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★インタビュー特集:日本選手の2019/2020—⑪和田竜光

2020年1月2日

ONEチャンピオンシップの日本人アスリートに2019年を振り返ってもらい、2020年の抱負を聞く企画「ONE日本選手の2019/2020」。今回はフライ級エースの和田竜光のインタビューをお届けする。

和田は1月「ONE:HERO’S ASCENT」で、ダニー・キンガッド(フィリピン)を相手にユナニマス判定負け。4月の「ONE:ROOTS OF HONOR」でグスタボ・バラート(キューバ)を相手にユナニマス判定で勝利を挙げ、8月の「ONE:DAWN OF HEROES」ではDJことデメトリアス・ジョンソン(米国)をと対戦しフルラウンドの激闘の末、ユナニマス判定で敗れた。
強豪を相手に3試合を戦った和田に2019年を振り返ってもらい、2020年の抱負を聞いた。
ONEチャンピオンシップ:2020年はどのような年だったか?

和田竜光:今年は3戦したが、1月に対戦したキンガッドは強かった。いい選手だった。いい試合になった。持っているものをお互いに出せた。

バラート戦は警戒して戦った。レスリングのオリンピック選手だから。ONEで過去に試合をしたことがなかったので、未知の部分が多く、慎重に戦った。消極的な試合と叩かれたが、あの時やることはやれた。

バラートと試合をした時は、次がDJだと決まっていたので何としてもDJと試合をしたいというのが最優先だった。この階級にいる以上は前から注目していたし、今だにパウンド・フォー・パウンド(階級を超越して与えられる最強の称号)と思っている。試合ができて、僕がやりたかったことがやれて、それをDJに跳ね返されたが、充実感はあった。負けた悔しさは正直あまりなかった。

ONE:試合が終わった後DJは必殺技である「おたつロック2」に驚いた、と話していた。

和田:それもDJにしっかりディフェンスされた。さすがだと思った。試合後にDJと少し話したが「あの技はすごかったよ」と言ってもらえた。だが、得意な形を出したのに、しっかりディフェンスされて、ポイント取られて勝たれた。やっぱりDJだな、強いな、と感動した。

ONE:DJと再戦したいか?

和田:現時点では勝てる気がしない。ONEの中では飛び抜けて強い選手だと思う。きつい試合をしてレベルを上げて挑まないと勝てないと思う。

ONE: 来年の目標は?

和田:全勝したい。最終的にはチャンピオンになりたいが、来年は絡めないと思う。KOを狙いつつも勝ちにこだわる試合をしたい。ONEでの戦い方もわかってきたので、来年はしっかりと結果を残したい。

ONE:2019年は両国大会が2度あった。日本大会に出場はしたい?

和田:日本大会も出たいが、こだわりはない。ONEでやっている以上は世界の選手と戦っているという感じがあって、日本と違う環境でやるというのも含めて楽しんでいる。もちろん呼んでもらえたら嬉しい。

ONE:5月1日に、第一子となる女の子を授かったと聞いた。日本大会なら応援に来てくれるのでは?

和田:DJ戦の時にマニラにはすでに会場に来た。生後3ヶ月で。妻も格闘技が好きなので、DJとやるならどうしても見たいと言って来た。(会場の)音もうるさかったが、なんとか大丈夫だった。

ONE:解説者も務めているが、ファンにONEの見どころを教えてもらえるか?

和田:総合格闘技だけではなく、キックやムエタイもやっているので、幅広く楽しめるところ。

また、シンプルにDJのファンなので、DJの試合はよく見るし、クリスチャン・リーも試合を見ると面白い。

この前のダギ(ザイード・フセイン・アサラナリエフ)とやった試合では、どの選手とやっても勝つ可能性がある選手だと思っている。オールラウンドでアグレッシブだし、見てて面白いと思う。

ONE: 年末年始の予定は?

和田:特にない。地元が山梨県なので、地元に戻ってゆっくりするというのが毎年恒例だが、ONEは1月も大会があるので、呼ばれても出られるようにトレーニングしておきたい。

山梨県に行ったら、ものすごく急勾配の山があるのでそこで走り合宿するのが恒例だ。富士山もそこから見える。