【10/4 ONE Fight Night 36】プラジャンチャイ、ディベラと激突！＝ストロー級キックボクシング統一王座決定戦
ONEチャンピオンシップは10月4日にタイ首都のルンピニースタジアムにて「ONE Fight Night 36」を開催。
ストロー級キックボクシング統一王座決定戦にて、正規王者のプラジャンチャイ・PK・センチャイ（タイ）と暫定王者のジョナサン・ディベラ（イタリア・カナダ）が対戦することが決定した。
また、ブラジリアン柔術世界王者のファブリシオ・アンドレイ（ブラジル）が2戦目に挑む。バンタム級サブミッション・グラップリングマッチにて、ONE初参戦のエドゥアルド・グランゾット（ブラジル）との対戦が決定した。
因縁の統一戦が実現
プラジャンチャイとディベラの最初の対戦は、2024年6月の「ONE Friday Fights 68」。その夜はプラジャンチャイがディベラに判定3-0で勝利。プラジャンチャイはディベラにキャリア初黒星を与えると共に、空位だったONEストロー級キックボクシング世界タイトルを獲得した。
試合は序盤、リーチの優位性、完璧な距離設定、卓越したファイトIQを駆使したディベラが支配したが、ラウンドを重ねるにつれ、プラジャンチャイの豊富な経験が光を放つ。精度の高い左ストレートと蹴りで反撃、流れを変える。
チャンピオンシップラウンズでは、両選手共に一歩も譲らない攻防を見せたが、プラジャンチャイが攻撃の手数、パワー、精度でディベラのテクニックを上回り、全会一致の判定勝利を飾った。
プラジャンチャイ 、2競技制覇の偉業
この勝利により、プラジャンチャイはムエタイとキックボクシングの立ち技部門におけるONEの2競技制覇王者に輝いた。そして、前戦となる今年2月の「ONE Fight Night 28」ではエリス・バルボーサを4R TKOで下し、ムエタイ王座の防衛に成功。その見事なパフォーマンスを評価され、ONE Championship会長兼CEOのチャトリー・シットヨートンから巨額の10万ドル・パフォーマンス・ボーナスを獲得した。
ディベラ、敗戦から強豪勢に2連勝
対するディベラは雪辱ロードを歩んでいた。プラジャンチャイに敗れた後、昨年12月の「ONE Fight Night 26」でルイ・ボテーリョを下し復活。そして今年3月の「ONE 172」でレジェンド戦士のサムエー・ガイヤーンハーダオを下し、ONE暫定ストロー級キックボクシング世界タイトルを獲得した。
アンドレイ vs. グランゾットの同国対決
この戦いが行われる前、柔術世界王者のファブリシオ・アンドレイがONE2連勝を狙う。“ホカゲ”の愛称を持つアンドレイは今年4月の「ONE Fight Night 30」でアシュリー・ウィリアムズを圧倒。世界トップの運動能力と電光石火の反射神経を見せ、華々しいONEデビュー戦を白星で飾った。
しかし、野心溢れる25歳のブラジル人は満足していない。次戦は鮮やかなフィニッシュ勝利を決めて、5万ドルのパフォーマンス・ボーナス獲得を狙っている。
対戦相手は同じブラジル人のエドゥアルド・グランゾット。名門ジムCheckMat（チェックマット）所属の22歳でIBJJF世界選手権などで入賞する活躍を見せ、ヒカルド・ヴィエイラの指導の下、2023年6月に黒帯を獲得した。
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