特集

【2/28大会】 KING OF THE JUNGLEの勝者たちの次戦は?

2020年3月3日

2月28日(金)に開かれた「ONE:KING OF THE JUNGLE」、会場のシンガポール・インドア・スタジアムでは数々の素晴らしい試合が繰り広げられ、多くの選手たちが今後のキャリアを決定づけるような重要な勝利を挙げた。

世界タイトルを手にして各階級トップとしての立ち位置を強固にした選手もいれば、世界王者への階段を上がりベルトへの挑戦権に一歩近づいた選手もいる。

今大会で大きな勝利を挙げた選手の中から5人を選び、次の対戦相手として可能性のあるカードを紹介しよう。

ジャネット・トッド

Janet Todd poses with her newly-won ONE Atomweight Kickboxing World Title

ジャネット・トッド(米国)が、2冠の女王スタンプ・フェアテックス(タイ)からベルトを奪った。2018年にONEアトム級ムエタイ世界王座を賭けた試合で苦杯を舐めてから1年。トッドは見事なリベンジを果たし、ONEアトム級キックボクシングの世界王者に就任した。

キックボクシングの女王となったトッドのベルトを狙う選手は多い。スタンプは3度目の対戦を熱望しているだろうが、アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)との対戦は面白いものになるだろう。

32歳のホグスタッドは2020年1月のONEデビュー戦で、アルマ・ユニク(インド)に勝利。ムエタイを得意とするが、キックボクシングではノルウェーチャンピオンに3度、スカンジナビアチャンピオンに2度輝いており、キックボクシングの速いペースには慣れていると言える。

ホグスタッドはバランスの取れたスキルにより、新世界王者トッドに多くの試練をもたらすだろう。

ティファニー・テオ

Singaporean martial artist Tiffany Teo is ready for action

ティファニー・テオ(シンガポール)は三浦彩佳との試合序盤、かなりの苦戦を強いられた。だが厳しい第1ラウンドを乗り切り、試合終了まであとわずか15秒というところでフィニッシュ勝ちを決めたのだった。

この勝利により、テオはONEストロー級世界王者のション・ジンナン(中国)への挑戦権を手にした。

テオとションは2018年1月に対戦し、テオはキャリア唯一の敗北を喫し、ションはONEストロー級世界王者のベルトを手に入れた。だがテオはそこから素晴らしい活躍を遂げて2連勝を挙げ、再び今、ションの前に帰って来ようとしている。

テオは今、かつてなく最強に見える。ONEストロー級のベルトを賭けた2度目の対戦に向けて、気合いは十分だろう。

トロイ・ウォーゼン

Evolve MMA's Troy Worthen steps into the Singapore Indoor Stadium for his bout with Mark Fairtex Abelardo

トロイ・ウォーゼン(米国)はマーク・フェアテックス・アベラルド(ニュージーランド/フィリピン)を相手に、ユナニマス判定で勝利。世界最大の格闘技団体ONEで3勝目を挙げ、バンタム級トップ選手の一人としての地位を確かなものにした。

この勝利により総合格闘技の戦歴は7勝0敗。バンタム級のどの選手が相手でも通用するツールを持っていることを示した。ウォーゼンは近い将来の世界タイトル戦を視野に入れているだろうが、ユサップ・サーデュラエフ(ロシア)への勝利はそのチケットになり得る。

サーデュラエフはバンタム級で現在5連勝。彼もまた、世界王者ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)への挑戦権を狙っている一人だ。

両者は共に、グラウンドでの攻撃を武器とする完璧なレスラーだ。ここで印象に残るような勝利を挙げることができれば、フェルナンデスへの挑戦者としてふさわしいということを証明できるかもしれない。

デニス・ザンボアンガ

The Philippines' Denice Zamboanga is introduced at the Singapore Indoor Stadium

デニス・ザンボアンガ(フィリピン)が山口芽生を圧倒し、世界タイトルへの挑戦権を手にした。

ザンボアンガは山口のテイクダウンを凌ぎ、重いパンチを浴びせ、ユナニマス判定で勝利をもぎ取った。

試合後にONE会長兼グループCEOのチャトリ・シットヨートンは、この勝利によりザンボアンガがONE女子アトム級世界王者アンジェラ・リー(シンガポール)への挑戦者になると宣言した。

リーを倒すためにはグラップリング(組み技)に集中して取り組まないといけないかもしれない。だが既に山口との試合の中で、立ち技での攻撃はもちろん、グラウンドでのディフェンスについてもその能力を証明しており、リーに厳しい戦いを強いることになるかもしれない。

リトゥ・フォガット

Indian martial artist Ritu Phogat prays before her upcoming bout

リトゥ・フォガット(インド)はウー・チャオチェン(台北)を相手にユナニマス判定で勝利を挙げ、総合格闘技でのキャリアを2勝0敗とした。

レスリングをバックグラウンドとするフォガットは圧倒的なパフォーマンスを見せ、次なる一歩を踏み出す準備ができていることを証明した。

フォガットの次の対戦相手としてふさわしいのは、「ONEウォリアーシリーズ(OWS、ONEの人材育成、発掘のための大会)」から這い上がってきたナイリン・クローリー(ニュージーランド)かもしれない。

クローリーはフォガットよりも総合格闘技の経験があるだけでなく、試合のあらゆる領域に精通している。レスリングを得意とするフォガットと言えども、寝技で苦しめられることもあり得る。

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