【7/18 ONE Friday Fights 116】与座優貴、タイトル挑戦なるか!元王者ペッタノンに「経験したことない動きを見せる、ド派手にKOしたい」
7月18日にタイ首都バンコクのルンピニースタジアムにて開催される「ONE Friday Fights 116」のバンタム級キックボクシングで、与座優貴(team VASILEUS)がペッタノン・ペットフォーガス(タイ)と対戦する。
日本を代表する元K-1王者の与座が、ONE参戦わずか2戦目にして、元ONEバンタム級キック世界王者で現在ランキング3位のベテランに挑む。
現王者ジョナサン・ハガティとのタイトル戦に繋がる可能性がある一戦。与座、ペッタノンは共に何としても勝利を手にしたい。
カウンターパンチが得意で高いファイトIQを誇るサウスポーのスペシャリストを相手に、与座は身体能力の高さと空手仕込みの多彩な蹴り技で挑む。
「(ペッタノンとは)1度タイで手合わせしたことがあるので、彼の上手さはその当時、凄く衝撃的でしたが、格闘技にかける気持ちは自分の方が絶対強いので負けない。負けるはずないと思います。」
与座の勝利に対する絶対的な自信は、一撃で相手を倒せるパンチ力と、世界トップクラスの相手を翻弄し続けてきた蹴り技にある。与座は今回の試合でも、ハイプレッシャーで相手を下げさせ、前戦のパフォーマンスでトレードマークとなった飛び膝蹴りや胴回し回転蹴りなどを放っていくだろう。
さらに、両者は過去にタイのスーパーボンジムで一緒に練習した事があるが、与座はスパーの際に自分の手の内は明かさなかった。逆にペッタノンの動きや力量を肌で感じれたことから、これが戦術的アドバンテージの一つになると考えている。
「(一緒に練習した時)その時に試合が決まっていた相手がサウスポーだったので、サウスポー対策をアドバイスしてもらいました。スーパーボンのスタイルというか、それを自分は行った時に試していたので、自分の手の内はそんなに見せてこなかったです。ラッキーだなと思いつつ、向こうの周りとか持ってるテクニックっていうの結構見たので、試合ではそれができるのかなと思ってます。」
「向こうはムエタイのキャリアは自分よりはあるんですけど、自分もその戦いの数だけで言ったら別にそんなに差はないと思っています。ファイトIQも全然負けないと思ってるし、逆に向こうのファイトIQが高いからこそ入る技も持っているので。ファイトIQが高いペッタノンでも経験したことないような動きを見せて倒したいと思います。」
与座、劇的な勝利でタイトル挑戦を狙う
与座は今回の一戦をタイトル挑戦権を手にするための道筋と考えており、この試合でインパクトある勝利を飾り、王者ハガティとの対戦を狙っている。
ペッタノンとはいつかは対戦すると考えていたようだが、その機会がこんなに早く訪れるとは予想していなかったようだ。
「ONE参戦が決まってから、なんとなくペッタノンとはやるんだろうなっていう頭では自分でもいたんですけど、2戦目でやるっていう風には思ってなかった。早いなって気持ちと、ここで倒せば本当にベルトが見えてくるなっていう位置づけの試合なので、自分にとっては凄いチャンスかなって。おいしいなと思ってます。」
極真空手でも世界の頂点に上り詰めた与座は、実力者であるペッタノンを倒す事が、彼を即座に正当なONE世界タイトル挑戦者として評価されることを理解している。
その一方でペッタノンは、与座のキャリアの中でも最も厳しい対戦相手だ。359試合の戦歴を持ち、数々の世界王者のベルトを手にしてきたペッタノン。あらゆるファイターと拳を交えたその経験は計り知れなく、与座の様なアグレッシブなプレッシャー・ファイターを無力化する方法を知っている。
しかし、与座は自身の予測不可能な武器とフィニッシュする力が、超ベテランの想定を超える戦いに持っていけると確信する。
「自分は本当にベルトを目指してる。そのタイトル挑戦者にふさわしい勝ち方をしたいと思ってます。ド派手にKOしたいです。」