【8/29 ONE Friday Fights 122】吉成名高、難敵アズマニと激突、ONE3連勝なるか「圧倒的パフォーマンスを見せる」

Nadaka Yoshinari Rak Erawan ONE 172 68 scaled 1

8月29日にタイの首都ルンピニースタジアムで開催される『ONE Friday Fights122』のアトム級ムエタイで、ハマダ・アズマニ(モロッコ)と対戦する吉成名高(エイワスポーツジム)が現在の心境を語った。

ー過去2年間、8-9試合ペースで今年は今回が4試合目、コンディションはいかがですか?

「元々、高校生の時の試合ペースは、月1程度で試合をして、それに慣れていたので、今、2ヶ月間隔の試合ペースが自分の中でちょうど良いです。2ヶ月だと結構短いという方もすごくいると思うんですけど、自分の中ではそれが凄く良くて、このONEの試合スパンが今の僕の体調にすごく合ってます。ですので、今回もしっかり心も体も仕上がってる状態だと思います。」

ーその調子の良さの秘訣は?練習環境や食事など何か工夫をしていますか?

「正直、食事はあまり気にしてないというか、好きなものを食べていますが、その分いっぱい練習する気持ちを普段からやっています。やっぱり自分はムエタイという競技が大好きです。ムエタイに対する技術とか、そういったものを追求するのがすごく好きなので、それを追求していくうちに今のスタイルが完成したんだろうなっていうように感じています。」

ー因みにファイトウィーク期間ではない時は、何をよく食べるんですか。

「ハンバーグを食べます。」

ー最近、オープン・フィンガー・グローブ(以下 OFG)で手応えを感じている部分は何ですか?

「OFGは(通常)グローブよりもまたさらに面積が小さくなるので、その分相手のガードの隙間を縫うような攻撃っていうのをすごく意識しています。練習では思い切り打てないですけど、スパーリングで合わせていく中で、『この攻撃当たりそうだな』とか、『この攻撃抜けるな』っていうのを結構やっています。その部分を次の試合で生かしていきたいと思います。」

ー前回のバンルーロック戦を振り返って下さい。

「前回のバンルーロック選手はONE3戦3勝3KOの状態で対峙した選手で、すごく攻撃力に定評があったので、自分は向かい合う中でかなり警戒していて、バンルーロック選手が前に攻めてきた時に自分が対応する対策をしていたんですけど、予想以上にバンルーロック選手がディフェンシブに戦ってきたので、自分の中でそこで戸惑いがありました。ただ、自分のスピードと機動力は絶対誰にも負けない自信があるんで、それを活かして勝利をものにできたという風に思ってます。」

ー今、名高選手がおっしゃった様にバンルーロック選手はフィニッシュ力があるにも関わらず、名高選手のフィニッシュを警戒してか、勝負の距離に入ってこなかった印象があります。常にKO勝利を狙う中、選手としてその対策は何かありますか?

「そうですね。下がっていく相手に対して追う技術というものが僕はあまりなかったのかなっていうのが前回の試合での反省点でした。そこで詰め切るというような練習も意識してやってきたので、そういったところも次の試合で成長として見せれるんじゃないかなと思っています。」

ー対戦相手のハマダ・アズマニの印象は?

「ハマダ選手は自分が今まで戦ったことのないようなスタイルの相手だと思います。ステップを使う動きもそうですし、右、左の構えの概念がないというか、右で構えたと思ったら流れの中で逆足にしたりとか、そんな選手なので、そういった点で少し自分の中で戸惑うところはあるかもしれません。ただ、自分の対応力は他の選手よりも優れてると思っているので、その対応力を使って、3ラウンドの中でどこかで山を作ってKOできたらと思っています。」

ー他に警戒してる点はありますか?

「飛び込みですよね。前に来る出入りっていうものが、意表をつくようなタイミングで入ってくる印象があるので、そこはしっかり警戒しています。あとはパンチの受け方が結構うまいです。芯でもらわないというか、逃がしながらもらう感じで、パンチで効かされているシーンが映像を見る限りあまりなかったので、そこも警戒してます。」

ー今回の試合のテーマを。どんな倒し方をしなければいけないと思っていますか?

「今回のテーマは自分のムエタイを駆使して相手選手より優位に立つということ。首相撲とムエタイの技術、崩しだったり、スイープは自分がこの階級の中でもトップクラスだと思ってるんで、それを使ってハマダ選手を翻弄できたらと思っています。」

ー名高選手が2年前に対戦し勝利したことのあるソンチャイノーイ選手も同じ大会に出場します。ONE全勝で、ファンの間では再戦を希望する声が上がっていますが、意識していますか?

「そうですね。同じ大会で近い階級で試合をするのは、自分の中でも縁を感じますし、1度戦って自分勝っているとしても、今は全くお互い別物だと思っているので。ソンチャイノーイ選手は自分に負けてから今まで1回も負けていないですし、自分もソンチャイノーイ選手に勝ってからも負けていないので、そういった形でお互いが上がり切ったところで頂上決戦ができたらいいなっていうのはすごく思います。」

ー因みに、先ほどソンチャイノーイ選手と何か言葉を交わしていたんですけど、どのようなことを話しましたか?

「『体調どう?』みたいなことを聞かれて、『いい感じだよ』っていう風に言って。『日本は今寒いか?』って聞かれたんで、『タイより暑い』っていう風に答えました。」

ー前回の大会で、士門、奥脇竜哉とエイワスポーツジム勢が勝利しています。改めてその強さの秘訣は何だと思いますか?

「やっぱり中川会長が誰よりもムエタイが好きな方なんで、そこでムエタイを追求するという気持ちと、あと、色々なタイ人のスタイルの先生を呼んでくださって。そこで選手個人個人に合ったトレーナーさんがついてくれて、そこでそれぞれがムエタイの技術を上げて、その上で、みんなでまた一緒に練習する流れが、どんどんムエタイの技術を身に付けている点がエイワスポーツジムの強い要因だと思っています。あとは、練習の量はすごく多い方だと思うので、そこも強さの秘訣だと思います。」

ONEで活躍することで、エイワスポーツジムの名前をこれまで以上に広めたいという意識はありますか?

「そうですね。前回、先週の試合で士門や竜哉が物凄く良い試合をしました。それでエイワスポーツジムの選手2名がボーナスを獲得したというニュースが報じられているのを見て、エイワスポーツジムの知名度もどんどん上がっていると実感しました。僕もその一員なので、これからも自分も活躍して、自分の名前も上げたいです。そうなると、みんなハッピーだと思うんで、これまで以上に強さを高めて、みんなでやっていけたらいいなと思います。」

11月の日本大会について、改めてその想いを語ってください。

「今回勝たないと道は開けないと思うので、まずは今回の試合だけに全集中します。勝つことで、11月の試合の道も開かれると思うので。その日本大会はONEのナンバーシリーズで、日本だけじゃなくて世界的に注目される大会です。そこでまた自分の凄くクオリティーの高い試合を見せて、これまで以上に僕の強さだったり、エイワスポーツジムの強さを証明していきたいと思います。」

ー最後にファンの方々へのメッセージをお願いします。

「ONE3戦目ですが、自分の圧倒的なパフォーマンスを必ず見せます。相手につけいる隙を与えずに完封的な試合を狙っているので、日本の皆さんは安心して自分の試合を見てください。応援よろしくお願いします。」

ムエタイをもっと見る

Enkh Orgil Baatarkhuu Fabricio Andrade ONE Fight Night 38 28 1 scaled
Phetjeeja Lukjaoporongtom Kana Morimoto ONE 172 3 scaled
Julio Lobo defeats Worapon Lukjaoporongtom via unanimous decision ONE Friday Fights 135
Arian Esparza Nontachai Jitmuangnon ONE Fight Night 29 41 scaled
Yodlekpet vs Anar Mammadov ONE Friday Fights 134 3 scaled
Nadaka Numsurin Chor Ketwina ONE 173 21 scaled
Superbon MasaakiNoiri Faceoff 1920X1280 scaled
superbonnoiri
Rodtang Jitmuangnon Jacob Smith ONE 169 19 scaled
ONE 173 Superbon vs. Noiri Press Conference 11 scaled
1435 scaled
ONE 173 June press conference in tokyo 37 scaled