【10/4 ONE Fight Night 36】元ストロー級王者ブルックス、強敵マラチエフとフライ級MMAで激突!
ONEチャンピオンシップは10月4日にタイ首都のルンピニースタジアムにて「ONE Fight Night 36」を開催。
フライ級MMAにて、元ONEストロー級王者のジャレッド・ブルックス(米国)とマンスール・マラチエフ(ロシア)が対戦することが決定した。
ブルックスの栄光と挫折
ブルックスは2021年に世界最大級の格闘技団体のONEに参戦してからすぐに圧倒的な力を誇示してきた。
スピード、パワー、世界トップのレスリング技術を披露し連勝を続けると、2022年12月にジョシュア・パシオの王座に挑戦し判定勝利。念願のONE世界王者のベルトを獲得した。
しかし2024年3月にパシオとダイレクトリマッチを行うも、相手の頭部をマットに叩きつける反則のスラムを行い失格負け。初防衛に失敗した。
続く8月のONE世界ストロー級暫定王座決定戦でグスタボ・バラートと対戦したが、バラートは計量失敗。さらにブルックスは一本勝ちし暫定王者として復活した。
しかし直近の2試合は苦戦。昨年12月にフライ級に階級アップし、リース・マクラーレンと対戦したが、スプリット判定負け。今年2月の「ONE 171」でパシオとストロー級の王座統一戦を行ったが、2RTKO負けを喫した。
再スタートを切るブルックスが狙うのは、2階級制覇の偉業。果たしてどのような戦いを見せるか。
快進撃のマラチエフ
彼の前に立ちはだかるのはマラチエフ。2023年6月のONE参戦以来、着実に階段を上ってきた危険なダゲスタンの破壊者だ。
イーグルスFCの2階級制覇王者だったマラチエフはONEデビュー戦でジェレミー・ミアドから一本勝ちを収めるも、続くジョシュア・パシオに判定負けし、キャリア初黒星を喫した。その後は猿田洋祐、ボカン・マスンヤネと強豪勢を撃破し、再び連勝の波に乗っている。
因縁の決着
マラチエフとブルックスの間には因縁がある。それは長い間、両者の間で交わされたSNSでのトラッシュトークだ。
米国、ダゲスタンと互いにレスリングの優位性を声高に主張してきたが、遂にリングの上でその決着をつけることになる。
2階級制覇を狙うブルックスにとって、マラチエフは避けて通れない相手。一方のマラチエフにとってブルックスに勝利することはONEでの地位をさらに押し上げるだろう。