力の高い打撃スキルの証となり、長期的な目標達成の節目となるとしている。

「ムエタイでは初のタイトルだから、特別な勝利になると思う。そして、自分にとってチャンピオンになることはとても重要だ。ムエタイを始めた当初からの夢だったから」

「リング上で待つのは苦手だ」

ローマン・クリークリャは、今回の試合が自身のキャリア上で有数の試練となることは承知している。

対戦相手のアレックス・ロバーツは、最近WBCムエタイ世界王者になったばかりで、強力なパワーと容赦ないフィニッシャーとして知られる。

こうした才能と実績を考慮すれば、クリークリャは相手を見くびるようなミスは犯さないことだろう。

「いつだって細心の注意を払わないといけない。特に、相手が世界チャンピオンの場合はなおさらだ」

だが、同時に自身のスキルにも自信を抱いている。

200センチの身長ながらも、衝撃的な素早い動きと打撃でONEでは4度のKO勝ちを収めており、この点が「ONE Fight Night 17」での戦いの鍵を握ることになるかもしれない。

クリークリャはこうコメントしている。

「アレックス・ロバーツにとっての一番のサプライズは、自分のスピードだろう」

さらに、クリークリャは、どのような試合展開になっても対応できるようフルラウンドの戦いにも備えていると予告した。

「リング上で待つのは苦手だ。攻撃的にいきたい。だが、常に5ラウンド目に突入しても大丈夫なような準備はしている。だから、自分の試合がどういう決着になるかは、自分にだってわからない」

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