【7/12 ONE Fight Night 33】澤田千優、再起戦で難敵アラゴンと対戦「一本勝ち狙う」
7月12日にタイの首都ルンピニースタジアムで開催される「ONE Fight Night 33」の女子アトム級MMAで、同級5位の澤田千優(日本)がマカレナ・アラゴン(アルゼンチン)を相手に待望の再起戦を果たす。
ONEでは3連勝の後、今年1月の前戦でメン・ボーに判定負けし、キャリア初黒星を喫した澤田。日本のグラップリング・エースは今回の試合を勝利し、自分がタイトルコンテンダーの一人であることを改めてアピールすることを狙っている。
対するアラゴンは柔道ベースの23歳ホープ。ONEデビュー戦では三浦彩佳に一本負けを喫したが、2戦目では強豪ジヒン・ラズワンを撃破、グローバルステージに立つ実力があることを見事に証明した。
澤田は再起戦の相手を冷静に分析する。
「彼女はONEでは2試合出場していて、試合を見ると前に出てくるタイプ。柔道ベースで身体が強く腰もしっかり強い印象です。」
澤田はアラゴンのフィジカルの強さと強いプレッシャーを警戒する一方で、勝利の鍵の一つとして試合の主導権争いが重要だと考える。
そのためには澤田の攻撃の軸となるタックル、相手の大きな一発をもらわないスタンド打撃のディフェンス、これがしっかりとできるかが肝だ。
「彼女は腰の強さだったり力が強いと思うので、多分1発目のタックルだと切られてしまう可能性があると思います。あとはパンチもテクニックというより、重たいパンチを振ってくる可能性もあると思うので、そういったパンチを貰わないようにしっかり注意したいです。自分から先手を打って、相手に出させない展開にしなければいけないです。相手のペースに持って行かれてはダメだと感じています。」
この試合で良い勝ち方をすることが、タイトル挑戦に一歩近づくとイメージする澤田。判定ではなくフィニッシュ。澤田のやりたいことは決まっている。
「一本勝ちはもう狙ってます。しっかりいい勝ち方してインパクトを与えます。」
世界タイトル挑戦への道筋
澤田アラゴンとの対戦に全集中する一方で、その先にあるチャンピオンシップマッチへの想いは強く持っている。
現女子アトム級MMA世界王者のデニス・ザンボアンガに対して、澤田はリング上でアピールすることを考えている。
「次戦は上位ランカーと戦いたい部分はありますが、言ったもん勝ちみたいなところもあるので、ザンボアンガ選手とやりたいと試合で勝ったら言ってもいいのかなと思います。」