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★インタビュー特集:日本選手の2019/2020⑧—山口芽生

2019年12月31日

ONEチャンピオンシップの日本人アスリートに2019年を振り返ってもらい、2020年の抱負を聞く企画「ONE日本選手の2019/2020」。今回は2019年、3戦3勝と大活躍した“V.V Mei”こと山口芽生のインタビューをお届けする。

山口は、2019年3月の両国大会「ONE:A NEW ERA 新時代」でクセニア・ラチコヴァ、5月の「ONE:ENTER THE DRAGON」でラウラ・バリンを相手に一本勝ち。10月の両国大会「ONE:CENTURY PART II」ではジェニー・ファンを相手にユナニマス判定勝ちを挙げ、ONEで4連勝とした。

ONEアトム級世界タイトル挑戦へ順調な歩みを見せている山口が、2020年の目標はもちろん、愛猫と過ごす年末年始の予定などを語った。

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Posted by ONE Championship on Sunday, 31 March 2019

ONEチャンピオンシップ:2019年は3戦3勝だった。

山口芽生:最初の2試合は1本勝ちができた。課題は色々あるが、結果は良いものが残せた。次に繋がるものとして良かったと思う。

ONE:課題とは?
山口:打撃に関してはもっと空手のバックグラウンドなど、自分の持っているものをうまく総合格闘技で使っていきたいと思っている。それをもっと深めるようなアイデアが、試合を通して見えてきた。

寝技に関しても確実に一本を取りに行く流れを作るとか、どんなスタイルの対戦相手が来ても確実に決めにいける強さなど、試合を通してアイデアがもらえた。

ONE:アイデアを練習に活用しているか?

山口:常に色々試している。もう少しレベルアップできると思っている。私は、打撃は打撃、寝技は寝技という感じで、しっかりと自分の体に形を組み込ませてからスパーリングをする。ガツガツやるよりは、力まず丁寧に形で覚えて、試合が近くなってからスパーリング、という形で作っている。ケガをしても良くないので。

若ければ多少ケガしても回復が早いし、休んでも時間に猶予がある。私の場合はそうもいかないから、なるべくケガをしないことを最優先にしている。

ONE:2020年には37歳になる。
山口:総合格闘技では、40歳になってもやっている人もそれなりにいる。年齢ではなくなってくる部分もあると思う。自分の良さをどれだけ、どういう相手でも出せるか、というのを突き詰めたときにそうなるわけだから、そこにいかなかったらきついと思う。筋力やガッツも必要だが、知的に脳みそを使って戦えるように、と気をつけている。
ONE:2019年3戦のうち、特に印象に残った試合は?

山口:3月の両国大会でラチコヴァ選手に勝てて良い年のスタートが切れた。あれが判定で勝ったとしても負けたとしてもだいぶ違ったと思う。

(ONEで)最初の日本大会だったし、ラチコヴァ選手は若いのに強かった。侮ってはいなかったが、前半はなかなか攻めづらくて、チャンスを窺っていたが、最後にきちんと一本取れた。

ONE:新年の目標を立てる習慣はあるか?

山口:特別には立てないが、4連勝しているから周りの人も「次はタイトルなの?」と期待している。是非チャレンジさせてもらえるように、もう少し実力を見せたい。

スタンプ(フェアテックス)メン・ボーなど強い選手が出てきているので、その辺りと試合をして、もう少し実力を見せたらチャンスをもらえると思う。

ONE:ONEの試合を見たりするか?

山口:最近ムエタイやキックが熱いと思う。ロッタン(ジットムアンノン)などがすごいと思う。オープンフィンガーでムエタイをやる選手はガッツがあって、命がけ。

柔術ベースの選手を見て、いい動きを取り入れたいと思うこともある。アンジェラ・リーに勝ったミシェル・ニコリニは、「チェックマット(世界中に支部がある柔術道場・チーム)」のチームで同門だ。寝技でいい動きをしていたので、勉強になる。アレックス・シウバもこの前いい十字を取っていたので参考になる。

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ONE:2020年は格闘技以外の抱負はあるか?

山口:試合がない時期は毎日、津軽三味線の稽古をしている。それもレベルアップさせていきたい。ずっと音楽はやりたかった。たぶん格闘技より音楽が好き(笑)。格闘技は好きだが、より仕事として向いている。音楽はただ好きなだけ、という感じだ。

5年ほど前から始めたが、日本の伝統的な楽器で、持ち運べるもので、メロディーが奏でられるものがよかった。

ONE:将来的には入場で生演奏もできるのでは?

山口:それで入場したらかっこいいなと思っている。だが、グローブをしながらバチを握れるかという問題がある(笑)。バチが結構大きいから。また、三味線が繊細な楽器なので、三味線の取り扱いができる人がいないと怖い。

ONE:年末年始の予定は?

山口:今年は今の所ゆっくりできそうだ。家族と過ごしたり、家で猫とまったりすると思う。

3、4年前から「茶々丸」と「銀丸」という名前の猫を飼っている。知人が保護猫の活動をしていて、飼える人を探していた。遠征中はペットシッターに頼んでおり、遠征中は毎日来てくれて写真を送ってくれる。シッターさんがいい人で猫も懐いている。

ONE:試合の前に猫の写真を見ると癒されるのでは?
山口:私はそんなに試合前にピリピリする方ではないが、それでも無意識のうちに緊張があると思う。遠征や試合前にバタバタしているときに、家に帰って猫がいるだけで気持ちがほぐれる。いい癒しになっていると思う。