【12/6 ONE Fight Night 38】緊急参戦ノンタチャイ、鈴木真治とムエタイで激突!リアム・ハリソンは負傷欠場
12月6日(日本時間)、タイ首都のルンピニースタジアムにて開催される今年最後のFNイベント「ONE Fight Night 38」で鈴木真治(日本)の対戦相手が変更となった。
当初は英国のレジェンド、リアム・ハリソンとバンタム級キックボクシングで対戦する予定だったが、ハリソンが負傷欠場。急遽、ノンタチャイ・ジットムアンノン(タイ)が代役出場。ルールもバンタム級ムエタイとなることが決定した。
短期間の準備となるが、ジットムアンノン・ジム所属の26歳にとって、バンタム級ムエタイ部門で大きな存在感を示すチャンスだ。
キャリア51勝を誇るノンタチャイは、近距離での戦いを得意とし注目を集める存在に。獰猛なクリンチワークと相手を窒息させるようなインサイドゲームで、数え切れない対戦相手を打ち砕いてきた。
2023年のRoad to ONE:タイランドトーナメントで優勝した後、タイ人ストライカーはONEチャンピオンシップで3連勝のスタートを切っている。
ノンタチャイは2024年7月にアレッシオ・マラテスタに圧倒的な判定勝利を飾ると、4ヶ月後にドミトリー・コフトゥンをKOで下し一気に注目を集めた。
彼の勢いはフェザー級に参戦した時も続いた。3月の「ONE Fight Night 38」でノンタチャイはFNデビュー。アリアン・エスパルザ「ザ・デストロイヤー」に判定勝利を収めた。
今年7月にアブドゥラ・ダヤカエフにKO負けしたものの、今年10月にノンタチャイはバンタム級に下げてソネル・シェンと対戦。スピーディーなフットワークと向上したディフェンスで難敵のシェンに僅差の判定で競り勝った。
一方の鈴木は40戦以上のキャリアを持つベテラン選手。2022年に「Road to ONE:ジャパントーナメント」を制してONE契約を獲得。ONEではムエタイルールで1勝2敗の戦績を残している。
40歳の鈴木は2023年9月のONEデビュー戦でスーブラック・トー・プラン49にKO負けを喫した後、2024年3月にONEタイトル戦経験を持つ中国強豪のハン・ズーハオを下した。しかし鈴木は、今年2月の「ONE 171: Qatar」でジェイク・ピーコックに3R TKO負け。連勝はならなかった。
40歳を迎え、登り調子のノンタチャイと対峙するこの一戦は鈴木にとって重要な一戦だ。若手を撃破し、復活の狼煙をあげるか、それとも踏み台となるか。注目の一戦だ。