2025年のサブミッション・トップ5を発表!伝説ガルシアがまさかのタップアウト、ルオトロがMMAデビュー戦で一本勝ち

Lachlan Giles Marcelo Garcia ONE Fight Night 38 4 scaled

格闘技で絶対的な支配を示す瞬間——それがサブミッションフィニッシュだ。チョークは相手にタップか失神を迫り、関節技は即座の降伏か負傷の二択を突きつける。

2025年、ONEチャンピオンシップはサブミッショングラップリングとMMAの両方で、グラップリング技術の極致を見せつけた。

歴史的な番狂わせから伝説的なカムバックまで、今後何年も語り継がれるサブミッションが次々と生まれた一年だった。世界最大の格闘技団体が届けた2025年のサブミッション・トップ5を紹介しよう。


#1 ジャイルズ、“ラッキー・ロック”で伝説ガルシアに一本勝ち!

ラクラン・ジャイルズは輝かしいキャリアの最後に、最高の一戦を残した。

昨年12月開催の「ONE Fight Night 38」で伝説のマルセロ・ガルシアとの対戦が決まると、オーストラリアのイノベーターは喜んで引退から復帰した。

史上最高のBJJ競技者と呼ばれる相手との一戦。39歳のジャイルズは、このライト級サブミッショングラップリング戦に特別な何かが必要だと分かっていた。彼はひたすら訓練を重ね、”マルセリーニョ”専用の技を磨き上げた。それが後に“ラッキー・ロック”と呼ばれることになる。

ガルシアは得意のプレッシャーパッシングと卓越したオーソドックスな技術で攻めてきたが、ジャイルズはトレードマークのKガードから見事なガードリテンションを展開した。

何度も足絡みを仕掛けた後、ジャイルズは素早く腰を回転させると、流れるように変形膝十字固めへ。7分03秒、ガルシアがタップした。

自分が史上最高と認める男を一本で仕留めた直後の引退。これ以上ない幕切れだった。


#2 マンスール・マラチエフ、ノースサウスチョークでブルックスが失神!

激しい因縁が今年10月の「ONE Fight Night 36」で決着の時を迎えた。マンスール・マラチエフと元ONEストロー級MMA世界王者ジャレッド・”ザ・モンキー・ゴッド”・ブルックスが、ついにリング内で白黒をつけた。そして最後に笑ったのは、ダゲスタン出身のレスラーだった。

1Rは接戦。しかし2ラウンド、マラチエフがギアを上げた。34歳のマラチエフはブルックスを高々と持ち上げると、強烈なスラムを叩き込んだ。

“ザ・モンキー・ゴッド”はスクランブルで逃れようとしたが、首が空いた。ヘッドロックの体勢から、マラチエフは見事にグリップを切り替えてノースサウスチョークへ。蛇のように締め上げられ、ブルックスはタップが間に合わず失神した。

このフィニッシュは因縁に決着をつけただけではない。フライ級MMAトップ戦線に新たなタイトル挑戦者の到来を恐怖とともに知らしめた。


#3 ルオトロ、MMAデビュー戦でリーを絞め落とす!

ONEウェルター級サブミッショングラップリング世界王者タイ・ルオトロは、ONEで8戦全勝。すべての挑戦者を退けてきた。そして今、双子の兄ケイド・ルオトロに続き、2競技制覇を目指す時が来た。

22歳の天才が2025年9月の「ONE Fight Night 35」で初めて4オンスグローブをつけたのだ。相手は並の選手ではない、シンガポール系アメリカ人スター、エイドリアン・”ザ・フェノム”・リー。最強遺伝子を持つ彼はプロ3戦全勝、しかも3勝すべてが一本勝ちだった。

BJJエースは意外なほどシャープな打撃を見せ、スタンド打撃でリーに何発かヒットを当てた。だが2ラウンド、ルオトロは自分の土俵に引きずり込んだ。リーをマットに叩きつけ、容赦ないグラウンド&パウンドを浴びせる。

リーの首元が空いた瞬間、ルオトロはキャリアで何度も繰り返してきたことを実行した。教科書通りのリアネイキドチョークを極め、印象的な勝利を収めた。さらに5万ドルのパフォーマンスボーナスも獲得。鮮烈なMMAデビューとなった。

 
#4 バータルフー、アンドラージからタップを奪い世界王座を獲得!

エンク・オルギル・バータルフーが「ONE Fight Night 38」で人生最大の勝利を手にした。ファブリシオ・”ワンダーボーイ”・アンドラージを下し、ONEバンタム級MMA世界タイトルを大番狂わせで奪取したのだ。

王座への道は険しかった。アンドラージは1Rにバータルフーをダウンさせた。だがモンゴル人ウォリアーは屈しなかった。執拗なグラップリング攻撃で、ブラジル人王者を何度もマットに引きずり込む。グラウンドでの打撃とサブミッションの脅威で追い詰めていった。

4ラウンド、アンドラージの心身が限界を迎えた。疲弊したアンドラージがプレッシャーから逃れようと背中を向けた瞬間、バータルフーが動いた。リアネイキドチョークを極め、1分33秒でタップを奪った。

この勝利でバータルフーは、師匠である元ONEフェザー級MMA世界王者ジャダンバ・ナラントンガラグに続く、モンゴル2人目のONE世界王者に輝いた。


#5 アバズベク・ホルミルザエフ、アームバーでヴァン・ルーイェンの腕を破壊!

ONE Friday Fightsシリーズで結果を残してきたアバズベク・ホルミルザエフ。今年11月のONE Fight Night 37」で、大舞台に相応しい選手だと証明した。

24歳のウズベキスタン人は、無敗のウィリー・”ホワイト・ライオン”・ヴァン・ルーイェンにONEの洗礼を浴びせた。南アフリカ人の完璧な7戦全勝を打ち砕いたのだ。

打撃の応酬の後、ホルミルザエフが美しいラテラルドロップを決めた。マットに叩きつけた瞬間、ヴァン・ルーイェンの右腕を捕らえ、アームバーへ。ヴァン・ルーイェンは最初防いだが、ホルミルザエフは冷静に掴んだ腕を逆方向に曲げた。1ラウンド3分52秒でタップアウト。

ホルミルザエフは、ONEの激戦区フライ級MMAで最も危険なファイターの一人になった。

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