【12/6 ONE Fight Night 38】バンタム級MMA世界王者アンドラージ、連勝バータルフーに完勝宣言「別次元であることを証明する」
12月6日にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Fight Night 38」メインイベントのバンタム級MMA世界タイトルマッチにて、王者のファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)は同級4位のエンク・オルギル・バータルフー(モンゴル)を挑戦者に迎え、2度目の防衛戦に挑む。
アンドラージは今年1月の「ONE 170」でクォン・ウォンイル(韓国)と再戦。それまで3連続KOと波に乗っていたウォンイルを僅か42秒の秒殺KOで下し、圧倒的なパフォーマンスで初防衛に成功していた。
これまで多くのストライカー達との打撃戦で名勝負を見せてきたアンドラージだが、今回の相手のバータルフーは強力なレスリングを武器とするグラッップラー。相手を窒息させるその組技にアンドラージは対策を強いられるが、やはり自身のスタンド打撃をいかにして活かすかに焦点が置かれたようだ。
「今回のトレーニングキャンプは少し違う。相手のやることを防ぐための具体的なプランを準備した。彼は試合ごとにスタイルを変えることはあまりない。だから彼が何をするか予想するのは簡単だ」
「トレーニングキャンプ全体を通して、彼にやりたいことをさせず、逆に私の戦いに引き摺り込むことに集中した。だから大きな変更ではなかった。あるとすれば、相手のスタイルに焦点を当てた、もう少し具体的な作業をしただけだ」
電光石火の拳と悪魔のような膝蹴りでONEの黄金のベルトを腰に間いてきたアンドラージだが、トップグラップラーに対する防御には、高いレスリング能力、巧みな位置取り、長時間のグラップリング攻防に耐えるスタミナが必要であることを十分に理解している。
「エンクとの対戦は自分にとって新しい挑戦だ。これまでの相手とは異なるスタイルを持ち、誰も私に試してこなかった局面で私に挑戦してくる。だから、これまでとは異なる局面で、私がどれだけ優れているかを証明できることに興奮している」
「私は総合力の高いファイターだ。全てができる。それは過去の試合でのKOで、打撃で示してきた。今回の対戦相手は、私とレスリングをしようとするので、私のグラップリングがどれだけ優れているかを証明するつもりだ」
ONEで戦ったMMA8試合の中でアンドラージは実に6試合をフィニッシュで決めている。そして今回の試合も例外ではなく判定に勝敗を委ねる気はない。アンドラージは自分の戦いを相手に押し付け、自分のフィニッシュリストにバータルフーの名前を追加するつもりだ。
「フィニッシュ勝利を狙っている。ラウンド毎で戦いを意識することはない。なぜなら試合全体を楽しみたいからだ。戦いがどう流れるか見たい。でも間違いなく試合はフィニッシュで終わらせる。ベルトは変わらず私のものだ」
アンドラージ、バータルフーの戦いは“少し退屈”
実はアンドラージは最近まで、上位ランカーのバータルフーをあまり意識をしていなかった。
ウォンイルを秒殺KOし王座防衛に成功した後、彼は次の挑戦者候補をチェックし始めたが、そこで今年3月の「ONE Fight Night 29」でランキング5位のジェレミー・パカティウ(フィリピン)に圧勝したバータルフーが目に留まったのだ。
「正直言うと、私がベルトを防衛した後にパカティウと戦った彼の直近の試合まで、あまりエンクに注意を払っていなかった。彼はパカティウを支配した。少し退屈な試合だと思ったが、彼の勝ちいく姿勢は見れた」
「彼はグラップラーで柔術家だ。彼は自分のやることに集中している。相手に組みつき、体力を削っていく。戦いとしては少し退屈だ。でも彼は強いと思う。小柄で背が低いが強い」
これまでのウォンイルのようなストライカーとの試合は、確かにアンドラージのスタンド打撃が世界トップクラスであることを証明してきた。
しかしバータルフーのグラウンド地獄から生き延びることができれば、それは全局面に対応できるトータルファイターであることをアピールできる。
これはアンドラージが王者たる証明の戦いなのだ。
「今回の防衛戦は重要な一戦だ。その理由は、彼が私がこれまで対戦した全ての相手とは異なるスタイルを持つ男だからだ」
「だから、今回、戦いを支配し、彼からベルトを守ることができれば、私が何ができて、そのレベルは別次元であることを証明することになる」