【7/18 ONE Friday Fights 116】三浦彩佳、タイトル挑戦を目前に5連勝なるか!「自分のわがままを通す、通したものが強い」
7月18日にタイの首都ルンピニースタジアムで開催される「ONE Friday Fights 116」の女子アトム級MMAマッチで、同級2位の三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)がジュリアナ・オタロラ(コロンビア)と対戦する。
無敗のキャリアでONE初参戦するオタロラを相手に三浦が連勝記録を5に伸ばすか、期待されるタイトル挑戦に近づくか、注目が集まっている。
三浦は前戦となる今年2月の「ONE 171: Qatar」でインドのレスリングエリート、リトゥ・フォガットに一本勝ち。これまで必殺の“あやかロック”(スカーフ・ホールド・アメリカーナ)で極めていたが、この試合はなんとニーバーによる一本。三浦は以前から“技の引き出しが多い”ことを主張していたが、その言葉を証明するフィニッシュとなった。
「ずっと言ってきたことが出せた試合でした。ただ、対策されたところで、極めるのがあやかロック。自分はいつも通りやるだけで、相手のことをあまり考えていないです。」
「対策されても自分のわがままを通す、通したものが強いっていう風に思っています。対策とかではなくて、自分自身をしっかり整えて試合に臨みます。」
アトム級トップファイターのフォガットを三浦は開始わずか3分以内に瞬殺。この結果、三浦はONEの試合においてフィニッシュ率を88%までに上げたのだ。
メン・ボー、平田樹、マカレナ・アラゴンに続き、フォガットまで撃破した三浦。連勝記録を4に伸ばしたが、その秘訣は試合のある無しに関わらず、トップアスリートとして常に良質のコンデイションをキープしている点にあるようだ。
「コンディションは常に保たれてる感じです。いい感じに今回も順調です。」
「(トレーナーの)堀江さんがコンディショニングをやってくれたりしてるので、その点で少しは変わったりしていると思いますが、自分が常に良くしようと思っているのが1番強いのかなっていう風に思ってます。」
三浦、世界タイトル挑戦を狙う
三浦は当然ながら今、目の前にいるオタロラとの一戦に全集中しているが、その先には現女子アトム級MMA王者のデニス・ザンボアンガの存在がある。
今回の勝利如何によって、三浦は11月に日本で開催される「ONE 173: Superbon Vs. Noiri」で、ザンボアンガとタイトルマッチを行う可能性が高いのだ。
タイトル挑戦がかかった前哨戦というプレッシャーも少なからず意識するはずだが、三浦のフォーカスはオタロラだけに向かっている。
「何があっても対応できるように練習をしている。ただ、今は目の前の相手に集中です。」
11月の日本大会でタイトルショットとなれば、当然それはホームのファンの大きな期待を背に戦うということ。日本を代表するという誇りを胸に、三浦はこの戦いから邁進する。
「日本を代表して戦っていきたいと思います。しっかり勝って次に繋げたいと思ってます。」