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【10/13大会】DJ、兄貴分フェルナンデスと挑む両国大会

2019年9月21日

格闘技の頂点に上り詰める道はいつだって険しい。DJことデメトリアス・ジョンソン(米国)はその道をいつも、兄貴分と共に歩んできた。

その兄貴分は、所属する格闘技ジム「AMC Pankration」のチームメイトであり、ONEチャンピオンシップ史上、最強の選手ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)だ。両者は心を共にして、10月13日(日)に東京・両国国技館で開かれる「ONE:CENTURY 世紀」に参戦する。

ジョンソンは第1部のONEフライ級ワールドグランプリ(WGP)決勝で、ダニー・キンガッド(フィリピン)と対戦。一方のフェルナンデスは、第2部のONEバンタム級世界タイトル戦で、長年のライバル、ケビン・ベリンゴン(フィリピン)を相手に初防衛に挑む。

伝説的な格闘家が同じイベントに参戦するのは、実はまだ2度目だ。1回目も今回と同じ、東京の両国国技館。今年3月に開かれた「ONE:A NEW ERA 新時代」でのことだった。だが彼らは10年以上に渡り、競うような成功を収めてきた。

「フェルナンデスと自分は13年間、一緒にトレーニングを続けてきた」

「彼とトレーニングをするのはいつだって楽しい。彼のエネルギーや知識はすごいからね。それに、ものすごく長い間、戦い続けている。だから楽しいよ」

フェルナンデスは39歳で、ジョンソンより6歳、年上だ。つまり、ジョンソンが本格的に格闘技を始めた時、フェルナンデスは既に、ブラジリアン柔術の世界チャンピオンに3度輝いていたのだ。

米・ワシントンの格闘技ジムで2人が初めて手を合わせた時、ジョンソンはフェルナンデスのグラップリング(組み技)に為すがままにされた。これはジョンソンの向上心に火を着けた。

「ギブアップ、ギブアップ、そしてまたギブアップさせられた。最悪だった」

「彼に言われたんだ。『それが何であれ、嫌いなものは好きにならないといけない。好きになったら上手になる』ってね。この言葉が自分のキャリアを支えてくれた。



フェルナンデスが2009年、総合格闘技の世界タイトルを始めて手にした時、ジョンソンはまだ地域レベルの団体で戦っていた。そして兄貴分の活躍に刺激を受けた。

フェルナンデスが2011年に、別の階級でもトップになった時には、ジョンソンは戦いの場を世界に移していた。そしてすぐに、フェルナンデスと同等の活躍を見せるようになった。

ジョンソンは2012年にUFCフライ級世界チャンピオンに就任。そのすぐ後、フェルナンデスはONEに参戦し、翌年にはONEバンタム級世界王者になった。トレーニングパートナーの1人が西の総合格闘技団体を制し、そしてもう1人が東を制したのだった。

ジョンソンはトップに上り詰めてもなお、フェルナンデスの価値観や成功に刺激を受けている。

「フェルナンデスがバンタム級で最高の選手の1人になれたのは、彼が戦い続けているからだと思う」

「もちろん、彼のブラジリアン柔術は嫌になるほどすごいし、ブラジリアン柔術自体が、総合格闘技の中で、少なくとも最強の1つと言える。でも、彼がすごいのは、戦い続けているところだと思っている」

「一緒にトレーニングし始めてから、彼は1度も手術を受けていない。ノックアウトされたこともないし、フィニッシュされたこともない。世界で最も強い選手らと戦っているのにね」

2人はそれぞれの階級で最強の選手になった。ジョンソンがベルトを11回防衛する間、フェルナンデスも7回の防衛に成功した。

彼らは今、東京での戦いに向けて、米・ワシントンで共にハードな練習に打ち込んでいる。彼らのレガシーに新たな一ページを加えるため。そして格闘技史上、最大のイベントで、最高の結果を出すために。

「今のジムの雰囲気は最高だ。フェルナンデスとのスパーリングも最高」

「自分たちは同じイベントに参戦するし、しかも相手はどちらも、フィリピンの格闘技ジム『チームラカイ』の選手だ。対戦相手の2人は似たような戦い方をするが、同時に全く違ってもいる」

「自分は立ち技と寝技でフェルナンデスを後押ししている。彼も同じ。行きつ戻りつして戦っているが、10月13日の試合に100%の力で臨めるよう、賢くトレーニングしている」

「彼は世界タイトルを守りたいし、自分はONEフライ級WGPの世界タイトルが欲しい。自分たちは集中しているし、コンディションもいい。準備はできている」

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東京・両国国技館 | 10月13日 (日)  | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)

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「ONE: CENTURY 世紀」は、さまざまな格闘技から28人の世界チャンピオンが参戦する、史上最大の世界選手権格闘技イベントだ。フルスケールの世界選手権格闘技イベント2大会が同日開催されるのも、史上初めてのことである。

複数の世界タイトル戦、世界グランプリチャンピオンシップ決勝戦3試合、そして世界チャンピオン同士の対決をふんだんに取りそろえ、ONEチャンピオンシップが東京の両国国技館で新地平を切り拓く。