【11/16 ONE 173 日本大会】デニス・ピューリック、武尊にKO宣言「2Rまで決着、左フックで沈める自分が見える」

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ONEチャンピオンシップは11月16日に東京・有明アリーナにて「ONE 173」を開催。フライ級キックボクシングで、武尊(team Vasileus)とデニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)が激突する。

40歳のピューリックは、これまで下馬評を覆すキャリアを歩んできた。そして今大会でキャリア最大級の挑戦を迎える。

世界中のファンを沸かせる一戦。ピューリックが何ヶ月も待ち望み、SNSでも実現を訴えてきた対戦だ。

「レジェンドと戦いたい。最高の相手と。それだけだ」

「ロッタン・ジットムアンノンに対して、私みたいな戦いをした奴はいない。だから、この試合を受ける資格が一番あるのは私だと思ってる。ランキング2位の座を掴んで、もう一度ロッタンと戦いたい。できれば次はタイトルマッチで戦いたい。」

ソイドッグスMMA所属のこの男は、危険な相手から逃げたことがない。

ピューリックは長年のキャリアを通して、会場を沸かすムエタイファイターの一人として名を馳せてきた。ベトナムの強打者ニューイェン・トラン・デュイ・ニャットを2ラウンドKOで沈め、ONE世界タイトル戦経験を持つジェイコブ・スミスを2度ダウンさせて判定勝ち。これらの実績が物語っている。

2024年6月にキックボクシングルールに挑戦すると、すぐさまインパクトを残した。タイのメガスター、フライ級キックボクシングランキング1位のロッタンと3ラウンドの殴り合いを演じ、観客を総立ちにさせたのだ。

しかし、その後は望む結果を出せていない。エリアス・マムーディ戦はノーコンテスト、ジャオスアイ・モー・クルンテープトンブリー戦ではTKO負け。ピューリックは一旦ブレーキを踏み、体を休め、敗戦から貴重な教訓を得た。

最終的にピューリックが悟ったのは、試合後の回復にもっと集中する必要があること、そしてキックボクシングに完全に移行すべきだということだった。

「40歳だってことを考慮してなかった。だから前回の試合で目が覚めたんだ。『焦るのはやめよう』って。ペースを落として、回復に専念して、ジムでの練習に集中する。試合を急ぐのはもうやめたんだ。」

「それに、ムエタイよりキックボクシングに集中すべきだと思う。ムエタイの連中は若いライオンだ。俺の半分の年齢だからね。キックボクシングなら、まだトップクラスと渡り合える。だから若いライオンたちにムエタイの世界は譲って、私はキックボクシングのタイトルを狙いにいく。」

ピューリックのキックボクシング完全移行は、単なる戦術的な変更ではない。実践的な判断だ。

ONEのムエタイは4オンスグローブを着用し、肘打ちや首相撲が認められている。一方、キックボクシングではより重く大きいグローブを使用し、クリンチは制限され、肘打ちは禁止。この違いにより、ピューリックは動き回る余地が生まれ、スピードを活かし、キャリアを延ばせるという。

ペースとスタイルの変化への適応に自信を持つピューリックは、今が最高のコンディションだと感じている。

「調子が良ければ戦える。だから、ロッタンとやったみたいな3ラウンド殴り合うペースで戦えば、2ラウンド中決着がつくのは確実だ。」


ピューリック、早期フニッシュの根拠を語る

ピューリックにとって、武尊のような日本のスーパースターとの対戦は、まさに追い求めてきた一戦だ。そして、その試合は早期に終わると断言する。

この対戦には興味深い要素がある。今年3月の「ONE 172」で、武尊はロッタンに80秒で止められた。一方、ピューリックはロッタンと3ラウンドの激闘を演じ、タフさを見せつけた。この対比的な結果が、日本の観衆を驚かせられるという確信を強めている。

「いいパンチを当てさえすれば、少なくともグラつかせて試合を終わらせられると思う。彼は自分を守りながら戦うタイプじゃない。かなりオープンだ。隙が見える。隙が見えるんだ。左フックを叩き込んで沈める自分が見えるんだ。」


武尊はあらゆる打撃ルールでロッタンとのリマッチを熱望し、雪辱を果たそうとしているが、ピューリックは、武尊は11月16日に目の前に立つ脅威に完全に意識が向いていないと解釈している。

「(武尊はロッタンを意識しすぎていると)そう思う。彼は間違いなくそうしてる。自分にプレッシャーをかけすぎている。」

その一方で、K-1三階級制覇王者は軽視できない相手であることはピューリックも十分に理解している。

何ヶ月もかけて武尊の癖や傾向を研究し、最も危険な攻撃を特定してきた。この40歳ベテランは、日本人スーパースターの得意技を完全に把握し、それに対抗するためのキャンプを組んできた。同時に、自身のパワーと爆発力も磨いてきた。

「彼はいつもつま先で前蹴りを突き刺し、カーフキックを蹴ってくる。でも、私に対して使える武器はそれくらいだ。」

「ボクシングはない。私とボクシングで戦えない。私とボクシングするだけのパワーがないんだ。速いかもしれないが、私もかなり速い。私の方が爆発力があるし、パンチも重い。」

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