ランボーレック・チョー・アッジャラブーン
ランボーレック・チョー・アッジャラブーンは、「楽しみ」から始めたムエタイを、歴史的なキャリアへと昇華させたタイ出身の実力者だ。
タイ東北部イサーン地方、チャイヤプーム県の農家に生まれ、幼少期にムエタイを始めた理由はごく純粋なものだった。多くのイサーン地方の子どもたちと同じく、彼の初試合は地元の寺院祭り。厳しい環境の中でも家族を支えるために戦い続け、経験を積み重ねていった。
最初の20戦は決して順風満帆ではなかったが、その中で才能が一気に開花。小柄な体格ながら、前に出続ける攻撃的で容赦のないスタイルと、決して折れない強靭な精神力で評価を高めていった。その戦いぶりから、「ランボーレック(=リトル・ランボー)」のファイトネームを与えられる。
15歳でバンコクへ移り、名声と成功を求めて本格的にキャリアを積み上げると、20歳の時に名門チャンネル7スタジアムで140ポンド級ムエタイ王座を獲得。この快挙がONE Championshipの目に留まることとなった。
ONE参戦後は、週次大会ONE Friday Fightsで瞬く間に存在感を示す。ティーラデット・チョー・ハパヤック、ジャン・チェンロンをいずれも2Rで撃破し、同シリーズ初となる10万ドル契約を勝ち取った。
寺院の初試合で手にしたファイトマネーがわずか8ドル余りだった少年は、世界最大の格闘技団体で6桁契約を手にするファイターへと成長した。
勝敗に関わらず、常に全力で、心を前面に押し出して戦うランボーレック。その姿勢を武器に、彼は今もなおONEバンタム級ムエタイ世界王座を目指し、最前線で戦い続けている。
ONEチャンピオンシップでの戦績
大会別結果
| 結果 | Sport | — | ラウンド | — | 対戦相手 | 対戦相手とイベント | 国 | 日付 | 大会 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
WIN
ムエタイ
TKO
TKO
2R (2:01)
|
ムエタイ |
TKO
2R (2:01)
|
2R (2:01) |
|
ドミトリー・コフトゥンタジキスタン / ロシア
|
タジキスタン / ロシア |
ONE Fight Night 35 |
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WIN
ムエタイ
TKO
TKO
2R (1:15)
|
ムエタイ |
TKO
2R (1:15)
|
2R (1:15) |
|
パルハム・ゲイラティイラン
|
イラン |
ONE Fight Night 29 |
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|
WIN
ムエタイ
ユナニマス判定
ユナニマス判定
3R (3:00)
|
ムエタイ |
ユナニマス判定
3R (3:00)
|
3R (3:00) |
|
クレイグ・コークレイアイルランド
|
アイルランド |
ONE Fight Night 24: Brooks vs. Balart |
|||||
|
WIN
ムエタイ
ユナニマス判定
ユナニマス判定
3R (3:00)
|
ムエタイ |
ユナニマス判定
3R (3:00)
|
3R (3:00) |
|
ソネル・シェントルコ
|
トルコ |
ONE Friday Fights 51 |
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|
LOSS
ムエタイ
ノックアウト
KO
3R (0:25)
|
ムエタイ |
ノックアウト
3R (0:25)
|
3R (0:25) |
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エイサー・テン・パウ米国
|
米国 |
ONE Fight Night 14: Stamp vs. Ham |
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|
LOSS
ムエタイ
スプリット判定
スプリット判定
3R (3:00)
|
ムエタイ |
スプリット判定
3R (3:00)
|
3R (3:00) |
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ファリヤ・アミニプールイラン
|
イラン |
ONE Friday Fights 22 |
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概要
勝利 - 6
敗戦 - 2
2
ノックアウト
KO
1
2
TKO
TKO
0
2
ユナニマス判定
ユナニマス判定
0
0
スプリット判定
スプリット判定
1
フィニッシュ率
フィニッシュ
4
フィニッシュ率
67%
勝利
6
合計試合数
8
試合時間
平均試合時間
06分 : 18秒
合計試合時間
0時間 : 50分 : 24秒