サイドストーリー

リッチ・フランクリンの視点:「ONE: CENTURY 世紀」が最高の大会になる理由

2019年10月4日

今月、ONEチャンピオンシップはついに100回目の大会という大きな節目を迎える。史上最大の格闘技イベント「ONE:CENTURY 世紀」が東京で開催される。この歴史的な瞬間を祝うのにこれ以上にふさわしい舞台はないだろう。

ONEが見応え満点の対戦ばかりの素晴らしい大会を開催し続けることができているのは、私にとって常に嬉しい驚きだ。

世界最大級の格闘技団体として、ONEはまさにプロダクションと試合の質の新境地を拓こうとしている。

最初に「ONE:CENTURY 世紀」は世界タイトル戦のダブルヘッダー開催になると聞かされた時は、それほど多くのアクションを1日に詰め込むのが可能なのか想像に苦しんだ。

この大会には、素晴らしいアスリート同士の驚くべき対戦が目白押しだ。アウンラ・ンサンブランドン・ベラのライトヘビー級世界タイトルマッチ、世界グランプリ決勝戦3戦、アンジェラ・リーション・ジンナンの再戦、そしてビビアーノ・フェルナンデスケビン・ベリンゴンの4戦目。

ここまでで、まだ魅力の半分もご紹介できていない。

修斗とパンクラスの世界王者対決戦。ファンのためのフェス、「ONE マーシャルアーツ・ファンフェス」。

時々、ONEのイベントを観ると、「次回のイベントでどうやってこれを超えるつもりなんだろう?」と考える。だが、毎回、ONEは新たな驚きを与えてくれる。そのうち、こんな疑問が頭をよぎることすらなくなるだろう。

これまででも、すでに十分にエキサイティングだが、今回の日本はONEウォーリアーシリーズ(OWS)にとっても特別な機会となる。

私の選んだトップ若手格闘家のうちの一人、リト・アディワンは「ONE: CENTURY 世紀 PART I」で池田仙三を相手にONEデビュー戦に臨む。

池田は前回の試合ではダニー・キンガッドと対戦した。キンガッドは今回、フライ級ワールドグランプリ決勝でデメトリアス・ジョンソンと戦う。

池田のような有名選手との対戦の機会を得ることは、アディワンにとっては大きなステップアップだ。もしも池田相手に勝利することができたなら、将来的に世界タイトルも視野に入れられるだろう。

アディワンは爆発的なパワーを持つアスリートで、OWSでの最初の2試合では第1ラウンドでのKO勝ちを決めた。試合で自分の意志を貫き通す選手だ。「ONE:CENTURY PART I」でのパフォーマンスをとても楽しみにしている。

OWSで発掘したアスリートが大きな大会で戦う機会を得るたびに、自分たちOWSチームも個人的に報われる気がする。何ヶ月も懸命に仕事をした成果であり、我々の人材発掘と育成のプロセスの重要性の確固とした裏付けにもなる。

「ONE: CENTURY 世紀」前の週末に行われるファンエキスポで、OWS独自のイベントも開催されることについても誇りを感じている。「ONE Warrior Series 8 」は、渋谷のベルサール渋谷ガーデンでの2日間のONE マーシャルアーツ・ファンフェスの目玉となる。

このイベントには私自身が発掘した格闘家たちも出場するほか、OWSで選ばれた各国の選手たちが日本人アスリートたちと正面対決する。

総合格闘技だけでなく、キックボクシングの試合もいくつか行われる。また、新たな選手がONEチャンピオンシップ参戦の契約を結ぶ場面も見られるかもしれない。

日本はその歴史と伝統のために、アジアの総合格闘技界の指標となってきた国だと思う。今回のイベントは日本でどのように総合格闘技が進化してきたか、そして、他の国々がどの程度追いついているかを知る絶好の機会となるだろう。

「ONE:CENTURY 世紀」では44人のアスリートが集結し、1日で22の素晴らしい試合を繰り広げる。「ONE Warrior Series 8」に出場するOWSの選抜チームだけでも、11ヶ国からの選手が集まっている。

この、いまだかつてない格闘技イベントにおいて、OWSも目玉イベントを提供できることに心からワクワクしているし、感謝している。

OWSで発掘されたアスリートたちが世界的な大会でフィーチャーされるのは、我々にとって本当に大きな一歩だ。ファンたちにエキサイティングなアクションに満ちた戦いを届けたいと思っている。

日本で会えることを楽しみにしている。

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リッチ・フランクリンは、ONEチャンピオンシップの副社長及びONEウォーリアーシリーズのCEO。総合格闘技元世界チャンピオンでもある。記事に書かれたすべての意見は彼個人のものである。