キックボクシング

【1/10大会】“ONE王者カップル” ロッタンとスタンプ同時参戦

2020年1月9日

スタンプ・フェアテックス(タイ)はONEスーパーシリーズ初の2種目での世界チャンピオンであり、格闘技のスーパースターだ。だが1人の恋する少女でもある。

22歳のスタンプはONEフライ級ムエタイ世界王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)と交際しており、「ONE:A NEW TOMORROW」で2人は初めて、同じ大会に出場する。

ONEチャンピオンシップのパワーカップルと言える2人にとって、トレーニングや試合への準備を進めながら関係を深めるのは簡単なことではない。だがタイのスターである2人は、真剣に真摯に向き合っている。

2人のロマンスは、ロッタンがFacebookでメッセージを送ったところから始まった。スタンプも返事をし何度かメッセージをやり取りしたものの、そこまで気があったわけではないという。

スタンプはバンコク東南165キロのパタヤにあるジムに、一方のロッタンはバンコク北部にあるジムに通っており、実際に2人が出会うことはなかった。だが運命は2019年3月に東京・両国国技館であった「ONE:A NEW ERA 新時代 」で2人を引き合わせた。

「彼は日本で試合があって、私も招待されていた。実際に会ったのはその時が初めて」

「エレベーターの前で初めて会ったが、その時はお互いに急いでいたから話す時間はなかった」

「彼の試合を見に行って、そして試合の後にようやく話すことができた。満開の桜の木の下に座ってね」

東京でのロマンティックな出会いの後、2人は付き合い始めた。だがスタンプは慎重だった。

同じキャリアを歩む2人だが、スタンプは時間をかけて相性を確かめたかったのだ。そしてロッタンが紳士であるかどうかを。



「最初はあまり興味がなかった。だって彼は野蛮人みたいだったから」と、スタンプは笑う。

「でも話してみると、とても成熟した人だと分かった。それに謙虚で他人の助言によく耳を傾ける人だった。これが分かる人なら彼は大丈夫だって思ったの」

「私をよく理解しようと、本当に頑張ってくれた。それに私の家族のこともね。彼は完ぺきな紳士。彼と付き合い始めるのは時間の問題だった」

2人は車で2時間ほど離れた場所に住んでいる。週に6日、1日2回のトレーニングを維持しながら定期的に会うのは、相当の覚悟が必要だ。

だがロッタンはスタンプに会うために2時間の運転を厭わない。ただしスタンプがオーケーを出した時だけ。スタンプは、ロッタンの試合への準備に支障が出ないよう気を配っている。

「朝のトレーニングの後に車で会いに来て、外で食事しに連れだしてくれて、そして午後のトレーニングに戻っていった」

「往復するのは本当に大変だから、週に1回か2回にするように彼に言った。彼はとても疲れていて、浮気なんかする余裕もないってわかってたくらい」

2人はこれまで世界王者として、アジアのさまざまな国で開かれる別々の大会に出場してきた。離れ離れになることは頻繁だったが、それでも一緒の時間を作ってきた。

「彼は一日中、電話をかけてくる」

「私の携帯電話はいつも話し中。だっていつも彼が電話をかけてくるから。彼に時間があってトレーニングがないなら私に会いに来る。私のトレーニングが終わるのをジムで待って、食事に連れ出す」

だがスタンプは、プージャ・トーマル(インド)と対戦する次の試合でとうとう、ロッタンと同じ大会に出場することになった。ロッタンがメインイベントでジョナサン・ハガティー(英国)との対戦を終えれば、待望の2人きりの時間をに過ごすことができるだろう。

今はどちらも懸命にトレーニングに励んでいる。お互いのサポートがあるからこそ、彼らはジムでもより頑張れるのだ。

今はまだ離れ離れのままかもしれないが、2人の心は1つ。お互いを励まし合うことで、2人はこれまで素晴らしい成果を挙げてきた。そしてそれが「ONE:A NEW TOMORROW」でも続くことを、2人は願っている。

「優しく話しながら励まし合っている。だって2人とも疲れているから」

「疲れていても、彼は会いに来てくれる。どんなことでも、私たちはお互いに助け合っている」

バンコク | 1月10日 (金) | ONE: A NEW TOMORROW| 公式アプリで生中継(無料)|日本公式Twitter日本公式Instagram