【2/14 ONE Fight Night 40】ステラ・ヘメッツバーガー、ブンタンとの女王対決に「もう一つの美しいベルト」2競技制覇なるか
2月14日にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Fight Night 40」メインイベントに登場する現ONE女子ストロー級ムエタイ王者のステラ・ヘメッツバーガー(オーストリア)は2026年に再び歴史を作るチャンスを迎える。ONE女子ストロー級キックボクシング世界王者のジャッキー・ブンタン(米国)に挑戦し2競技制覇を狙う。
27歳のヘメッツバーガーは昨年9月の「ONE Fight Night 35」でブンタンから2度のダウンを奪い、女子ストロー級ムエタイの新王者に。今回はブンタンからキックのベルトを奪い、両肩に2本の黄金のベルトをかけるのを望んでいる。
「ファイトキャンプのほとんどをプーケット・ファイトクラブで過ごした。試合までに合計9週間ここにいることになる。キックボクシングのスタイルに焦点を当てているが、トレーニングルーティンとしては、これまでのムエタイキャンプとほぼ同じ」
「今回のキャンプの主要コーチは、ムエタイコーチのクルー・ファルサタン、ここのボクシングコーチのガブリエル・イウリ、そして母国のストレングス&コンディショニングコーチのロベルト・エックシュレーガーです。彼ら全員が私をこの試合のピーク状態に仕上げてくれた」
すでにブンタンに勝っているが、ハングリー精神を常に忘れないヘメッツバーガーはムエタイの聖地に自信過剰な状態では臨まない。
ヘメッツバーガーは、王者のブンタンが前回の敗戦を糧に、心身ともに修正して挑んでくると読んでいる。技術、フィジカル、メンタル全てが強化された姿を想像し、油断ない気持ちで挑む構えだ。
「もちろん、ジャッキーに勝ったことは自信になった。でも、どんな状況でも自信過剰になることはない。これは私にとって完全に新しい試合。ジャッキーは強いファイターなので、トップに立つためには努力しなければならないことを十分に認識している」
2競技でONE世界王者になるという夢は、単なるモチベーションではない。強敵のブンタンとの再戦に向けてのこの厳しいキャンプの一瞬一瞬に力を与える原動力であり、複数の競技でエリートであることを証明する目標なのだ。
「自分のスキルを世界に見せることにとても興奮している。今回、もう一つの競技で自分の能力を示す大きなチャンスがあることは本当に嬉しい。2競技の世界王者になることがこの試合への主なモチベーション」
「もう一つの美しいベルトを手にするのは素晴らしいこと。あまりその瞬間を想像しすぎないようにしているが、理想は、最後にまた手を挙げられること」
再戦での勝利への道筋
手を挙げられ、2本目のベルトを手にし、レガシーを確固たるものにする。そのイメージは、キャンプを通じてヘメッツバーガーの頭の中で繰り返し浮かんできた。しかし、成功をイメージすることと、実際にゲームプランを実行することは別物だ。
現ONE女子ストロー級ムエタイ世界王者は、来週のライバル対決の再戦で、昨年対戦した時よりもさらに決意を固めたブンタンと向き合うことになると予想している。
「前回の試合とは全く別人の彼女と戦うイメージだ。その理由は前戦で1Rで私が彼女をダウンさせたからだ。また、競技自体も違うので、これもまた厳しい試合になると予想している」
ルールがキックに変わっても、ヘメッツバーガーの目標は明確だ。勝利を収め、世界の舞台で完璧な5戦全勝を達成すること。その勝利がどのような形で実現するか。KO、判定、5ラウンドにわたる圧倒的な勝利か。そのどれも勝利そのものに比べれば重要ではない。
「理想的なフィニッシュはもちろんKO。しかし私が一番にフォーカスしているのはその試合に勝つことと、良いパフォーマンスを見せること。もしこの試合でKOのチャンスが来れば、とても嬉しい。そうでなければ、5ラウンドを通じて、より良いファイターであることに焦点を当てる」
ヘメッツバーガーがブンタンの領域に乗り込む自信の源は、彼女をキャリア全体を通じて危険な存在にしてきた要素そのものだ。
彼女が持つムエタイの鋭さは、キックボクシングの武器をより強固にする。キックボクシングの精度は、伝統的なクリンチゲームと見事に融合する。それらすべてが一体となり、相手が攻略に苦しむパズルを作り上げているのだ。
だからこそ27歳の彼女は、その多様性こそが今回の壮大な王者対決における最大の武器になると確信している。
「キックボクシングでの私の強みは多様性です。キックボクシングのスキルはムエタイゲームを補完し、その逆もまた然り。蹴りを使うのが好きだし、パンチを使うのも好き。そしてそれらすべてを組み合わせるのが好き。それがジャッキーに対する私の優位性になると思う」