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【12/6大会】MARK OF GREATNESS出場選手のパフォーマンス5選

2019年11月27日

ONEチャンピオンシップが12月6日(金)に開く「ONE:MARK OF GREATNESS」には、ONEデビューを迎える新顔に加え、ファンに人気の選手たちが数多く参戦する。

マレーシア・クアラルンプールで開かれる大会を前に、今回登場する選手たちのメジャー大会でのベストパフォーマンス5選を紹介する。これらと同様の、もしくはそれ以上のパフォーマンスが見られることを期待したい。

#1 ラマザノフ、バンコクを震撼

ONEスーパーシリーズのデビュー戦、しかも相手はホームの選手。そんな不利を跳ねのけて勝利を手にしたのが、アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)。昨年10月のペットモラコット・ペッティディーアカデミー(タイ)との対戦のことだ。

ペットモラコットはいつでも相手をノックアウトできるような強打が持ち味だ。だがラマザノフは果敢に前に出て3ラウンドを戦い切った。

ラマザノフはまず、ローキックや前蹴りでペットモラコットのリズムを乱す。だが最も印象的だったのは、間合いを詰めてパンチのコンビネーションを繰り出したことだ。接近戦を得意とするペットモラコットを相手に、恐れずにクリンチに臨み何度もヒジを決めた。

第2ラウンド、ペットモラコットはあわやノックアウトかというほどのヒジを決める。だがラマザノフは持ち直して第3ラウンドをいい形で終えると、最終的にユナニマス判定で勝利を手にした。

ラマザノフはONEでさらに実績を積み重ねて今回、ONEバンタム級キックボクシングの初代世界王者の座を賭け、ジャン・チェンロン(中国)と対戦する。

#2 ジヒン、スターの素質を証明

ジヒン・ラズワン(マレーシア)は昨年7月、急上昇中のプリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオール(インドネシア)を破った時、間違いなくスターへの階段を上っていた。

3連勝中と波に乗るルンバン・ガオールに比べ、ジヒンは経験が浅い。だがウーシュー世界チャンピオンとしてのスキルを活かし、恐れずに打撃戦に臨む。

だが最も光ったのはジヒンのグラップリング(組み技)のスキルだった。試合がグラウンドゲームになるたびに、ジヒンが優位に立ったのだ。初めにテイクダウンを仕掛けたのはルンバン・ガオールだったが、スクランブルの度にトップを取られたため、すぐに戦略を考え直さなければならなくなった。

ジヒンはルンバン・ガオールをコントロールし、サブミッションを狙い続ける。これが大きく効いて、15分の戦いの後、ジヒンがユナニマス判定勝利を手にしたのだった。

5勝1敗という実績を築いたジヒンは今、女子アトム級トップを視野に入れている。地元マレーシアでの今大会、ラズワンはデニス・ザンボアンガ(フィリピン)と対戦する。

#3 ターニ、連敗からの復活

アギラン・ターニ(マレーシア)は2連敗を喫して追い詰められた状態で、今年7月に秋山成勲と対戦した。だがターニはキャリア史上最も勇敢なパフォーマンスを披露し、久々の勝利を手にしたのだった。

ターニは勝利を挙げるには、持てる全ての力を投じてぶつかる必要があると分かっていた。柔道をベースにした秋山の攻撃を乗り切ると、ターニは前に出て打撃を繰り出し、巧みなボクシングスキルを見せた。

試合は一方的な展開とは程遠かった。秋山も何度も強打を決める。だがターニはテイクダウンなど多彩な攻撃で勢いをつける。

秋山が全力で向かってくると、ターニは防戦を強いられる。だがターニは試合終了が近づくにつれて攻勢を強めると、ユナニマス判定で白星を挙げたのだった。

ターニは12月6日(金)、強敵モハメド・カラキ(レバノン)を相手に、ウェルター級マッチアップを戦う。

#4 ミャンマー期待の星、ティアル・サン

ミャンマー・ヤンゴンの会場は異様な雰囲気に包まれ、経験豊富な選手ですら委縮するほどの威圧感があった。今年3月の「ONE:REIGN OF VALOR」、ティアル・サン(ミャンマー)はホームの歓声を糧に、総合格闘技デビュー戦を勝利で終えた。

レスリングの州チャンピオンに4度輝いた経歴を持つティアル・サンは、カンボジアの立ち技格闘技クン・クメールの使い手リン・サロス(カンボジア)と対戦。ファンはティアル・サンがグラップリングにいくと期待したかもしれない。だがティアル・サンは打撃の勝負を恐れてはいなかった。

第1ラウンドでティアル・サンは大きなダメージを受けた後、いつも通りのやり方に戦略を変え、マットの上でサロスを圧倒する。アウンラ・ンサンの弟子ティアル・サンにとってはテイクダウンを決めるはたやすいことだ。そして強烈なパンチ、ヒジ、ヒザで優勢に立つと、ユナニマス判定で勝利を挙げた。

ONE2戦目の相手は、若手登竜門「ONEウォーリアーシリーズ」で契約を勝ち取ったキム・ウンキョン(韓国)だ。

#5 マフムーディ、鮮烈ONEデビュー

エリアス・マフムーディ(アルジェリア)は今年1月、ムエタイのスキルをいかんなく発揮して小笠原裕典を圧倒するパフォーマンスを見せ、ONEスーパーシリーズに乗り込んできた。

マフムーディは伝統的なムエタイの打撃と、素晴らしいスピニングの技術を組み合わせた攻撃を披露。完璧なスピニングバックエルボーを何度も決めて小笠原を攻め立て、ユナニマス判定で勝利を手にした。

マフムーディが次に何を繰り出すのかを予想するのは、ほとんど不可能だった。多才な打撃はまさに彼の強みだ。クリンチになれば小笠原を投げ飛ばし、第2ラウンド初めには強打で小笠原からダウンを奪った。

マフムーディはムエタイ世界王者に3度輝いた実力の持ち主で、現在21歳。ケガのためにしばらく戦線から離れており、ようやく今回、試合のチャンスを手にした。ルーシラー・プーケットトップチーム(タイ)との対戦は見ごたえのある激突になるだろう。

クアラルンプール | 12月6日 (金)  | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)