【ONE Friday Fights 137】リウ・メンヤン、タワンチャイにローキックで僅か52秒の秒殺KO勝利
リウ・メンヤンが12月19日開催の「ONE Friday Fights 137」のメインイベントで、キャリア最大の勝利を手にした。現ONEフェザー級ムエタイ世界王者タワンチャイPKセンチャイを1分足らずで仕留めたのだ。
22歳のメンヤンは、アジアプライムタイムで生中継されたこのフェザー級キックボクシングの試合で、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムの大観衆と世界中で視聴する数百万人の視聴者を沈黙させた。
試合は開始すぐからタワンチャイが攻勢。鋭いミドルキックを放つなどメンヤンにペースを握らせない。しかしメンヤンは試合前の宣言通り、しっかりとした受け返しで応戦した。

豪打が自慢のメンヤンが鋭い右ストレートで踏み込み、タワンチャイをロープ際まで追い込む場面も。しかしタワンチャイは上手く対処。前蹴りで間合いを整え、自身の攻撃のターンを作り出した。
タワンチャイは距離を詰めると、メンヤンは相手の前足にインサイドローキックを叩き込んだ。同じ場所への4発目の攻撃で、タワンチャイはダウンを喫した。
レフェリーのカウントが終わる前に、タワンチャイは立ち上がれず。結果、メンヤンは僅か52秒、ローキックによるTKO勝利を収めた。
メンヤンはこの勝利で戦績を35勝7敗に伸ばした。メンヤンはシャドウ、野杁正明とONEの世界トップクラスを相手に3勝をあげた。現ONEフェザー級キックボクシング王者スーパーボンへの挑戦に大きく近づいたに違いない。