【1/29大会】竹中大地、フライ級転向初戦「磨いたパンチ見て」

Daichi Takenaka in his corner before his match begins at ONE: DAWN OF HEROES.

ONEチャンピオンシップのバンタム級で活躍してきた竹中大地が階級を落とし、ONEフライ級世界チャンピオンのアドリアーノ・モラエス(ブラジル)が有するベルトを狙いに行く。

大阪出身の竹中はこれまでにONEバンタム級世界タイトルに挑戦した実績を有するレアンドロ・イッサ(ブラジル)やキム・デファン(韓国)といった強敵を倒してきた。

こうした一級のアスリートを相手に勝ち星を上げてきた竹中だが、フライ級の方が身体に合っていると考え、階級変更を決意したという。

フライ級最初の試合は、1月29日(金)に配信される「ONE: UNBREAKABLE II」。ブラジルの総合格闘技のチャンピオンイヴァニルド・デルフィノが相手だ。

偶然にもその日誕生日を迎える竹中だが、プロ13勝目を挙げられるのか。

シンガポールで事前収録されたエキサイティングな対決を前に、フライ級への転向、対戦相手について、今年の目標などを語ってもらった。

Will Daichi Takenaka knock out Ivanildo Delfino at ONE: UNBREAKABLE II on Friday?

Will Daichi Takenaka knock out Ivanildo Delfino at ONE: UNBREAKABLE II on Friday? #ONEUnbreakable2

Posted by ONE Championship on Monday, January 25, 2021

ONEチャンピオンシップ: 前回の試合は2019年11月のバンタム級マッチだった。それ以降どう過ごしていたか教えてほしい

竹中大地: もともとバンタム級だったが、(ユサップ・サーデュラエフ相手の)試合が終わってフライ級に階級を落とそうと決めた。(2020年の)1月から2月くらいまでの間ずっと減量をしていた。

ちゃんと体重が落ちて動けるかどうかを試していた。これで、(フライ級の)試合を受けても大丈夫かを確かめていた。それが1月。そこから、4月にもONEからオファーを受けたがコロナ(ウイルスによるパンデミック)のため試合が流れた。

ONE:その時から既にフライ級でいけるという手応えがあった?

竹中: ONEのバンタム級だったらフライ級の方が合ってるかな、と思いながら、バンタムで戦っていた感じだ。絶対落ちるな、という感覚があったが、パフォーマンスがどうなるだろうっていう心配があった。



ONE: この1年、スキルなどに関する変化は?

竹中: 打撃の練習をメインでやっていて、ボクシングとかキックボクシングをするようになって、この1年打撃のスキルを磨いていた。自分が打撃で戦いたいと思って。試合をしているときも思っていたが、もっと打撃の能力伸ばしたら打撃を軸に試合ができると思って。

スパーリングをしていても、練習相手にパンチが早くなってますね、って言われてスピードが上がっているんだと自分でも感じている。

ONE: 久々に試合のオファーを受けた時の気持ちは?

竹中:もうこのままだったらしばらくは試合がないのかなと思っている時のオファーだったので、今年試合できる! 良かった、という感じだった。

Daichi Takenaka lands a perfect right hand to the face at ONE: DAWN OF HEROES.

ONE: 今回の相手がイヴァニルド・デルフィノと聞いた時はどう思った?

竹中: 和田(竜光)選手と(2020年1月の「ONE: FIRE & FURY」で)やっていたブラジルの選手か、みたいな感じだった。

(試合を見て)不気味な選手だと思った。何か武器を隠し持っているのかなと。結局、和田選手の時は何かありそうなのに、何もなくて判定まで行ったので。

ONE:「不気味」ということだが、実力を出せないまま試合が終わったということ?

竹中:それは少し思った。結構戦績も良くて、一本勝ちも結構やっていたと思うが、和田選手との試合の動きが本来のデルフィノ選手なのかな、と思った。本当はもっと強いんじゃないかと。

デルフィノ選手は、自分から相手をこかしに行ってという動きや、テイクダウンを取りに行く姿勢をあまり見せてなかったので、不気味な感じだった。

ONE: 試合動画を見て、相手の強み、弱みをどう捉えた?

竹中: そこもよくわからなかったので、不気味だったというのに繋がるというか。強い選手でもやってること分かってる方がやりやすかったりするが。

だから、対策とかなしで、自分の良いところをどんどん出していこうと思った。

今回は、練習内容がグラップリングの練習が週2回くらいで、打撃と総合格闘技の練習をしていて、本当は左ミドルやパンチなど、打撃をどんどんぶつけていこうと思っている。

Daichi Takenaka cracks Yusup Saadulaev with a cross

ONE: どんな試合になると思うか?

竹中: 結構本気でボクシングを伸ばしてきてたつもりなので、パンチでKOか、バックチョークで1本勝ちかと思う。

1ラウンド目で打撃で削って、2、3ラウンド目で打撃でKOか一本取りたい。

練習仲間やセコンドも、和田選手との試合の動画だけから判断するのであれば、フィニッシュして勝たないといけない、という感じだった。自分も最低限勝たなければならないと思っている。

ONE: 試合の見どころを教えてほしい。

竹中: 階級を変えての初戦なので、フライ級にちゃんと対応して動けてるのか? っていう部分を注目してもらえれば。これからもっと上の選手と戦っていけるのかという見方でチェックしてもらえれば。ボクシングでパンチも磨いてきたので、そこも注目してほしい。

階級を落として初戦、竹中大地は上を目指せるなと思ってもらえるような試合をするので、応援をよろしくお願いします。

ONE: 2021年の目標は?

竹中: 年内の試合に全部勝つこと。組んでもらえるのであればそれだけやりたいが、贅沢言ったら3試合くらいやりたい。ランキングに入ってるような選手とやってみたい。

私生活での目標は、コストコの会員になろうと思っている。牛タンが美味しいと聞いたので。毎年思っていたが、今年こそは会員になりたいと思う。

Japanese MMA fighter Daichi Takenaka is awarded his winner's medal at ONE: DAWN OF HEROES.

Read more: 【1/29大会】ONE: UNBREAKABLE IIのフルカード

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