ナタリー・サルチェード
ナタリー・サルチェードのONE Championshipまでの道のりは、現代MMAを象徴する多文化的なバックグラウンドと、揺るがぬ探究心に彩られている。
米カリフォルニア州で生まれ、父の軍務の関係でカンザス州の軍事基地で育ったサルチェードは、コロラドの山々でその闘志を鍛え上げてきた。メキシコ・グアダラハラ出身の父と、エルサルバドル系の母を持つ彼女は、幼少期から移動の多い環境で成長。10代の頃、地元のテコンドー道場でムエタイに触れたことが、格闘技との最初の出会いとなった。当初は単なる運動の一環に過ぎなかったという。
一度は格闘技から離れるものの、22歳でコロラドスプリングスへ移住したことをきっかけに情熱が再燃。ムエタイへの復帰を足がかりに、ブラジリアン柔術へと取り組みの幅を広げ、ファイターとしての基盤を築いていく。指導者ベン・ウェストリッチの下で研鑽を積み、BJJ黒帯を取得。並行してアマチュア・ムエタイで10勝以上を挙げ、数々のグラップリング大会にも出場した。
2017年に総合格闘技へ転向すると、アマチュアで5戦全勝という圧倒的な成績を残す。しかしプロ転向後は、COVID-19によるデビュー延期や前十字靭帯手術からの復帰など、幾度となく試練に直面することとなった。
それでも歩みを止めることなく、総合力と粘り強さを磨き続けたサルチェードは、その姿勢と完成度の高いファイトスタイルを評価され、2025年にONE Championshipと契約。世界最高峰の女子アトム級MMA戦線へと乗り込んだ。
多様な文化的背景、豊富な打撃と組み技の融合、そして逆境を跳ね返す精神力。
ナタリー・サルチェードは、現代MMAファイターの理想像を体現する存在として、ONE Championshipの舞台で新たな章を刻み始めている。
ONEチャンピオンシップでの戦績
大会別結果
| 結果 | Sport | — | ラウンド | — | 対戦相手 | 対戦相手とイベント | 国 | 日付 | 大会 | |||
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LOSS
総合格闘技
ユナニマス判定
ユナニマス判定
3R (5:00)
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総合格闘技 |
ユナニマス判定
3R (5:00)
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3R (5:00) |
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澤田千優日本
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日本 |
ONE Fight Night 39 |
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WIN
総合格闘技
サブミッション
サブミッション
1R (2:42)
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総合格闘技 |
サブミッション
1R (2:42)
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1R (2:42) |
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マカレナ・アラゴンアルゼンチン
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アルゼンチン |
ONE Fight Night 35 |
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