【3/20 ONE Friday Fights 147】バンタム級ムエタイ王者ナビル・アナン、ランボーレックと初防衛戦
3月20日にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Friday Fights 147」のバンタム級ムエタイ世界タイトルマッチにて、王者のナビル・アナン(21=アルジェリア/タイ)が挑戦者のランボーレック・チョー・アッジャラブーン(22=タイ)を相手に初防衛戦を行う。
この因縁は1月に始まった。今年1月24日に開催された「ONE Fight Night 39」でロシア強豪アブドゥラ・ダヤカエフをKOしたランボーレックは勝利マイクで王者への挑戦をアピール。バックステージでアナンは即座に挑戦を受け入れ、ベルトを防衛する準備ができていると述べた。
アナンは2023年6月のONEデビュー戦ではスーパーレックにKO負けを喫したが、その後に5連勝。そこでONEのタイトル獲得のチャンスを手にした。
2025年1月、ニコ・カリロとONE暫定バンタム級ムエタイ世界タイトルを懸けて対戦し、スコットランドのKOアーティストをノックアウトして格闘技界に衝撃を与えた。カリロを倒した初めての選手となり、暫定バンタム級王座を獲得した。
2カ月後の「ONE 172」で、196cmの長身を誇るアナンは、ONEデビュー戦で敗れたスーパーレックとの再戦のチャンスを得た。スーパーレックが計量で失格となり正規王者のベルトを剥奪されたが、アナンは集中力を切らさず、タイのメガスターを圧倒的に打ち破った。この歴史的な勝利から数カ月後、アナンはONEバンタム級ムエタイ世界正規王者に昇格した。
それ以降、アナンはキックボクシングにも挑戦。元ONEフライ級キックボクシング世界王者イリアス・エナッシとは偶発的なローブローによるノーコンテストに終わったが、昨年11月の「ONE 173」ではフェザー級マッチで和島大海に勝利した。
キックボクシング挑戦の後、アナンは自身が持つ王座を守るためにムエタイルールの戦いに戻る。
挑戦者のランボーレックはアナンの防衛戦の相手として十分な実力を持った選手だ。
スーパーボンとノンオー・ハマというムエタイ界のレジェンドの指導を受けるランボーレックはキャリア67勝14敗という驚異的な戦績でタイトル戦に臨む。
ランボーレックのONEでの7勝のうち5試合はKOによるもの。これはランボーレックのフィニッシュ能力を物語っている。
ランボーレックはONE Friday Fightsを通じて10万ドルの契約を獲得した初の選手として歴史を作り、その後最高レベルで通用することを証明した。3連続KOを含む5連勝中の現在、ランボーレックは満を辞してのタイトル挑戦に向かう。
勝負の鍵は距離。ランボーレックは196cmの長身王者をどう対処するか。離れれば、リーチ差のあるアナンのパンチや蹴りが飛び、距離を詰めると、その打点の高い膝蹴りが襲う。
KO決着必至の大激闘が期待される一戦、アナンの初防衛成功なるか、ランボーレックが新王者か。