【9/24大会】カピタン防衛に自信「ザトゥーは危険だと思わない」

Alaverdi Ramazanov Capitan Petchyindee Academy ONE UNBREAKABLE 1920X1280 27

カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)はアラヴァディ・ラマザノフ (ロシア)を倒して、ONEバンタム級キックボクシング世界チャンピオンになり、華々しく2021年をスタートさせた。

しかし、このベルトを撒き続けるためには、ラマザノフのメンターでありトレイナーに勝つ必要がある。

Capitan Petchyindee Academy enters the arena

9月24日(金)の「ONE: REVOLUTION」で、28歳のカピタンはメディ・ザトゥー(アルジェリア)を迎え、世界タイトル防衛戦に臨む。

37歳のザトゥーは、元WBCムエタイ世界チャンピオンで、タイ・パタヤの「ベナム・トレーニング・キャンプ」を運営している。打撃系競技で77勝しており、現在2連勝中。弟子の雪辱を果たし、この競技で最も名誉あるタイトルを獲得したいと意気込んでいる。

ザトゥーの経験とハングリーさは、脅威となるかもしれないが、カピタンは気にしていないようだ。実際に、世界タイトルマッチには自信があるようで、それにはちゃんとした理由がある。

カピタンは、2020年9月にわずか6秒でペッタノン・ペットファーガス(タイ)をノックアウト。今年1月にはラマザノフからベルトを奪い、ONEスーパーシリーズの2戦では脅威的なパフォーマンスを見せている。

シンガポールでの初防衛戦を前に、カピタンがONE編集部にザトゥー対策や、バンタム級ムエタイ世界王者のノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)との将来的な対戦の可能性などについて語った。

ONEチャンピオンシップ: どのくらいメディ・ザトゥーのことを知っているか?

カピタン・ペッティンディーアカデミー: 彼の試合のビデオをたくさん見た。ムエタイの経験が豊富で、技術的にも優れているので、タフな相手だと思った。

ONE: ザトゥーは、バンタム級キックボクシング元世界王者のアラヴァディ・ラマザノフと一緒にトレーニングをしている。2人のファイトスタイルには共通点があると思うか?

カピタン: 似たようなスタイルを持っているが、経験と技術はメディの方が上だ。メディのテクニック、戦術、武器はアラヴァディよりもはるかに優れている。

ONE: 2人はあなたの弱みについて話し合ったかもしれない。それによって不利になる可能性はあると思うか? 

カピタン: もちろん、彼らは前回アラヴァディに大きなダメージを与えた自分のキックの防御について対策しているだろう。メディも間違いなく、パンチでカウンターをしてくるだろう。だが、自分は不利だとは思わない。前回の試合から自分の弱点をよく知ったし、それを改善する方法もわかっているから、問題はないはずだ。

ONE: 相手の強みと弱みは何だと思う?また、自分が優位な点は? 

カピタン: 彼の強みは経験だ。自分は彼の動きを注意深く読んで、パンチにも気をつけないといけない。パワフルでシャープなパンチを持っているから。注意していないとノックアウトされるかもしれない。

だが、相手には弱みもある。過去の試合を見た限りでは、すぐにガス欠になってしまうと気付いた。いつも試合の終盤で苦戦していた。長く戦えなかったんだ。歳のせいかもしれない。だから、この点をうまく利用したいと思う。自分の方が若いから、勝利のために若さと強さを駆使できる。

ONE: 相手はセンチャイやトゥカタートン・ペットパヤタイ、ONEバンタム級ムエタイ世界王者のノンオー・ガイヤーンハーダオといったムエタイのエリートファイターと戦ってきた。危険な相手だと思うか?

カピタン: それほど危険だとは思わないが、その経験は侮ってはいない。彼と戦うには、腕力より頭脳が必要だと思う。彼のゲームプランにもっと集中して、策にはまらないように、賢くカウンターをしないといけない。

ONE:コーチと特別な対策を練っているか?

カピタン: 自分のトレーナーは、主にパンチのディフェンスに重点を置いている。自分がキックを使えば、絶対パンチでカウンターをしてこられるだろうから。攻撃と防御を同時にしないといけないので、自分のチームはこのゲームプランを重視している。

ONE: トレーニング・キャンプでスポーツ・サイエンスはどのくらい重要か? 

カピタン: キック力を向上させるための特別なトレーニング・プログラムを受けた。両足の筋肉を増やすトレーニングをして、キックをより機能的で力強いものにしている。自分のキックのスピードとパワーを計測するための特別な装置がある。今では足の筋肉は強くなり、より強くキックできるようになった。

ONE: 所属ジムの「ペッティンディーアカデミー」から近くのジムに派遣されてケージでのトレーニングも行っている。どう言う感じか?メリットは?

カピタン: 1日おきにケージでの練習に行かせてもらっている。サークル(ONEのケージ)の実際の寸法に慣れ、ケージ内でどのように動き、間合いをコントロールするかの理解が深まった。自分が動くためにどれくらいのエネルギーが必要かを把握できるようになった。

ONE: 最後に、以前ムエタイに復帰したいと話していた。しかし、所属ジムはノンオーとの過去の関係から、対戦は許可しないと話している。もし、ジムの考えが変わったら、対戦したいか?

カピタン: もし許可されたら彼と戦いたいと思う。彼は最高のファイターの1人だから。チャンスがあれば、1度対戦して、自分の実力を試してみたい。

実は自分はノンオーと会ったり練習したことはないんだ。彼がジムを出た後に自分は入ってきたから。なので、先輩後輩の関係はまったくない。ジムが許してくれれば、対戦への準備は万全だ。

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